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「関東への進出については、東証グロース市場に上場する前から構想していて、2020年はじめに神奈川県相模原市に“アンジェス相模原”を開設しております。2025年と2026年で関東圏で6棟、284室の新規開発を計画しております。創業15周年の本年は、更なる飛躍を求めて新たな施策に取り組んでいく予定です。」
と、関東圏での事業展開と今後の新たな取り組みについて語りました。
同社 業務管理部DX課の岡愛慧さんは、自社開発のシステム「ケアマスター」について、
「弊社では紙媒体の廃止・教育コストの見直しなどが課題として挙がっていました。介護業界では未だに紙媒体で管理し、手作業や事務処理に時間を費やしている(ところが多い)という課題がございます。また1対1の訪問介護だからこそ、利用者様によって提供する介護サービスが異なってまいりますので、教育にも時間やコストがかかっていました。」
とこれまでの課題を述べ、それらを解決する社内システムとして「ケアマスター」を内製したと説明しました。
この「ケアマスター」には多数の機能が盛り込まれており、例えばシフトの自動生成・業務割り当て機能・業務報告や記録といったこともできるシステム。
「ケアマスターを使うことで、全国のアンジェスに携わる職員一人ひとりの頭の中にある知見をどんどんと集積していくことができます。それらは全社で蓄積・共有ができますので、さらなるサービスの質の向上や、ノウハウを読み込ませたAIの活用などに繋げることができると考えております。」
と、岡さんは今後の展望についてコメント。
現在は数拠点に導入してテストを行っている段階で、6月には全拠点に導入を予定しているそうです。
続いて施設管理部 次長 アンジェス八王子施設長の推葉晴宣さんから、アンジェス八王子について紹介がありました。
「アンジェス八王子が3月、アンジェス八王子高尾が6月にオープンを控えております。内覧会も行わせて頂き、たくさんの方に来て頂きました。転居先としてはもちろん、終の住処として住居を探されている方は本当に多いことを実感しております。」
とコメントし、非常に反響があったと語りました。
アンジェス八王子は、医療対応可能な看護併設型モデルのサ高住。施設は3階建て・50室(最大52名まで入居可能)となっていますが、2階は医療必要度が高い方が入居するフロアとなっているそうで、ナースステーションなども完備。
1階と3階もバリアフリーが完備されたフロアとなっています。
同社 訪問看護部部長 訪問看護ステーションルーチェの天生目理香さんは、一人ひとりの人生を大切にし、入居者だけでなく家族にも寄り添ったケアを実現するべく、T.S.Iではコミュニケーションを大切にしていることを説明してくれました。
各種説明の後、実際に施設を見学させて頂きました。
各階にあるお風呂場は、職員・利用者で事前に入浴時間を決めて入る個浴。2つの浴場があり、それぞれ手すりなどの配置を逆にすることで、半身麻痺の方でも力が入る方の手足を利用できるよう設計されているそう。
洗濯機も3台揃っており、入居者の家族をはじめ自身で利用できるなど、今まで家庭で行っていた家事の延長線上のような形式を取っています。
入浴時間は一人につき1時間程度で、週2回利用する方が多いそうですが、入浴回数は事前相談などで多くすることも可能。
また寝たきりの方用に、1階には寝たまま入浴できる浴場も備えています。
廊下は車椅子も通れるよう幅広になっており、完全バリアフリー設計で段差などもありません。
こちらは居室。
居室には一人部屋のほか夫婦部屋も備えており、夫婦だけでなく親子や広い部屋に住みたい方も入居可能とのこと。
各階には談話スペースも設けられており、入居者同士はもちろん来訪した家族とのコミュニケーションなど、自由に利用することができるスペースも完備。
また、食事前には誤嚥防止の体操を行ったり、回転寿司チェーンの「スシロー」と業務提携し、月に1回寿司を提供するなど、季節イベントやレクリエーションにも力を入れています。
入居者に寄り添うサ高住「アンジェス八王子」は、3月1日よりオープン。
詳細について知りたい方は、公式HPをご参照ください。
URL:https://www.t-s-i.jp/anges/hachioji/index.html