- 週間ランキング
「エチオピア・イルガチェフェのコーヒー豆は、アフリカで生産されるコーヒーの中でも高い品質で知られ、爽やかで豊かな香りが特徴。世界各国に輸出されており、多くの人々に愛されています。」
とエチオピアのコーヒー豆を紹介。
しかし、地球温暖化によってコーヒー生産地が縮小してしまう中、需要は拡大していき供給不足に陥ってしまう「コーヒー2050年問題」にもエチオピアは直面しています。
ダバ大使閣下は本問題についても言及し、
「アビー・アハメド・アリ首相のリーダーシップのもと、エチオピアではグリーン・レガシー・キャンペーンによって相当数の植樹を行いました。コーヒーの生産量減少の可能性に対処するにに役立つと考えています。」
と、国が主導して本問題に対する取り組みを行っていることを紹介。
「しかし、コーヒーの生産性は栽培面積が増えている割に向上しておらず、コーヒー生産農家を奨励するためには適正な価格が必要なのです。」
と続けて語り、化学肥料を使用しない栽培方法によるデメリットがある点も強調し、適正な価格での取引を今後も行なっていって欲しいと訴えかけました。
続いて、ファミリーマート商品本部長補佐の木下紀之氏が登壇。
木下氏からはFAMIMA CAFÉについての説明や、10月22日からリニューアル発売される新しいモカブレンドについて紹介。
「ファミリーマートでは2019年から、品質が徹底管理され世界で数%しか採れない非常に貴重なスペシャリティコーヒーと言われるエチオピア イルガチェフェ産の豆を60%使用しています。今回のリニューアルではその点は変わらず、2022年に採用した“香る焙煎”からさらに高温・短時間で焙煎することにより、現在販売しているモカブレンドよりも16%香りが豊かになっています。」
と、リニューアルするモカブレンドの特徴を語りました。
その後はダバ大使閣下と木下氏がリニューアルしたモカブレンドを試飲。
ダバ大使閣下は、
「フルーティーでフローラルな香りが素晴らしく広がります。エチオピアのコーヒー豆のおいしさがよく表現されております。」
と感想を述べました。
また木下氏も続けて、
「個人的にも実は毎日モカブレンドを飲んでいるのですが、今回のリニューアルで感じるのはモカの特徴である最初の香り。また、爽やかな酸味を感じながら、今まで以上に後味のほのかな甘味とすっきりさが実現出来ています。」
とリニューアル後のモカブレンドをアピールしました。
木下氏は、現在コーヒー業界が直面する2050年問題に言及。
「お客様に安定的においしいコーヒーを供給し続けるという観点でいくと、生産国との対話・協業が必須であるという風に感じております。」
とコメント。
今年の春から、モカブレンド1杯購入につき1円を寄付するプログラムを立ち上げ、エチオピアへこれまでに約500万円相当分を寄付。
また、ファミリーマートの社員が実際にエチオピアを訪問した際、学校を訪れた時にトイレが少ないことが問題となっていると知り、トイレ増設のための寄付を企画中であるほか、教科書の寄贈といった支援の準備も進めているそうです。
その他、ファミリーマートでは各店舗から出るコーヒー豆の抽出後の豆かすが約4,180トン/年となっていることから、その豆かすを利用した脱臭ポットを全国の約15,900店舗に設置することも発表しました。
新しくなった「モカブレンド」は、10月22日より発売開始。さらに香り高くなったモカブレンドをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
また、コーヒー生産地を応援したいという方は、今後のファミリーマートの支援活動にもぜひご注目ください。
FAMIMA CAFÉ特設サイト:https://www.family.co.jp/campaign/spot/famimacafe.html