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「デザインの領域で台日が交流するのは初めてのこと。ぜひ日本の皆様にも、台湾の素晴らしい製品をお届け出来ましたら幸いです。」
と語りました。
続いて台北駐日経済文化代表処 の李逸洋(リ・イツヨウ)大使が登壇し、
「優秀な受賞製品を通し、台湾のデザインが日本で広まっていくことで台日の市場交流をさらに深め、両国が今後も協力してトレンドをリードする作品を生み出すことを期待しています。」
と、台日のさらなる関係発展へ期待を寄せていました。
続いて登壇した公益財団法人日本デザイン振興会の深野弘行理事長は、
「東京のビジネスの中心として伝統のある丸の内において、受賞製品を一同に眺め触れることが出来るイベントの開催は非常に意義深いこと。今日から始まるこのイベントが成功することを心から祈念致します。」
と語りました。
台湾貿易センターと日本デザイン振興会は、この取り組みにあたってMOU調印式を行っており、会場では調印した覚書を披露し、笑顔で握手をする場面も。
その後は本イベントアンバサダーを務めるディーン・フジオカさんが登壇し、あいにくの天候の中で来場した方々へ日本語と中国語で挨拶を行ったほか、ディーンさんへ台湾エクセレンス受賞製品も贈呈。
来場者の期待感が高まるオープニングセレモニーとなりました。
オープニングセレモニー後には、ディーンさんが登壇して「台湾エクセレンストークショー」を実施。
香港から移住した台湾在住時代の話などを披露したほか、実際に台湾エクセレンス受賞製品を体験することに。
オールラウンドロードバイク「SCULTURA TEAM」は、世界のトッププロ選手も愛用する1台で、その軽さにディーンさんも「片手で持てちゃいますね!」と驚かれていました。
続いてエイサーピュア社のエアサーキュレーター。
非常に高い静音性と省エネを実現しながらも、送風距離が最大25mとパワフル。ディーンさんも「2階の方達にも風が届くかな?」と楽しそうに製品を体験していました。
世界最小の親指型アウトドア用浄水器の体験の際には、ペットボトルに入った濁った水が非常に綺麗な水へ早変わりする様子が実演され、ディーンさんも「すごい!」と驚かれていました。
ディーンさんは、
「これから色々な可能性が生まれていくんだなと思うと、ワクワクしますね。夢が詰まっているアイテムを紹介して頂いて、自分も今後の活動のエネルギーを頂いたなと思います!」
と感想を述べ、トークセッションを締めくくりました。
今回のイベント「2024 TAIWAN EXCELLENCE in TOKYO ft. GOOD DESIGN AWARD」の中で、注目の製品をいくつかご紹介致します。
こちらは様々な植物成分をベースに、リスクの高い科学物質などを取り除き、健康食品や食品グレードの植物性成分を優先的に使用するなど、食品と同じような姿勢で開発された歯磨き粉。
厳選されたサステナブルな樹木粉末は食品グレードの植物性成分でもあり、USDA(米国農務省)からもバイオベース100%で持続可能な製品であると認証を受けているのだとか。
O’right 会長 CEOの葛望平さんは、
「色々な国を旅した際に、使ってきた歯磨き粉全てに科学成分が入っていてびっくりしました。そこで原料から成分まで完全な天然成分の歯磨き粉を作りたいと思い、本製品が誕生しました。科学成分を使った歯磨き粉は発がん性があります。(将来的には)それら発がん性のある歯磨き粉を完全に廃棄していけたら、と考えています。」
と語って頂きました。
「32インチ FindARTs リアルアートスクリーン」は、絵画やデジタル作品などのオリジナルアート作品を美しく表示可能な、まるで美術館の絵画のようなクオリティのアートディスプレイ製品。
実際の絵画が飾ってあるかのように見える程の美しさで、画面が自動で切り替わるまでディスプレイだと気づかない方もいる程。
製品には最初から同社が契約した台湾・ヨーロッパなどの絵画データが内蔵され販売する形式となっていて、購入時にオプションなどで数・種類を選択することが可能。
AUO Japan 代表取締役社長の石橋浩司さんは、
「画面の反射とフェーズを上手く調整することで、PCなどの画面とは違った、アート感を表示出来るようにチューニングしております。実際に見て頂くと油絵のようなタッチが再現されているので、つい触ってみたくなるようなリアルな絵画調を再現しているディスプレイとなっています。」
と説明してくれました。
「人間工学モニターアーム Ares」は、人間工学に基づいて設計された、高機能な外付けモニターアーム。
台湾ではゲーミング需要が非常に盛んとなっており、本製品はその需要に応えるべく開発されたそう。
指一本で操作が可能となっており、モニターをどのような位置にも移動することが可能なほか、決して垂れ下がることがない点が特長。
独自の「Static Equilibrium-無段階移動停止技術」を使用し、様々な重さのディスプレイにも対応可能とのこと。
日本での販売代理店であるウィンテクノ 取締役 常務の梁川寛さんは、
「MODERNSOLID社は元々モニターアームを20年以上開発しているメーカーなのですが、その経験やノウハウなどを結集させ、重いモニターでも軽く自在に動かせる製品となっています。独自の内蔵機構を搭載し、“ジャストワンフィンガー”という標語通り、指1本で簡単に動かすことが出来ます。」
と話し、展示してあった製品はカタログスペックで最大49インチ・重量17kgまで対応出来るモニターアームとのこと。
まだ日本での発売はしておらず、今後国内でも展開予定となっているそうです。
今回紹介した製品はごく一部。非常に魅力的な製品が多数展示されていた「2024 TAIWAN EXCELLENCE in TOKYO ft. GOOD DESIGN AWARD」ですが、一部製品はKITTE 丸の内3階のポップアップストアでも販売しています。
ポップアップストアは2024年10月11日までの開催となっているので、興味を持たれた方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
公式サイト:https://www.taiwanexcellence.org/jp/2024intokyo/
ポップアップストア詳細:https://gds.tokyo/pages/marunouchi_store