- 週間ランキング
本イベントの開会セレモニーに登壇した東京都 産業労働局長の田中慎一氏は、
「本日は台風一過で暑くなりそうですけれども、昨日までの台風で大きな影響を受け、残念ながら参加を予定していた企業や自治体の中でもやむを得ず参加出来ないところもございました。色々と大変だったかと思いますが、力を合わせて一緒に(本イベントを)盛り上げてまいりましょう。」
と、前日の台風による影響について言及しつつ、挨拶の言葉を述べました。
また、当日出席が叶わなかった小池百合子都知事のメッセージも代読。
「今回は全国28の都道府県から、約120の企業・団体の皆様が各地の誇る木材製品を出展・販売致します。また、新たな試みとして、森林・林業の仕事に触れられる体験型の展示など、一般来場者の皆様に向けた企画を多数ご用意致しました。家族連れをはじめとする来場者の皆様、ぜひ木のある暮らしを楽しんでください。また、国内外の木材の需要が拡大傾向にあり、国内の森林資源が充実している今こそ、 全国が連携して国産木材の利用拡大を図るチャンスです。東京から国産木材の需要を一層喚起し、地域経済の活性化にも繋げたいと思います。」
とコメントを寄せました。
続けて登壇した林野庁の青山豊久長官は、
「我が国の森林は大半が利用期を迎えておりまして、切って・使って・植えて・育てるという森林資源の循環利用を進め、 地域の林業や木材産業を盛り上げ、2050年のカーボンニュートラルの達成に対して貢献していくことが重要だと考えております。本イベントは国民の皆さんに木の良さを知って頂いて、暮らしの中に木を取り入れる、そうしたことを通じて木材利用の拡大に繋げていく、大変重要な取り組みだと考えております。」
と挨拶を行いました。
さらにスペシャルゲストとして、ガチャピンとムックも登壇。
ガチャピン「木や森に関わる仕事をたくさんお勉強出来る場所って聞いて、来るのをとっても楽しみにしてたんだ!」
ムック「今日はですね、いろんなステージがあると伺いましたので、もうガチャピンと一緒に回って楽しみたいと思っております〜!私たちのステージもありますから、ぜひ2日間一緒に楽しみましょう〜!」
とそれぞれコメント。
伝統的な建築技法で、木と木を繋ぎ合わせる「チギリ」が中に入った枡を、飛騨産材の木槌で開く「鏡開き」を行いイベントが開幕となりました。
森林が様々な工程を経て私たちの生活に届く「川上」から「川下」までのプロセスを、原木や家具などの展示を通して紹介する導入展示ゾーンや、木にまつわる「しごと」にフォーカスし、展示・ワークショップを展開。「育む」「伐る」「挽く」「組む」「創る」の5つのカテゴリーと「ふれあいの森」「森のカフェテリア」で構成した体験展示ゾーンで展開されたWOODコレクション2024「JAPAN ReWOOD」。
木を「組む」しごとゾーンでは、国産材を使った木製ジャングルジム「くむんだー」を子どもたちが組み立て、木槌を叩いている「トントン」という音と、楽しそうな声が響いていました。
こちらは東京都や林野庁などの取り組みを紹介する展示ブース。
全国森林組合連合会のブースでは、森林の成長のための「木の密度調整」により伐採された“間伐材”で作られた缶“カートカン”のコーヒーを提供し、間伐や同団体の取り組み、認定マークの認知拡大のため普及活動を行っていました。
その他にも多数のブースや展示があり、木の魅力に様々な形で触れられた本イベント。
子どもが安心して遊べるブースも多数出展されており、多くの家族連れで賑わっていたのが印象的でした。
その他にも、特設ステージでガチャピン・ムックらによる親子向けステージや、お笑い芸人「もう中学生」による木をテーマにしたモクモクライブショー、ギタリストの手島いさむさんをゲストに招いた国産材楽器による演奏会など、豪華なプログラムで2日間開催されたWOODコレクション2024「JAPAN ReWOOD」。
今回参加出来なかったという方も、次回はJAPAN ReWOODへぜひ参加してみてください。
またこれを機に、日本の森林や国産木材に関する取り組み・製品などへ注目してみてはいかがでしょうか。
WOODコレクション2024「JAPAN ReWOOD」:https://www.rewood-collection.com/