リーテックス株式会社は、AI時代において人間の尊厳を守る新たな事業として「ONEデジ事業」を開始。

それに伴い、都内で新サービスのローンチ発表会を開催しました。

 

AIの進化による文書偽装に新電子署名サービス「ONEデジ!」ローンチ

 

リーテックスとは

リーテックスは「LegalTech × FinTechのMulti Tech」ベンチャー企業。

社会のIT化に遅れがちな法制度を、Legal Techによる革新的なソリューションで支えることを目指し設立。デジタル・トランスフォーメーションに取り残されがちな中小企業の業務効率化の推進を図るサービスを行っている企業。

代表取締役を務める小倉隆志さんは、武蔵野大学 法学部の客員教授としての一面も持っており、IT発明家として特許を10件保持するなど“本当のリーガルテック”を展開するべく活動しています。

今回リーテックスは、新サービス「ONEデジ!」を3月4日にローンチ。都内にて『生成AIにはできない「真実の証明」ONEデジ!新サービスローンチ発表会』を開催しました。

 

生成AIの進化によるフェイク・文書偽装等に対応する電子署名サービス「ONEデジ!」

「生成AIが作り出した画像などは、近い将来人間の目では見抜けなくなる。」

そう言われる程に、AI技術の発展は凄まじいものがあります。

都内で開催された「ONEデジ」の新サービスについて発表する『生成AIにはできない「真実の証明」ONEデジ!新サービスローンチ発表会』に登壇した小倉さんも、

「一昔前に私はジュラシックパーク初めて見た時にびっくりしました。恐竜が動いてるわけですからね。まるで本物みたいでしたが、あれが簡単・すぐに出来るようになってしまうんです。オンライン会議でも、あと1〜2年もすれば相手が人間なのか殆ど分からなくなる時代が来るかもしれません。」

と話し、生成AIによる偽物と本物の区別がつかなくなる未来を危惧。

「AIが作ったのか、人間が作ったのか。特に(注文などが)人間の意志によるものなのかという部分がとても重要です。それを証明するツールが電子署名になります。」

と説明。しかし、この技術は40年程前に作られたもので、コストもかかり機能も限定。さらに量子コンピューターが発展することにより、これまでの電子署名の暗号が解読され、悪用される危険性もあるとコメント。

そこで最新技術を駆使し、新たな電子署名サービス「ONEデジ!」をローンチしたと説明しました。

ワンタイムパスワードやブロックチェーン技術を駆使することで、これまで使用していた「PKI暗号方式」「立会人方式」を使用せず、量子コンピューターの脅威に影響されない安全な電子署名サービスだと説明。

使用用途もこれまで一般的だったPDF以外のファイルでも利用可能で、例えば動画ファイルなどにも使用可能。署名は履歴を追うことが出来るため、改定の経緯なども追跡出来るなど、非常に画期的な仕組みとなっています。

既に国内では特許を取得済みで、アメリカやヨーロッパといった世界的にも特許を申請中とのこと。

既にサービスは展開出来る状態だったそうですが、“グレーゾーン解消制度”を利用して国や地方公共団体との電子契約に利用可能であるとデジタル庁・総務省・法務省・経済産業省・財務省に、そして建設業法上適正な電子契約であることを国土交通省に確認が取れたため、ローンチに至ったと説明しました。

利用料金も18,000円からとリーズナブルなほか、初期費用も無料。さらに従量制課金をしない方針なのだとか。

小倉さんは、

「法律上色々なことを書面で残さないといけない業界で、紙(の書面)を使うことが多い建設業や運送業などに採用されていって欲しい。また、中小企業など業種や規模を問わず広く使って頂き、これから進展していくAI時代に備えて頂きたいと思います。」

と今後の展望を語りました。

 

トークショーには特別ゲストとして「さらば青春の光」が登壇

本発表会にはお笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さん、東ブクロさんがゲストとして登壇。

個人事務所で社長・副社長をそれぞれ務めている森田さん・東ブクロさんのお2人も、今回のサービスには興味があったようで、真剣に話を聞かれていました。

お2人にAIについてのエピソードを聞く場面では、森田さんは競艇に行った際にAI予想で大損したそうで「AIに身を滅ぼされると思います!」と、会場の笑いを誘うトークを展開。

一方、東ブクロさんは「よくSNSとかでグラビア写真があるじゃないですか。そこでこれは!と思った画像をよく見たらAIグラビアだったことが多くて。腹が立ちますよね。しかもその後AIグラビアばかり表示されるので。」と怒りのエピソードを披露し、会場を笑わせていました。

小倉さんはAIの生成画像などと関連し、なりすまし画像などのほか、架空発注が恐ろしいと説明。

「発注書だけなら誰でも作れてしまうため、それが本当に取引先企業による発注かどうかが分からない。例えばミーティングしていて、半導体を1億円発注される。いつもと配送先が違ってもそのまま進めてしまい、商品を送ってしまったら最後で、半導体は転売され支払い期日になってもお金は入ってこない。こういうことが起こり得るんです。これって非常に恐ろしいですよね。」

と解説しました。

森田さんもその危険性を理解し、ONEデジについて「痛い目に遭う前にやらないとダメですよね。」とコメント。

小倉さんのサービス説明には、

「絶対的に今までのやつよりは便利になってますね。自分たちが一番怖いのが“なりすまし”なので、そのリスクを回避出来るというのはありがたいなと思います。」

とコメントしました。

その後はサービス名「ONEデジ」で“あいうえお作文”を作ることに。

森田さんは、

O:おっさんも
N:ねえさんも
E:笑顔に
デ:できるシステム
ジ:ジジイも。

という作文を。東ブクロさんは、

O:おおこれは
N:なかなかすごい
E:ええシステム
デ:でも僕は
ジ:じりきでがんばります

という作文を即興で披露し、森田さんのツッコミもあって、会場の笑いを誘っていました。

 

非常に手軽に、誰でも現実にいるような作品が作れることから、多様な問題も噴出している生成AI。今後ますますAI技術は発展し、人間では判別が不可能になると言われ、それらの技術が悪用されてしまう可能性も予想されています。

そして、従来のコンピュータの1億倍の処理速度が出せると予想される量子コンピューターの発展により、現在使われている「電子署名すら偽造される可能性がある」とも言われる中で登場した、40年前の技術を使用している電子署名に技術革新をもたらすサービス「ONEデジ!」が、3月4日より展開を開始。

「より多くの方にたくさん使って欲しい」という小倉さんの想いに共感した方、また危機管理のためより強固な電子署名サービスを利用したい方は、一度特設ページなどでサービスについてご覧になってみてください。

リーテックス:https://le-techs.com/
「ONEデジ!」特設ページ:https://le-techs.com/onedigi-doc/

情報提供元: TORSO JACK
記事名:「 AIの進化に伴うフェイク・文書偽装に対抗!リーテックスがデジタル証拠の最新技術「ONEデジ!」をローンチ