- 週間ランキング
このうち、免疫グロブリン製剤が免疫性血小板減少症等の難病の治療に有用であることが明らかとなり、医療現場での需要が高まっています。
しかし血漿分画製剤は国内の献血量が足りず、海外からの輸入に一部頼っているのが現状。そのため、日本赤十字社は血漿分画製剤の国内自給を目指し、血漿成分献血専用の献血ルームを名古屋・大阪の2ヶ所に設置。
そして3ヶ所目として、東日本初の血漿成分献血専用ルーム「東京八重洲献血ルーム」を2023年5月1日よりオープンしました。
東京八重洲献血ルームは、東京駅八重洲口目の前に位置するYANMAR TOKYO 3階に5月1日よりオープン。
東京の表玄関ともいうべき東京駅に面した八重洲の一等地にあり、東京駅から地下道で直結もしています。
周辺は銀座・日本橋等、歴史と風情のある街と日本有数の繁華街・オフィス街のイメージから和モダン的な要素を程よく取り入れ、江戸情緒となる江戸切子風のデザインなど落ち着きのある雰囲気を演出。
待合室の椅子等には和柄模様の造作家具が設置されています。
また、採血エリアは広々としており全部で12席。完全予約制のため献血の待ち時間がなく、ストレスなく献血することが出来る点が嬉しいポイント。
シートの間隔は広々としており、献血の際も全くストレスを感じずに受けられるよう配慮。
採血シートには各席にタブレットが付属しており、テレビ・YouTube・アプリ等を楽しむことが出来るほか、電源も完備されているため自分の端末を持ち込むことも可能。
待合室の窓側にはコワーキングスペースも用意されており、コンセント・USBポートも完備。東京駅周辺の景色を見ながら献血が終了するまでの合間に作業を行うことが出来ます。
飲み物を飲みながらゆったりと待つことも可能。およそ1時間程度で献血は終了するそうなので、和モダン調のおしゃれな空間でゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。
東京八重洲献血ルームで行われた開所式には、日本赤十字社社長の清家篤さんや厚生労働大臣の加藤勝信さん、そして東京都知事の小池百合子さんらが登壇されました。
清家社長は今回の開所を喜ぶと共に、
「血漿分画製剤の国内自給に貢献するために理解を広げると共に、献血者の視点に立って完全予約制を取り入れるなど新たな試みを行なっています。改めて今回東京八重洲献血ルームを開所出来たことに、皆様へ感謝申し上げます。」
とコメントされました。
小池都知事も東京八重洲献血ルームについて、
「東京駅の目の前にあり、待合室ではリモートワークが出来る。新幹線ではグランクラス、もしくはそれ以上の体験が出来る施設です。」
と説明。
「献血で採取された血液は、輸血だけでなく薬になって火傷や感染症・難病等の治療に利用されています。しかし、それはあまり知られていません。東京都もさらに(認知拡大に向け)語りかけていきます。」
とコメントされました。
東京駅の目の前に5月1日よりオープンした東京八重洲献血ルーム。
日本で3ヶ所目・東日本では初となる血漿成分献血専用ルームは、和モダンな空間・コワーキングスペース完備・完全予約制等によって居心地抜群の空間となっています。
血漿分画製剤の自給へ貢献したい方や、仕事の合間等でも難病に苦しむ方に貢献したいという方は、本ルームで献血に協力してみてはいかがでしょうか。
完全予約制となっているので、詳細については特設ページよりご確認ください。
URL:https://www.bs.jrc.or.jp/ktks/tokyo/place/m1_01_17_room.html
公式Twitter:https://twitter.com/yaesu_R