- 週間ランキング
チョコレートはもちろん、飲料・衣服など様々な領域へカカオを活用することで、ロッテはカカオを通してワクワクする未来に繋がるものづくりに挑戦し続けています。
このプロジェクトで出来上がった製品を一部紹介すると、カカオの生産(栽培)から取り組み、最高のチョコレートを追求し続けて誕生した、口の中で少しフルーツのような香りが漂うチョコレート菓子「DO Cacao chocolate」。
チョコレート生産の過程で出てしまうカカオ豆の皮「カカオハスク」を染料抽出することで、カカオハスクで染色したネクタイ「CACAO TIE」。
カカオハスクをボタニカル原料として製作したお酒で、ロッテ初となるクラフトジン「CACAO GIN」などを展開しています。
「カカオハスク」とは、チョコレートに使用しているカカオ豆のまわりを包んでいる皮のこと。
※チョコレートに使用する部位は「カカオニブ」と呼ばれ、すり潰して砂糖やココアパウダー・乳製品を加えることでチョコレートが完成します。
カカオハスクはチョコレート製造に際して必ず出てしまうものであり、長年捨てられ続けていた廃棄品でもありました。
しかし、フードロスや廃棄物の削減・再利用が求められている昨今、ロッテではカカオハスクの飼料・肥料へ使用するなどの再利用を続けているほか、さらなる活用・アップサイクル方法を研究し、「LOTTE DO Cacao PROJECT」でも様々な製品にカカオハスクを有効活用(カカオサイクル)しています。
今回、そのカカオハスクの活用方法について、未来に繋がる新しい活用方法を子供たちと一緒に考えたいという思いから、小学4年生〜6年生の子供たちを対象にアイデアを募集したコンテスト「小学生カカオハスクアイデアコンテスト2022」を実施しました。
このコンテストには200以上の作品が応募され、どれも資源の有効活用を子供たちが真剣に考えた素晴らしい作品ばかりが揃いました。
ロッテは応募された作品の中から、「優秀賞3名」「佳作7名」「学校賞1校」を厳正な審査のもと決定。
その授賞式が東京都・渋谷区の「LOTTE DO Cacao STORE」にて行われました。
この授賞式に登壇した、株式会社ロッテ 執行役員 中央研究所 所長の芦谷浩明さんが挨拶を行い、これまでの取り組みなどを紹介。そのまま、今回受賞した作品も発表されました。
今回優秀賞を受賞した3名の小学生もオンラインで参加し、それぞれに賞状の授与を実施。
どれも子供ならではの柔軟な発想や着想ばかりで、「資源の有効活用を正面からしっかりと考えていて、素晴らしい!」と審査員も絶賛しています。
芦谷さんは、
「30年間、チョコレート作りに関わってきましたが、この様なアイデアに初めて出会いました。最も嬉しかったことは、皆さんチョコレートの香りに着目して発想してくれたことです。素敵なアイデアを形にできるよう、一層研究に励みます!」
と話します。
また、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授の蟹江憲史さんは、
「この課題に限らず、ほかの資源課題にも活かせると思います。このコンテストで終わることなく、再利用などでこういった発想を活かして、今後一緒に社会を良くしていければと思います。」
と動画でコメントを寄せられていました。
会場には審査員の1人で、チョコレートジャーナリスト・ショコラコーディネーターの市川歩美さんも登壇。
「応募されたアイデアがどれも本当に素晴らしくて審査が本当に難しかった」とコメントし、続けて
「素晴らしいアイデアの作品ばかり。こうした素晴らしいアイデアで、カカオハスクが新しいものにつくり変えられる可能性を、皆さんの豊かな創造性から学びました。」
と話されました。
●小竹めい(こたけ めい)さん
学年:5年生
作品名:「カカオ’s まくら」
●志賀広望(しが ひろむ)さん
学年:4年生
作品名:「カカオハスク動物園」
●久保 創(くぼ はじめ)さん
学年:6年生
作品名:「カカオハスクでごみ箱」
【佳作】
●宮嵜壮甫さん
●三原真理愛さん
●秋山琴美さん
●植松知香さん
●星 絆和さん
●川上寧々さん
●木村かりんさん
【学校賞】
●愛知県あま市立美和小学校
小学生にアイデアを募集して行われた「小学生カカオハスクアイデアコンテスト2022」は、審査員も驚くようなものばかり。どれも実現出来れば生活が豊かになるものや、しっかりと問題提起・解決までの流れに沿っている大人顔負けな作品が揃いました。
今回のコンテンスト受賞作品の詳細や授賞式の様子などは、特設サイトから見ることが出来るので、興味がある方はぜひご確認ください。
特設サイト:https://www.asahi.com/ads/docacao/contest/