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まず「ウェブ3」、「DX」、「メタバース」などのバズワードが2022年に注目されたことに言及。上田氏は、企業に勤める方にとって注力すべきなのは「DX1本」だと話します。
理由として、DXは上田氏がアメリカに渡った20年前くらいから進んでいる技術で、他のものは今後の発展に期待するものである、という点が大きな点だと話されています。
来場者の方々もより興味関心を持ちながら、ビジネスのデジタル化についての話を聞いていました。
「Twitter」や「SpaceX」「Tesla」を例に出し、「改善・トライ」のサイクルを早め、プロダクトを進化させるスピード感を早めることが重要であると話す上田氏。
「4倍速のビジネス」を実現するためには、短いサイクルでテストを行ったり、既存のリソースを活用して時間を掛けないこと、システム運用もアウトソーシングすること、面白いセンサーを見つけたらどんどん取り込むことが大切だと話されました。
後半では、MODE CTOのイーサン・カン氏も登壇され、MODEで上田氏が語った「4倍速のビジネスを実現する」ことが、MODEではスムーズに行うことが出来る理由や、その仕組みなどについて説明。
また、その後のメインセミナープログラムでは、Tably株式会社の代表取締役でAdobeのエグゼクティブフェローの及川卓也氏をはじめとする、様々な企業のDX、IoTを推進した方々が登壇してセミナーが開催され、多くの来場者の方々が熱心に話を聞かれていました。
会場には、協賛する企業のブースも展開。様々な先進的技術をはじめ、DX・IoT化技術も展示。
多数の来場者が訪れ、各ブースの担当者の方々と積極的に交流されていました。
興味深かったのは、マクセル株式会社のブースに展示されていた、高輝度かつ高コントラストな空間映像表示を可能にした非接触HMI※1「Advanced Floating Image Display (AFID)」。
※(Human Machine Interface):人間と機械が情報をやりとりするための手段やそのための入出力装置。
これは、空中に表示されたスイッチやアイコンをタブレット端末のように操作することができ、画面に直接触れることなく操作が出来る、マンガやSF映画で見たようなディスプレイとなっています。
医療機関(受付機)や金融機関(ATM)、商業施設(POSレジ)、交通機関(発券機)、飲食店店舗(注文システム)など、不特定多数の人々が利用する場所において、感染症対策・衛生面での配慮が必要な場面での需要が見込まれています。
さらに、空間での操作体験が楽しめることから、エンターテインメント業界への活用も期待出来るものとなっています。
本ディスプレイは、11月末頃から量産をスタートする予定だと、担当者の方は説明していました。来年頃には、本端末のような「空中映像・ディスプレイ」が当たり前に見られるようになるかもしれませんね。
企業のDX・IoT化によって、品質改善やビジネス展開を急速に早められるだけでなく、最先端の技術を積極的に取り込むことで、話題化にも繋がる可能性も期待出来ます。
DX・IoT化が課題となっていたり、ロボットやセンサーなどの先進的技術に興味があるという方は、ぜひMODEのHPなどから詳細を確認してみてください。
MODE公式HP:https://www.tinkermode.jp/