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「この前橋で、本を新しいみんなの価値にするチャレンジを始めたい、それがこの前橋BOOK FESです」
と説明されていました。
本フェスでは、出展者が自分のおススメの本を持ち寄り、参加者と交流しながら本をトレードする「本のトレード」エリアを中心として、地元商店街の店舗なども参加しながら、本を通じて「人と人」だけでなく、「人と街」の新たな出会いと交わりを楽しむことが出来る場として提供するとのこと。
エグゼクティブ・プロデューサーを務める糸井重里氏はこのフェスについて、失敗を恐れず開催に踏み切ったと語っています。
「今日も”失敗の中に飛び込もう”って書いたのですが、絶対失敗します(笑)
全部成功だってことは絶対にあり得ないと思ってます。でも、それ(1回目)をやんないと次もないと思うので、一回失敗の中に飛び込んでみようと思ってます」
と意気込みを語っていました。
開催に際して様々な経験をし、次により良い開催をしたいという、非常にポジティブな精神で開催に向け、準備を行っていることを語られていました。
エグゼクティブ・ディレクターの田中仁氏からは開催の概要やイベントプログラムを説明。
本を介したコミュニケーションをはじめ、音楽ライブ・フードエリア・アートフェスや地域のイベントなど、様々な催しが行われる予定となっているそう。
現地に行けない方でも本を寄贈する形で郵送することで参加が出来るそうで、全国どこからでも受け付けると説明されていました。
記者発表会には、イベントのサポーターを務める、シンガーソングライターのつじあやの氏、イラストレーターのみうらじゅん氏も登壇。
5歳の子供の子育てをしているつじあやの氏は、本を「とっておきたい」「譲りたい」という2つの矛盾する想いについて、
「最初読ませていた本は今読んでいない。けど巡り巡って本人がまた読みたいってなるかもしれない。でも今この瞬間にもこの本を読んで喜ぶ子がもっともっといるかもしれないと思うと、譲ってあげたいって思います」
と、今回のフェスの意義について自身の考えを語られていました。
みうらじゅん氏は自身の本を数えてもらったところ、文庫本を含め170冊近くあったことを披露し、
「じゃあ僕の170冊以上の本展示してくださいよ!本当に出てたんだってことを証明したい」
と語ると、糸井氏は「”みうらじゅんを読む”という読書会をやろうかな」と前向きに検討。笑い声も出つつ、この会場でも新たなアイディアが出る記者発表会となりました。
●前橋BOOK FES 2022
日程:2022年10月29日〜30日
会場:前橋市まちなかエリア 中央通り・弁天通り・前橋中央イベント広場・前橋プラザ元気21など
主催:前橋BOOK FES実行委員会
共催:前橋市
実行委員長:山本龍(前橋市長)
エグゼクティブ・プロデューサー:糸井重里
エクゼクティブ・ディレクター:田中仁
本を介した新たなコミュニケーションを作り出す「前橋BOOK FES 2022」は、2022年10月29日・30日の2日間開催となります。
ぜひイベント当日は現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。