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今回は、これからマタニティライフを健康に過ごしていきたいと考えている方やヨガを通して女性の幸せのサポートをしたい方に、全米ヨガアライアンス認定マタニティヨガ85時間プログラム(RPYT85)の指導を担当しているライターが、マタニティヨガの魅力をご紹介します。マタニティヨガを行うメリットや、実施時期、自宅でトライできるポーズを知ることで、心と体のバランスが整ったマタニティライフを目指しましょう。
マタニティヨガとは出産を控えた妊婦さん向けのヨガです。妊娠期、ママの体と心は大きく変化します。お腹が大きくなることで、妊娠前にはなかった体のトラブルが起こるかもしれません。生活もガラリと変わり、できていたことができなくなったことへの戸惑いやイライラ。赤ちゃんを授かったことは嬉しいけれど、元気に生まれてきてくれるのか、出産の痛みや産後への不安。そんなママたちの心や体の変化に寄り添うのがマタニティヨガです。
体重増加や体型の変化、腰痛など、妊娠中の体のトラブルの解消や体力づくりはもちろん、ヨガを通してママが自分の体と心、そしてお腹の赤ちゃんと向き合い、妊娠中から産後の変化の過程を赤ちゃんと楽しんで過ごせる。そんな体や気持ちの柔軟性を育んでいくのがマタニティヨガなのです。
それでは、マタニティヨガにはどんな効果があるのか具体的にみていきましょう。
マタニティヨガは妊娠中期(5~7か月)からはじめることができて、医師の許可があれば出産前の臨月まで、いつまでにやめなければならないという制限はありません。妊娠初期(2~4か月)は胎盤が完成しておらず、ママの体も赤ちゃんの体も不安定な状態。安定期に入った5か月目からはじめます。
マタニティヨガは無理のない優しいヨガですが、妊娠期の体の状態は人によって違います。マタニティヨガをはじめる時は、医師に相談をして許可をもらいましょう。やめるタイミングも無理のないよう自分の体と赤ちゃんの声を聞いてみましょう。
【1】四つばいになる
【2】吸う息で、お尻を天井に向けながら胸を広げる
【3】吐く息で、お尻を床に向けながら胸を丸める
【1】~【3】を呼吸に合わせて3回繰り返す
【1】背骨が伸びる姿勢で座り、左手を床につき安定したら、吸う息で右腕を天井に伸ばす
【2】吐く息で体を左の側屈させ、5呼吸キープ
体の正面に戻し、反対も同様に行う
【1】壁に手をついて立ち、左足を後ろに引く
【2】吐く息で左足のかかとを後ろに蹴り出し、吸う息で手で壁を押し骨盤を立てる
左足を前に戻し、反対も同様に行う
私が担当しているマタニティヨガのトレーニングには、子育て終えた方もたくさん参加されていますが、必ずおっしゃるのが、「自分の出産の時にマタニティヨガに出会っていたかった。もし出会っていたら、妊娠期をもっと体も心も健康に楽しく過ごせたのに」ということ。そして、娘さんやこれから出産を迎えるママさんたちをマタニティヨガで応援してきたい、と話してくれます。