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乾燥や花粉、ウイルスなどが気になるこの季節。のどや鼻の不快な症状の緩和や、予防の一環として日常的にマスクを使用している人は多いですよね。そんなマスクの効果をさらに高めてくれる「インナーマスク」を皆さんはご存知ですか?環境省が推奨するほど高い花粉除去率を誇るインナーマスクの効果と作り方をご紹介します。
マスクを装着することで、吸い込む花粉やウイルス量をおよそ1/3~1/6に減らし、鼻の不快な症状を軽減できるといわれています。マスクと一言でいっても素材やタイプはさまざま。マスクの種類と選ぶ際のポイントを見ていきます。
形状は大きく分けて「平型」「プリーツ型」「立体型」の3タイプが、素材はガーゼや不織布タイプがあります。
①平型
ガーゼ素材で、形は平面。昔は一般的に“マスク”と言えばこの平型が主流でした。口もとへの密着度が高く保温・保湿効果に優れています。
②プリーツ型
立体的になるプリーツ構造と鼻部分に通るワイヤーが特徴で、上下に広げて装着するタイプ。顔に合わせてサイズ調整しやすいうえ、圧迫感が少ないため呼吸や会話が比較的楽にできます。
③立体型
顔ラインに沿ったデザイン性により隙間なくぴったりフィットします。口元に空間が生まれるため長時間装着しても不快感が少なく、口紅やメイクが落ちにくいという女性にとっては嬉しいメリットも。
①自分の顔に合ったサイズを選ぶ
マスクと顔の間に隙間が生まれるとそこからウイルスなどが侵入し、マスク本来の機能を十分に果たすことが出来ません。つけ心地や顔への密着性などを考慮しながら自分に合ったマスクを選ぶことが大切です。
②素材の特性を考慮する
マスクの素材は主にガーゼと不織布タイプに分かれます。用途や目的に合わせて使い分けましょう。
・ガーゼ
洗濯して繰り返し使用できる反面、その繊維よりも微小な風邪やインフルエンザなどのウイルスの侵入を防ぐ効果は低いといわれています。保温・保湿性が高い特長を活かし、就寝時の鼻や喉のケアなどに用いると効果的。
・不織布
もともと医療用マスクの素材として一般的でしたが、現在では家庭用マスクの大半を占め、0.1マイクロメートルほどのウイルスやその他の病原体粒子をブロックできるように作られています。使い捨てのため衛生面も安心です。
ガーゼと化粧用コットンで作る、いわばマスクの内側のもう一つのフィルター。マスクの内側に装填してこのインナーマスクを使用することで、市販されているどんなタイプのマスクを使用した場合でも、花粉の除去率が99%以上を示すことが環境省より発表されています。驚きの数字ですよね。
インナーマスクは家にある材料で簡単に作れるため、思い立ったらすぐに実践できます。早速その作り方を見ていきましょう。
1) ガーゼ
2) 化粧用コットン
3) 市販のマスク
1) ガーゼを縦横10cm程度に切り、2枚用意
2) 化粧用のコットンを丸めて、1枚のガーゼでくるむ(これがインナーマスクとなります)
3) 市販の不織布のマスクにもう1枚のガーゼを4つ折りにしてあてる
4) 鼻の下にガーゼでくるんだコットン(インナーマスク)を置く
5) 3のガーゼをあてたマスクを装着する
6) 息が苦しい場合にはコットンの厚さを半分にする
※環境省「花粉症環境保健マニュアル2014」より