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1月20日は大寒。暦の上でも寒い日が続いていますが、体の芯から冷えていませんか?体の冷えや不調を取るには内側からしっかりと暖めることが大切です。たっぷりの食材と栄養が一度に摂れる鍋は、調理の手間も少なく寒い季節の救世主!そこで今回は、体の不調や症状ごとにおすすめの鍋をご紹介します。
冬の定番といえば鍋。改めてそのメリットをおさらいしましょう。
もつは高たんぱくで低カロリー。豊富なコラーゲンが含まれ、肌の水分保持やアンチエイジング、疲労回復などの効果をもたらします。もつ鍋の具材に欠かせないニラにもアリシンやβカロテンなどの栄養素がたっぷり含まれるので、滋養強壮にもおすすめです。
たっぷりの大根おろしに水を加え、具材を入れて煮込むだけのシンプルな鍋。その見た目から雪見鍋とも呼ばれます。大根おろしに含まれる辛味成分・イソチオシアネートは、免疫力アップや消化促進の効果があります。みぞれ鍋は胃腸にも優しく、ヘルシーで低カロリーなのも嬉しいところ。
豆乳には、大豆たんぱく、イソフラボン、鉄分、リノール酸などさまざまな成分が含まれています。イソフラボンは女性ホルモンと同様の働きをするため、生理痛や冷えなどのつらい症状緩和に役立ちます。豆乳に含まれる栄養素は加熱しても損失しにくいので、鍋に利用することで栄養を丸ごと摂取できます。
キムチに使われる唐辛子の辛味成分カプサイシンには、交感神経を刺激し、神経伝達物質であるアドレナリンの分泌を促す作用があります。心拍数や血圧、体温が上昇し、免疫力向上や体の機能改善に効果的です。また、キムチを含む発酵食品には天然アミノ酸のひとつ、GABA(γ-アミノ酪酸)が含まれます。GABAには気持ちを落ち着かせる抗ストレス作用があり、ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑え、気持ちをリラックスさせ、ポジティブな状態に導いてくれます。
トマトに含まれるリコピンには強力な抗酸化作用があるため、体内の活性酸素の増加抑制、アンチエイジングに効果的。同時にメラニンの生成を抑える美白効果も期待できます。鍋のシメにはパスタも合いますし、お米を入れてリゾットにするなど、他の鍋とはまた違った洋風の楽しみ方もできます。