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日本オーチス・エレベータは、オーチス・ワールドワイド・コーポレーションが主催する 国際 STEM(科学・工学・エンジニアリング・数学)プレゼンテーションコンテスト「Made to Move Communities」(メイド・トゥ・ムーブ・コミュニティズ)プログラムの国内大会を開催し、 かえつ有明高等学校(東京都江東区)が最も優れたクリエイティブと評価し、3月10日に東京本社で表彰した。
かえつ有明高等学校(東京都江東区東雲)学生チームメンバー8名には、表彰状などを授与し、学校に STEM教育プログラム支援助成金 30万円を贈った。
かえつ有明高校 学生チームは、33個のピースによる折りたたみ式ヘルメットを開発し、そのモバイル性・コンパクト性・独創性などをプレゼン。
「8人のグループを結成し、アイデアと意見をぶつけ合いながら、アイデアの出し方の方法論をこのプログラムでつかめました。
この折りたたみ式ヘルメットで、通勤・通学時のヘルメット着用率が上がることを期待します。
わたしたちのクリエイティブが社会実装されていく、刺激的なプロセスを経験できたことは、貴重な経験でした。
日本オーチスのみなさん、担当教員、校長先生に、こうした学びと気づきの機会をいただいたことに感謝いたします。ありがとうございました」(かえつ有明高校 学生チーム)
Made to Move Communities プログラムは、オーチスが毎年開催するコンテストで、高校生の STEM教育を促進することを目的とした大会。
Made to Move Communities は、オーチスの代表的な社会貢献プログラムで、今年で5年目。
この同プログラムには、日本全国の7校から9の学生チーム(計67名)が応募。
日本オーチス審査員による厳正な選考の結果、札幌日本大学高校(北海道)と山形県立 山形東高校(山形)がアジア太平洋地域大会に進出し、5つの学生チームが国内大会に進出。
この国内大会進出5チームのなかで優勝に選ばれたのが、かえつ高校 学生チームだ。
今回の Made to Move Communities プログラム 日本国内大会のテーマは、「コミュニティの課題を解決するインクルーシブ・モビリティのソリューション」。
5つの学生チームは STEM のスキルや知識を活用し、日本オーチスの社員サポーターたちからさまざまな助言を受け、身体的、地理的、または経済的な移動の障壁を取り除くことを意味するインクルーシブ・モビリティを探求。
そして、地域社会の安全性、接続性、生産性、利便性を向上させる移動ソリューションを考案した。
各チームは、10月22日にオンラインでそのソリューションを英語で日本オーチス審査員にプレゼンテーションし、見事、かえつ有明高校 学生チームが国内大会優勝を勝ち取った。
また、アジア太平洋地域大会に進出する2つの学生チームは、昨年12月から本大会のテーマである「AIを使った都市交通ソリューション」を考案中。
2025年3月に、オーチス役員の審査員に向けてプレゼンテーションし、そこで優勝すると、4月に行われる世界チャンピオン決定戦に進出する。
Made to Move Communities は、オーチスがめざす ESG(環境、社会、ガバナンス)目標の「人とコミュニティ」分野の進展を後押しする取り組み。
オーチスは、2030年までに達成させる ESG目標について、次の 3点を掲げている。
◆ STEM(科学、技術、工学、数学)教育と職業訓練を通じて、全世界 1万5,000人の学生をサポートすること
◆ 寄付総額の 50%を STEMプログラム支援に充てること
◆ 社員が 50万時間のボランティア活動を行うこと
―――こうした 3つの ESG目標達成にむけてさらに加速する日本オーチス・エレベータ パトリック・ヨング 社長は、こんな想いを伝えた。
「世界経済フォーラムによると、今後、世界中でSTEMのスキルや知識を持つ専門家が多く不足する可能性があるといわれています。
オーチスはこれからも、Made to Move Communities プログラムを強化し、より多くの学生たちに STEM に興味をもってもらい、才能を開花する機会を提供していきます。
そして次世代イノベーター育成のサポートに、尽力していきます。
今回の受賞はゴールではなく、新たなスタートの第一歩です。今後、みなさんのアイデアが社会実装されることを期待します。
みなさんの情熱と挑戦が、未来の技術革新、社会の発展につながることを期待しています」(日本オーチス・エレベータ パトリック・ヨング 社長)
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