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コンビニで販売されている菓子パンの中でも人気の高いメロンパン。最近はコンビニでいろんな種類のメロンパンを目にするようになった。
今回はファミリーマート3種類、ローソン4種類、セブンイレブン1種類のメロンパンをご紹介。それぞれ比較しながらレビューしていこう…!
メロンパンは日本で非常に人気のある菓子パンの1つで、メロンパンの名前の由来や歴史にはいくつかの興味深い背景がある。
1.メロンパンの起源
メロンパンの正確な起源は不明だが、20世紀初頭に日本に登場したとされている。大正時代にはすでに存在していたとの記録もあるが、現在のような形のメロンパンが定着したのは昭和時代からだそうだ。
パンの文化は明治維新以降、欧米の影響を受けて日本に広がったが、次第に日本の食文化に適応し、さまざまな形でアレンジされていった。メロンパンはその一例で、西洋の「パン」と日本人の好む甘い味覚が融合したものだ。
2.メロンパンの名前の由来
メロンパンという名前は、その形状がメロンの表面に似ていることから付けられた。メロンの風味を持つわけではなく、名前は見た目に由来している。メロンパンの上部にあるビスケット生地は、焼き上がるとカリッとした食感になり、それがメロンの網目模様を連想させるためだ。近年では、メロンの味が付けられたメロンパンも登場している。
3.メロンパンの進化と地域ごとのバリエーション
メロンパンは非常に人気があり、地域ごとに豊富なバリエーションがある。伝統的なメロンパンは、ふんわりとした中身とカリカリの外側が特徴だが、クリーム入りやチョコレート風味のものなど、バリエーションが増えている。
それでは早速、ファミリーマートで販売されている3種類のメロンパンからレビューしていこう…!
見た目はシンプルなメロンパンで、特徴はフランス産発酵バターを使用している点だ。原材料は国内製造の小麦、糖類、卵、バターが中心。エネルギーは1個当たり362kcalとなっている。
ネーミングの通り、見るからにシンプルなメロンパンだが、表面のビスケット生地がいかにもメロンパンらしく、想像通りの食感を楽しめそうだ。
食べてみた感想は、この味はまさに昔ながらのメロンパン。ほんのりとレモンが効いており、食感は想像の通りで、外はカリカリ、中の生地はバターがまろやかで、しっとりとしたきめの細かい印象。
固めの食感が食べ応えにつながり、シンプルさが美味しさを引きて立てている。万人におすすめできる商品で、税込138円というコストパフォーマンスも素晴らしい。
見た目はシンプルなメロンパンにチョコチップが散りばめられており、この商品もフランス産発酵バターを使用している。原材料は、国内製造の小麦、準チョコレート、卵、バターが中心。エネルギーは1個当たり359kcalとなっている。
こちらもシンプルなメロンパンだが、表面のビスケット生地にチョコチップがふんだんに散りばめられており、定番の部類ながら、食べるのが楽しみだ。
食べてみた感想は、まず袋を空けた瞬間にチョコレートの甘い香りが広がる。率直に言えばチョコ好きにはたまらない味だ。食感は外側も中側も、前述のザ・メロンパンと同様だが、チョコチップが想像以上に大きくインパクトを感じる。チョコチップの量が非常に多く、甘いものが欲しい時のおやつにも最適。ブラックコーヒーに合わせたくなる一品。税込み138円というコストパフォーマンスも良く、特にチョコレート好きの方におすすめしたい。
見た目は鮮やかなメロン色の表面生地で、しっとりとした柔らかい食感を想像させる。赤肉メロンのクリームと、もちっとした食感が特徴的だ。原材料は、国内製造のメロンフラワーペースト、小麦粉、クッキー生地が中心。エネルギーは1個当たり244kcalで、想像以上に低カロリーだ。
袋から出すと、色合いがとても綺麗なメロンパンがお目見え。いかにも柔らかそうで、コンセプト通りもっちりした食感を連想させる。表面の生地や中身のクリームが非常に気になる。
半分に割ってみると、赤肉メロンクリームが非常に綺麗で、メロン色の外観と相まっていかにも美味しそうだ。
食べてみた感想は、とてもしっとりしていてパサつきは一切なく、まさにもっちりとした食感。メロンの風味が強く、メロンクリームも甘くて濃厚なので、メロンパンというよりスイーツに近い仕上がり。価格は税込130円で、コストパフォーマンスも素晴らしく、244kcalと低カロリーな点も優秀だ。
お次はローソンのメロンパン4種類。
見た目はスタンダードなメロンパンで、商品名の通り外側の生地はサクッと、中の生地はふわっとしている印象だ。原材料は、国内製造の小麦粉を使用し、全卵、米粉、アーモンドパウダー、バターが中心。エネルギーは1個当たり337kcalとなっている。
極めてシンプルなメロンパンで、見た目はファミリーマートの「ザ・メロンパン」とそっくり。スタンダードであるが故に何故か期待してしまう。
食べた感想は、正直普通というかスタンダードなメロンパンで、少し甘めの仕上げになっている。表面はサクっ! としていてとても美味しいが、生地はそこまでふんわりしているとは感じなかった。税込127円という低価格を実現している点は素晴らしいと思うが、菓子パンの範囲という印象を受けた。
メロンパンとは思えない見た目の、非常に興味をそそられる商品。「じゅわバタ塩メロンパン」とい名称からも、どのような味わいなのか想像しにくい。原材料は国内製造の小麦粉を使用し、バター入りマーガリン、糖類、卵、植物油脂が中心だ。エネルギーは1個当たり461kcalと、かなり高カロリー。
実際にどのような味なのか、そしてメロンパンと言えるのか気になる。
食べた感想としては、一口食べた時点で非常に美味しいパンだということが分かる。まず、パン生地全体が本当に「じゅわっ」としており、バターのまろやかさと塩気が非常にバランスよく、強いインパクトがある。メロンパンっぽさはありつつも非常に本格的な美味しさで、まるでパン屋さんのパンのようだ。菓子パンとしては税込み160円と高めで高カロリーだが、また食べたい思わせるクオリティーだ。
メロンパンの名前の由来が味ではなく見た目にあることは既に述べたが、この商品はその色合いからもメロンを感じさせる印象はほとんどない。また、「じゅわサク!デニッシュメロンパンチョコ」という名称だが、第一印象はメロンパンというより、むしろチョコデニッシュではないかと感じるほどチョコのインパクトが強い。
原材料は、国内製造の小麦粉を使用し、バター入りマーガリン、準チョコ、ショートニング、糖類、卵、が中心だ。エネルギーは1個当たり499kcalと、かなり高カロリー。
非常に美味しかった「じゅわバタ塩メロンパン」と原材料が似ており、名称からも同じシリーズだと考えられる。パン生地がデニッシュになっている点も気になる。表面の生地は確かにメロンパンらしい。
まず食べる際に、パンの表面がボロボロと剥がれ落ちてきて、正直に言えばかなり食べにくい。大人が気をつけて食べても床にこぼれ落としてしまうほどだ。
しかし、食べてみて感想は一変した。これがまた最高に美味しいのだ。じゅわじゅわでありながらサクサクとしたチョコレート味の表面、そしてデニッシュのパン生地も本当に素晴らしい。見た目はチョコデニッシュにも感じるが、表面の生地はメロンパン特有のものだ。かなり甘いが、強烈なインパクトを残す秀逸な商品だ。ただし、税込み171円と菓子パンとしては高めで、エネルギーも1個当たり500kcal近くある。菓子パンというより、スイーツに近い感覚だ。
表面は鮮やかなオレンジ色で、印象的な見た目の生地。「とろサク!」というコンセプトだが、むしろしっとりとした食感を連想させる。特に中のクリームがとても気になる。原材料は国内製造の小麦粉を使用し、カスタードクリーム、上白糖、マーガリン、ミルク風味クリーム、卵が中心だ。エネルギーは1個当たり399kcalとなっている。
綺麗なオレンジ色であること以外、見た目の大きな特徴は感じないが、とにかく中のクリームが気になる。
半分に割ってみると非常に綺麗なオレンジ色のクリームが贅沢に入っており、もはやスイーツにしか見えない仕上がりだ。
食べてみた感想もインパクト大。とにかく濃厚すぎるほど濃厚で、しっとりとした表面に、濃厚なメロンクリームがたっぷりと詰まっている。生地のほとんどがクリームではないかと思うほどの量だ。商品名にある「サクっ!」とした食感は控えめだったが、全体的にとにかく甘く、品のある味わいだ。税込171円という価格にも納得できる。完全にスイーツ部類に入る商品だ。
見た目は極めてシンプルなメロンパン。国産小麦を使用しており、「うれしい値!」というお得感と高品質の双方を実現している印象を受けた。
やはりメロンパンのスダンダードは、この色と形だろう。ゴツゴツとした表面の生地は、サクサクとした食感を連想させる。パン生地がどのような仕上がりなのか気になる。
食べてみた感想は、まずメロンパンのほのかな香り、心地よい表面の食感、そしてパン生地のクオリティーが際立っている。シンプルながら非常にバランスが良く、まさに理想的なメロンパンだ。香りや食感、味だけではなく、パン生地そのものの美味しさも素晴らしく、国産小麦の品質の賜物なのだろうか。
全体的なバランスとメロンパンらしさにおいて、一番素晴らしいと感じる完成度だ。
また今回、食べたみた感想以外で気になったのは「原材料」表記に関する「小麦粉(国内製造)」と「国産小麦使用」という表記の違いだ。気になった方は、以下を参考にしてほしい。
「小麦粉(国内製造)」
この表記は、小麦粉が日本国内で製造されたことを意味している。ただし、使用されている小麦の原産地が国内か国外かは明示されていない。つまり、小麦自体は輸入されたものであっても、それを日本国内で製粉した場合にこの表記が使用される。
「国産小麦使用」
この表記は、使用されている小麦自体が国産(日本で栽培されたもの)であることを意味している。つまり、小麦の原産地が日本であることを強調しているが、製粉や製造がどこで行われたかについては、この表記だけではわからない。
簡単に言えば、「小麦粉(国内製造)」は製粉場所が日本であることを示し、「国産小麦使用」は小麦の原産地が日本であることを示している。
エリアや店舗により、販売されている種類に違いがあることが前提だが、それぞれの傾向をまとめてみた。
ファミリーマート
メロンパンを3種類ラインナップしていることからも、メロンパンに力を入れていると言えるだろう。実際に、スタンダードなメロンパン、チョコチップを入りのメロンパン、そしてもちっとした食感のメロンパンと、バランスよく販売している。さらに、130円台で、250kcal~300kcalと低カロリーを実現している点も特徴的だ。全てにおいてバランスが取れており、万人向けの商品を揃えていると感じた。
ローソン
メロンパンを4種類ラインナップしており、こちらも力を入れていることが明らかだ。価格やカロリーを気にせず、まるでスイーツのような見た目、甘さ、香り、味わいを実現している点が最大の特徴と言えるだろう。
セブンイレブン
販売されていたメロンパンは1種類で、日本人になじみのある昔ながらのスタンダードなメロンパン。国産小麦の品質とお得なお値段を両立したこだわりの一品だ。
今回いろんな種類のメロンパンを食べてみたがどれも特徴が異なり、スイーツとして楽しめるものも多かった。
気になる商品があればぜひ参考にしてみてほしい…!