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新潟が誇る日本酒のブランドといえば「上善如水」を上げる人も多いのでは? 5年間じっくりと低温で熟成させた『上善如水 純米吟醸 5年熟成』は、角のとれた酸味と軽く上品な甘みのバランスが特徴とのこと。早速実際にいただきつつ、その味わいをご紹介していこう!
日本酒好きにはおなじみの「上善如水」ブランドを手がける白瀧酒造(新潟県)。雪国によって育まれた地下水で仕込みを行っているのが特徴だが、『上善如水 純米吟醸 5年熟成』(720ml・希望小売価格 税込1,100円・2023年3月1日発売)は、2017年5月にしぼったお酒を商品名通り5年間じっくりと低温熟成したもの。
5年の歳月は、お酒にとっても我々にとってもさまざまなことがあった期間だ。季節の移ろいを日本酒で楽しむ限定シリーズ「12ヶ月のお酒」の1つとしてリリースされているが、平成から令和へ移り変わったこの5年間を懐かしみつつ味わうことで、新生活へのエネルギーにしてほしいという生産者の願いが込められている。
繊細な温度管理によって5年の熟成期間を経たことで、角がとれてまろやかな口当たりとなり、純米吟醸らしい上品な甘みとのバランスが取れた1杯になっているという。綺麗な味わいを楽しみたいなら冷酒、甘味と旨味を楽しみたいならお燗で飲むことで温度帯による変化も堪能できる。
720mlと手に取りやすく、一般的な冷蔵庫にも収納しやすいサイズ感なのが嬉しい。
まずは冷蔵庫でしっかり冷やした『上善如水 純米吟醸 5年熟成』を冷酒としていただいてみることに。グラスに注ぐと透き通るような中身がお目見えする。
芳醇さもありつつ、まろやかな香りを楽しみつつ、ひと口いただく。口当たりは非常に軽く、飲みやすい印象。しかし、喉元を過ぎてからぶわっと日本酒らしい甘味と風味が、体内をかけめぐる。この表情の豊かさにこそ、5年分のさまざまな思い出や出来事を重ね合わせられるのかもしれない。
続いて温めてお燗でいただいてみる。程よく温めた『上善如水 純米吟醸 5年熟成』を徳利からお猪口へ注いでいく。
お燗でいただくと口当たりが一変。一気に日本酒らしい風味が広がり、甘味とまろやかな酸味が楽しめた。
冷酒とお燗を飲み比べてみたことで、温度帯による表情の変化も実感できた。好みや気分次第で飲み変えてみるのも一興だろう。ペアリングとして相性が良い料理は、ふきのとうの和え物や春かぶの浅漬けといった春物、さわらのお造りなどの魚料理とも合うので、春の芽吹きを感じつつ一杯を楽しむのもあり。
5年の熟成期間を経てやってきた『上善如水 純米吟醸 5年熟成』。嬉しいことや楽しいこと、大変だったことなどさまざまな思い出を噛み締めつつ、この1杯を飲める喜びをわかちあいたい!
『上善如水 純米吟醸 5年熟成』は、白瀧酒造公式オンラインショップほか全国の販売店で購入可能。
※お酒は20歳になってから楽しもう