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「三ツ矢」ブランドから産地指定・国産果実を使った「くだものがたり」シリーズが登場! 第1弾は「みなべ梅郷クラブ」とともに作り上げた『三ツ矢日本くだものがたり 和歌山県産南高梅』だ。果汁、ピューレなど梅由来原料をたくさん配合した、こだわりの味わいをたしかめてみよう。
アサヒ飲料(東京都)の『三ツ矢日本くだものがたり 和歌山県産南高梅』(450mlPET・希望小売価格 税込184円・2023年1月31日発売)は、2023年に展開をスタートした「くだものがたり」シリーズの第1弾商品。味わいはもちろん、生産者の想いも詰まった炭酸飲料だ。
これまでもご当地名物を使ったドリンクは多く発売されている。しかし、本シリーズは生産農家や生産地と連携し、国産果実の味わいを楽しめるように味づくりがされているのが特徴だ。単なる梅フレーバーではなく南高梅とのコラボドリンクというわけ。
今回一緒に作ったのは、和歌山県日高郡みなべ町の「みなべ梅郷クラブ」。20〜40代の若手梅農家が、南高梅産業を守り盛り上げるべく活動をしている団体だ。2022年には全国青年農業者会議にて「うめ産地を未来につなげる伐採班の活動」が農林水産大臣賞に選ばれている。
また、『三ツ矢日本くだものがたり 和歌山県産南高梅』の発売に伴い、2022年12月に「みなべ梅郷クラブ」の農家の協力のもと、和歌山県立南部高校「食と農園」科の生徒と考える「三ツ矢日本くだものがたりワークショップ」を開催。同クラブの活動PRを伝えるアイディアを出し合った。最優秀賞(金賞)には、お弁当の梅干しがある現在と、梅干しがない未来を描いた作品が受賞。
原材料には、南高梅果汁1%のほか、発酵南高梅果汁、南高梅エキスを配合。さらに明記はされていないが南高梅ピューレも使われている。これだけでも味へのこだわりが伝わってくる。若干価格が高いが、それにも納得だ。
パッケージはお馴染みの「三ツ矢」ロゴを中心に、南高梅とシリーズ名が一目で分かるデザイン。裏面には生産農家の想いが綴られている。
キャップを開けると、梅の芳醇な香りが広がる。酸味というよりは酸っぱさがあり、すーっと深く吸い込むとツンとするようなあの感覚を少し感じる。
コクっと飲んでみると、梅の旨味がスーッとしみわたるような味。さっぱりとしていて、いわゆる人工的な甘さをほとんど感じない自然なおいしさだ。そのため甘酸っぱさはあるが強烈なわけではなく、ほんのりと感じる程度。キューッとした酸っぱさを求める人にはやや物足りないかもしれない。
炭酸の刺激は少なめなのでゴクゴクと飲みやすく、後味もすっきりとしている。冬に発売したが、どちらかと言えば夏に飲みたい味だ。後に残る梅の香りがとても気持ちいいので、食後のお口直しに飲むのもいいかもしれない。
全国のスーパー、コンビニで発売中。