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いま巷の飲食店では、「JJ」と呼ばれるお酒の人気が上昇中。ジャスミン焼酎『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』のジャスミン茶割りを略して「JJ」と呼ぶとのことで、いったいどんな味わいなのか、お酒好きの記者が早速ためしてみることに!
サントリー(東京都)が2004年から発売している、爽やかなブルーのボトルに沖縄紅型(おきなわびんがた)を模したという黄色のラベルが印象的なジャスミン焼酎『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』(660ml瓶・希望小売価格 税込936円・発売中)が、現在注目が集めている。
そのまま水割りで飲んでもジャスミンの香りで飲みやすいというが、水の代わりにジャスミン茶で割った飲み方、通称「JJ(ジェージェー)」が若い世代中心に人気になっているという。飲食店で飲んだ味わいを自宅でも飲んでみようと考える人も増え、2022年には19年比で約4.7倍も販売実績が伸び上がる見込みなのだとか。
お酒好きの記者としては恥ずかしいが、『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』をそもそも飲んだことがなかったので、何はともあれその味わいをロックで試してみることに。ブルーのボトルとジャスミンの花があしらわれたボトルデザインだが、中身の色合いは焼酎らしく透明。ジャスミン茶やジャスミンハイのイメージが強いので、まず見た目から新鮮だ。
焼酎らしい芳醇でパンチの効いた香りがありつつも、ジャスミンの爽やかな香りが確かに感じられ、上品な印象。アルコール度数は20%で、飲み口はふんわりとしており、焼酎らしい旨味からジャスミンの風味がじんわりと口の中に広がっていく。ガツンとしたアルコール感はなく、焼酎が苦手という人でもいけそうだと感じた。
焼酎の本場である鹿児島は大隈半島にある大隈酒造にて製造。ジャスミン茶葉「銀毫(ぎんごう)」から作った乙類焼酎と、すっきりした後味の焼酎甲類を合わせて『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』は作られている。というわけで、焼酎の王道の飲み方である水割りも『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』で作ってみる。
水を注いだらマドラーでかき混ぜる。香りと見た目の清涼感はすでに感じているが、かき混ぜることで氷のカランコロンという音も響き、五感で楽しめる焼酎だ。
水割りにすることで、焼酎の風味も楽しみつつ飲みやすくなるのが基本だが、『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』の水割りは非常にクリアな飲み口になった。水との比率によっても変わってくるところだが、印象としてはレモン水のように、ほんのりと焼酎の旨味とジャスミンの風味を味わえる。
『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』は食事とよく合う軽やかな味わいが特徴とのことだが、その特徴通り食事に合わせてもピッタリだろう。
いよいよ「JJ」を作って飲んでみることに。サントリーの推奨レシピは、『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』45mlをジャスミン茶135mlで割る、1:3の割合なので、その通りに作ってみる。
当然のことながら、ジャスミン茶の色味となるが、『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』の透明感が加わり、爽やかな琥珀色となった。
どんな味わいかと期待を込めてひと口いただくと、ジャスミン茶らしいスッキリとした口当たりと風味で喉を潤したあと、口の中いっぱいに焼酎の旨味がじんわりと広がっていく。このバランスと味わいの段階が絶妙で、思わず飲みながら「なるほど!」と思ったほど。
記者はお酒好きなので、焼酎をはじめジャスミンハイなどもよく飲んでいたが、アルコール感がありつつ旨味と風味が引き立てられた「JJ」は、非常に新鮮な味わいだ。アルコールに酔うというよりも、ジャスミンの風味で心地よくととのえる感覚と言える。
明太子など濃い味わいの料理ともペアリングしてみたが、ジャスミンの口内リセット力が高く、たくさんの料理が並ぶ居酒屋と「JJ」の相性の良さも実感。飲みやすく食事とも合うので、これはたしかに流行るわけだ。
若い世代を中心に人気が高まっている「JJ」こと、『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』のジャスミン茶割り。自宅でも簡単に作っておいしく楽しめることがわかった。
『ジャスミン 茉莉花(まつりか)』は、酒類取扱店で購入可能。
※お酒は20歳になってから