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加熱式タバコのスタンダード機種「アイコス イルマ」で使用可能な専用たばこスティック「テリア」シリーズに、新たに初のカプセルメンソールタイプとなる『テリア オアシス パール』と、スパイシーな個性が光るレギュラータイプ『テリア ボールド レギュラー』が加わった。その味わいを、ヘビースモーカーの記者がおためししてみた。
加熱式タバコ・ブーム黎明期からスタンダード機種として君臨してきた「アイコス」。2021年に登場したメンテナンスフリーな新型「アイコス イルマ」への切り替わりも大きく進んだ。専用たばこスティックは580円の定番「テリア」シリーズと、530円の廉価版「センティア」シリーズの2銘柄。
今回紹介するのは、「テリア」シリーズに新たに加わったフィリップ モリス ジャパン(東京都)『テリア オアシス パール』(20本入・価格 税込580円・2023年2月6日発売)と『テリア ボールド レギュラー』(20本入・価格 税込580円・2023年1月23日発売)の2種である。この追加により、「テリア」シリーズは全18種類のランナップに拡充した。
加熱式タバコ界でカプセルメンソールをいち早く採用したのは、BATが展開する「グロー」、次に採用したのはJT「プルーム」、「アイコス イルマ」は最後発となる。「アイコス」旧モデル用たばこスティックでは採用されなかったこともあり、大きく歴史が変わった印象だ。
箱を開けると、軽くクセのないミントの香り。スティックはフィルターにグラデーションがかかっており、美しい。そのやや上部にドットが入っており、そこを指や歯で挟んでつぶすことで、内部のカプセルが弾けて味変が可能となる。
そのまま吸うと、シャープな切れ味のペパーミント系メンソール。辛めでキック感もしっかりあって、クセもなくおいしい。これを嫌いな人はいないのでは?
カプセルを指でつぶす。パチッと音がして、スペアミントの甘みとふくらみが加わって、実においしい仕上がりに。加熱式デバイスの中で最もスティック口径が太い「アイコス」用だけに、潤沢な蒸気とともに感じる贅沢感がすごい。
加熱式タバコ特有のクセが出やすいレギュラータイプ。ただ近年はかなり改良され、吸いやすくなった。その理由のひとつには、「アイコス イルマ」用スティックならではの雑味の出にくさが功を奏していると言えるだろう。実際に「テリア」シリーズはすでに5種のレギュラー(テリア リッチ レギュラー/レギュラー/スムース レギュラー/バランスド レギュラー/ウォーム レギュラー」を展開しており、この『テリア ボールド レギュラー』はなんと6種類目である。
箱を開けると、爽やかな甘さを感じる。甘すぎないと良いのだけれどと思いつつ、一服。吸い始めに少しぴりつくスパイシーさが新鮮。ただ2本、3本と吸っていくうちに、気にならなくなって、おいしく感じるようになった。慎重に味わうと、そのスパイシーさはうまく酸味を抑えて、深みにつなげているようだ。タバコに甘さ、酸味は必要ないと考える人にはぴったりのおいしさだ。
入手は全国の IQOS ストア・ショップ・コーナー、コンビニエンスストアを含むたばこ取扱店で可能だ。
※タバコは20歳になってから