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今回の心理テストでは「あなたが背徳感に苛まれてもやめられない行動」がテーマ。
おばあちゃんちで出会った不思議な猫。猫が何をしていたのか想像することで、あなたの心の隙間が分かるかもしれません。
このテストで、秘めた心の動きを探ってみてください。
おばあちゃんちに遊びに行ったあなた。
真夜中、トイレのために起きたところ、あなたはどこの子か分からない、不思議な猫に出会いました。
家の中を慣れた様子で歩くその猫があなたに示した行動は何ですか?
A.こっそりと台所に忍び込み、食べ物をつまむ
B.鏡の前でじっと自分を見つめ続ける
C.人形の家に入り、その中でくつろぐ
D.ぬいぐるみに鼻をくっつけて挨拶をする
この選択肢を選んだあなたは、日常の小さなルールや規則を破ることに罪悪感を感じつつも、時には自分を甘やかしたいという心理が働いています。
普段はきちんとした生活を送っているあなたですが、疲れが溜まるとつい自己管理を怠ってしまう傾向にあるのではないでしょうか。
たとえば、あなたがつい、リビングでダラダラしてしまい、遅くまで起きてしまった時。自分に言い訳をして「今夜は特別だから」と、夜更かしを正当化してしまうかもしれません。そしてダラダラしているうち、入浴はおろか、ついにはベッドのある寝室に足を運ぶのさえ面倒になり、その場で寝落ち……。そして、その結果、朝になって「なぜあんなに遅くまで起きていたんだろう」と後悔することでしょう。
時々ならまだいいのですが、もし頻繁になると、そのうちまるで、好きなテレビドラマの最終回を見逃すわけにはいかないかのような切迫感が湧いてくる可能性もあります。ただ、強調したいことは「時々なら」です。誰にでもこのようなことは起こる、と割り切り、たまに訪れるダラダラデーを楽しむくらいのつもりでいたほうがいいかもしれません。
この選択肢を選んだあなたは、表面的な自己評価が高いタイプ。
「鏡の前で自分を見つける」という選択肢の通り、あなたは自分自身を隈なく見つめ、自己満足や自己肯定感を得ようとする傾向があります。
この自己愛的な行動は、一見、自信に満ち溢れているように見えます。ただ、実はそれは、内面的な脆さや不安定さの裏返しであったりもします。
あなたの場合、高い自己評価を保つため、他人に見せるための自分は常に素晴らしいものでなければいけません。しかしこの状態は、内面にいつも何らかの不安やプレッシャーを抱えることとなります。そのため時々、周りにまで気を遣う余裕がなくなり、自己中心的な行動や、自分の欲求や利益を優先する行動に出てしまったりします。
高カロリーなラーメンやスイーツがどうにもやめられない、というのはまさにこの、自分の欲求を優先する行動です。深層心理では「本当にこれでいいのだろうか」という罪悪感や自己疑念を抱きつつも、それらの行動は瞬間的には快楽や満足をもたらしてくれるため、つい、自制心が欠如してしまうのです。
また、この行動の根本には、「内面的な」自己評価は低い、という問題があります。そのため、自分を甘やかすことで自己肯定感を得ようとするのです。
バランスの取れた自己管理を心がけ、そして時には自分を許すことも大切です。暴飲暴食ではない、ちゃんとしたご褒美としてのスイーツを自分のために用意してみてください。
この選択肢を選んだあなたは、日常の細かいルールや整理整頓に対して少し無頓着なところがあります。
これは、自由な心と創造的な発想の裏返しとも言えます。無頓着さは、ルールにとらわれず、物事を自由に考えられることの証であるとも言えるのです。
部屋が散らかっていても気にならないあなたは、そこを居心地の良い空間として大切にします。
ただし、周囲には少々迷惑をかけてしまうことも。
例えば、やらねばならないことが山積みになっている時に、使ったティッシュをその場に放置してしまったり、洗い物を後回しにすることがありませんか。
そして、いつのまにか気付くと、あなたの部屋の中では、ティッシュの山が小さな要塞を築き、洗い物が待つシンクは有象無象がうごめく未知の海原に……。
めんどくさいことは全部後回しという、一時的な快適さを求める心理は、日常からの小さな逃避行でもあるのです。
まずは「10個、ゴミをゴミ箱に捨ててみる」のような小さなことからコツコツと改善してみましょう。周囲とのバランスを取ることで、逃避も秩序も楽しむことができるかもしれません。
この選択肢を選んだあなたは、周囲の人々や対人関係にいつも興味津々です。そして、時々度が過ぎてしまい「タブー」とされる領域に足を踏み入れてしまうこともあります。
これらは自分自身の感情や欲求を探求する過程での自然な現象ですが、ただし、それを実行に移す前に、良心の声に耳を傾けることが重要です。
たとえば、あなたが誰かのパートナーとの会話を楽しんでいるうちに、単なる日常生活の話題なのに自分でも驚くほどなぜか、その人に惹かれてしまうことがあります。
これは、まるでスパイ映画のヒーローが敵陣に潜入するかのようなスリルとドキドキを味わっているようなもの。
あなたの内なる冒険家が「これは禁断の果実かもしれない」と警告を発しているにも関わらず、あなたはその、魅力的な会話の迷宮にどんどんと足を踏み入れてしまうのです。
しかし、どれほどのスリルとドキドキであろうと、心の中でひっそり楽しむだけならば誰にもバレません。
大事なことは、この興奮と好奇心を適切にコントロールすること。そして、道徳的な判断を下すことです。
ライター : 真宮吉丸
インテリの雑学オタク。東京大学文学部卒。大学では言語について学ぶが、卒業後、心理学を独学で修める。この経験を活かし、現在は心理学に関連するコンテンツのライターとして活動中。
編集 : シンリ編集部