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門扉の周辺から庭全体と、スケールの大きさに関係なく作れるロックガーデンは、手軽におしゃれな庭を作りたいと考えている方に最適です。
そこで、今回の記事では、おしゃれなロックガーデンを作るために知っておきたいこととして、その手順からポイント・デザイン例、注意点までをご紹介します。
おしゃれな庭づくりの1歩として、参考にしてくだされば幸いです。
ここでは、ロックガーデンをおしゃれに作るために、実際に作る時の手順を順に解説します。
1:場所選び
ロックガーデン作りは、場所を選ぶところからはじまります。
通常、傾斜地や高低差のある場所に適しているとされるロックガーデンですが、平らな場所でも、土を盛ったり、石を積み上げたりすることで、高低差を作り出せます。
また、日当たりについても考慮が必要です。
ロックガーデンに適した植物は、日当たりの良い場所を好むものが多いため、日当たりの良い場所を選びましょう。
2:石の選定
石は、ロックガーデンの雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
石の種類や大きさ・色によって、完成後の雰囲気が変わります。
石は、自然石・人工石・レンガなど、さまざまな種類から選べます。
自然の風合いを生かし、より本格的なロックガーデンを作るなら自然石を、費用や扱いやすさを重視するなら人工石を、といったように、それぞれの特徴を踏まえた上で用途に合わせて選んでみてください。
3:石組み
石組みは、ロックガーデンの基礎となる重要な作業です。
石組みの方法には、石を積み重ねるだけのシンプルなものから、複雑な構造を作るものまで、さまざまな方法があります。
石組みの技法は、ロックガーデンのデザインや雰囲気に大きく影響します。
4:植物の植え込み
石組みが完成したら、植物を植え込みます。
ロックガーデンに適した植物は、乾燥に強いものがおすすめです。
多肉植物・ハーブ・山野草など、さまざまな植物の中から好きなものを選んでみましょう。
ロックガーデンの雰囲気は、植物の選び方によって、大きく変わります。
例えば、多肉植物は、可愛らしい雰囲気のロックガーデンに、ハーブは、爽やかな雰囲気のロックガーデンに、山野草は、自然な雰囲気のロックガーデンに最適です。
5:土壌管理
ロックガーデンは、水はけの良い土壌が重要です。
水はけが悪いと、植物が根腐れを起こしてしまう可能性があります。
市販のロックガーデン用の土を使用するか、ご自身で土をブレンドして水はけの良い土壌を作りましょう。
また、定期的に土壌の状況をチェックし、必要に応じて土壌改良を行うことも大切です。
ここでは、おしゃれなロックガーデンを作るためのポイントを5つ解説します。
1:石の種類
先ほど述べたように、石の種類によって、ロックガーデンの雰囲気は大きく変わります。
石の色や形・素材など、さまざまな要素を考慮して、庭のテーマや希望する雰囲気に合った石を選びましょう。
2:石の配置
石の配置は、ロックガーデンのデザインを大きく左右する重要な要素です。
自然な岩場を再現するように石をランダムに配置したり、大小さまざまな石を組み合わせて配置したりと、さまざまな方法があります。
奥行きや広がりの演出も、石の配置で行えます。
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また、石と植物のバランスを意識して配置することも大切です。
植物が石に隠れてしまわないように、石と植物のバランスを調整しましょう。
3:植える植物
ロックガーデンに植える植物は、乾燥に強いものがおすすめです。
植物の選び方によって、ロックガーデンの雰囲気が大きく変わるのはもちろんですが、植物の高さや色の組み合わせも重要です。
高低差をつけることで、より自然な雰囲気に、そして色の組み合わせによって、ロックガーデンにアクセントをつけられます。
4:照明を取り入れる
照明を取り入れることで、夜のロックガーデンも美しく演出できます。
例えば、スポットライトで植物を照らしたり、間接照明で石の陰影を強調したり、さまざまな方法があります。
5:デザインを参考にする
さまざまなロックガーデンデザインを参考に、自分だけのオリジナルロックガーデンを作れます。
雑誌やインターネットなどで、さまざまなロックガーデンデザインを探してみましょう。
気に入ったデザインを参考に、庭のサイズや形状、環境に合わせて、オリジナルのデザインを作れます。
ロックガーデンには、和風・洋風・モダンなど、さまざまなデザインがあります。
ここでは、それぞれのデザインの特徴を簡単にご説明します。
1:和風ロックガーデン
和風ロックガーデンは、自然石やレンガを使用し、落ち着いた雰囲気に仕上げることがポイントです。
植物は、山野草や紅葉樹など、和風庭園によく合うものを選びましょう。
和風庭園の要素を取り入れた、静寂で美しいロックガーデンを作れます。
2:洋風ロックガーデン
洋風ロックガーデンは、自然石や人工石を使用し、明るい雰囲気に仕上げることがポイントです。
植物は、ハーブや多肉植物など、洋風庭園によく合うものを選びましょう。
洋風庭園の要素を取り入れた、開放的で華やかなロックガーデンを作れます。
3:モダンロックガーデン
モダンロックガーデンは、コンクリートや金属など、モダンな素材を使用し、スタイリッシュな雰囲気に仕上げることがポイントです。
植物は、個性的な形状の植物やカラーリーフプランツなど、モダンな雰囲気によく合うものを選びましょう。
モダン建築に合わせた、スタイリッシュで都会的なロックガーデンを作れます。
ここでは、ロックガーデンを作るにあたって押さえておきたい注意点を3つ解説します。
1:傾斜地や高低差がありすぎる場所での配置には不向き
ロックガーデンは、傾斜地や高低差のある場所に適していますが、傾斜が急すぎる場所や高低差が大きすぎる場所には、適していません。
傾斜が急すぎる場所では、石組みが崩れてしまう可能性が、高低差が大きすぎる場所では、植物が育ちにくくなる可能性があるためです。
傾斜や高低差が大きすぎる場合は、造成工事を行い、ロックガーデンに適した場所にする必要があります。
2:ロックガーデンに使用する岩や石、草花の選択が難しい
ロックガーデンに使用する岩や石・草花は、庭の雰囲気や環境に合ったものを選ぶ必要があります。
石の種類や大きさ・色・植物の種類・高さ・色合いなど、さまざまな要素を考慮した上で適切なものを選択しないと、庭の雰囲気を壊してしまう可能性があります。
3:植物の成長を妨げてしまう可能性がある
ロックガーデンでは、石を多く設置してしまうことで、植物の根が張りにくい環境になってしまい、植物の成長を妨げてしまう可能性があります。
そのため、植物の根がしっかりと張るように、石の配置や土壌管理に注意する必要があります。
ロックガーデン全体のレイアウトを考える段階で、日当たりや水はけと一緒に考えておきましょう。
ロックガーデンは、自然の岩場を思わせる、個性的な庭造りとして人気があります。
今回ご紹介したように、場所選び・石の選定・石組み・植物の植え込み・土壌管理など、いくつかのポイントを押さえることで、初心者の方でも自分だけの個性的且つおしゃれなロックガーデンを作れます。
ただし、実際に作る時には、傾斜地や高低差がありすぎる場所での配置には不向きであること、ロックガーデンに使用する岩や石、草花の選択が難しいこと、植物の成長を妨げてしまう可能性があること、などの注意点も踏まえて計画を行うことも大切です。
今回の記事で紹介した内容が、お客様のおしゃれなロックガーデン作りに貢献できれば幸いです。
投稿 ロックガーデンをおしゃれにするなら何から始めるべき?作り方の手順やポイントとは は 揖斐川庭石センターblog に最初に表示されました。