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男女の友情について「成立する」と答えた人は全体の約6割を占め、多くの人が異性と友達になれると考えていることがわかりました。一方で、残りの人は「成立しない」と答えており、意見が大きく分かれる結果となっています。
「成立する」と考える人からは、「タイプではない異性なら恋愛感情を抱かずに一緒に過ごせる」「人として好意を持つのは性別とは関係ない」といった声が多く見られました。お互いに理性を保ち、適度な距離感を大切にすれば、男女でも友情が成り立つと考える人が多いようです。
一方、「成立しない」と答えた人は、「どこかで異性として意識してしまう」「一瞬でも魅力を感じたら友情は壊れる」といった意見を挙げています。実際に友達だと思っていた相手から告白され、関係が変わってしまったという経験談も寄せられており、男女の友情は安定して続けるのが難しいと感じている人も少なくありません。
このように、友情が成立するかどうかは人によって捉え方が大きく異なり、恋愛感情が絡むかどうかが分かれ目となっていることが浮き彫りになりました。
調査では、恋愛感情を抱いていない異性の友達が「いる」と答えた人は、男性よりも女性のほうが多いという結果が出ています。女性のほうが異性の友達を持ちやすい傾向があるといえそうです。異性の友達がいることで、同性では得られない視点からアドバイスをもらえたり、違った価値観に触れたりできるという利点もあるでしょう。
しかし一方で、友情が必ずしも友情のまま続くとは限りません。異性の友達がいると答えた人のうち、実際にその友達を好きになった経験があると答えた男性は約7割、女性は約4割にのぼりました。友情の中に恋心が芽生える可能性は少なくなく、特に男性では高い割合で「友達から恋愛に発展した経験」があることがわかります。
この結果からは、異性の友達を持つことが珍しいことではない一方で、その関係が恋愛に変わるリスクも常に存在していることが見えてきます。友情と恋愛の境界線は曖昧であり、意識していないつもりでも感情が揺れ動くことがあるのかもしれません。
異性の友達とどこまでなら友情の範囲といえるのかを尋ねた結果、もっとも多かった答えは「複数人で遊ぶまで」でした。2人きりで会うと、場所や雰囲気によってはデートを意識してしまうことがあるため、複数人で過ごすことで友達関係を保ちやすいと考える人が多いようです。
次に多かったのは「2人きりで会うまで」や「軽いスキンシップまで」といった回答でした。人によって境界線の基準は大きく異なり、どの時点から「友達ではなく恋愛」と感じるかは人それぞれです。
この結果からは、友情と恋愛の境界線は一律に決められるものではなく、それぞれの価値観や考え方によって違うことがわかります。異性の友達と付き合う際には、お互いの認識をきちんとすり合わせることが、友情を続けるための重要なポイントといえるでしょう。
異性との友情を長く続けるには、適度な距離感を意識することが欠かせません。調査結果でも、多くの人が「思わせぶりな態度をとらない」ことを心がけていると答えました。些細な仕草や言葉でも誤解を招き、恋愛感情につながるきっかけになりやすいためです。
また、「頻繁に会いすぎない」「なるべく2人きりにならない」といった工夫も多く挙げられています。友達関係であっても会う回数が多いと、距離が近づきすぎて境界線が曖昧になりやすいため、適度な間隔を保つことが重要です。さらに、夜遅くまで一緒に過ごすことを避けるなど、状況によっては異性として意識してしまう場面をつくらない工夫も必要といえるでしょう。
このように、異性との友情を続けるには、恋愛に発展しないよう意識して行動する配慮が大切であることがわかります。
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:成人男性・成人女性
回答者数:200名(男性100名、女性100名)
実施日:2025年6月16日
今回の調査からは、男女の友情は「成立する」と考える人が多い一方で、恋愛感情が入り込むことで崩れやすい関係でもあることが見えてきました。異性の友達を持つこと自体は珍しくなく、価値観を広げたり相談相手になったりと、人生を豊かにしてくれる側面もあります。しかし、友情を保つためには適度な距離感を保ち、誤解を生まないように配慮する姿勢が欠かせません。
男女の友情が成立するかどうかに明確な答えはありませんが、お互いの意識や行動次第で、長く良好な関係を築くことは可能です。誰もが一度は考えるこのテーマをきっかけに、異性との付き合い方や人間関係のあり方を改めて見直してみてはいかがでしょうか。