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1805年(文化2年)創業の『あみだ池大黒』は、大阪を代表する老舗菓子店。看板商品の「粟おこし」「岩おこし」は長く地元で親しまれてきた大阪銘菓のひとつです。そんな歴史ある店が新たに手がけたのが、「大阪花ラング」。
菓子市場でも人気の高いラングドシャに着目し、開発がスタートしたのは2019年。形や味に加えて包装にもこだわり抜いた商品は、販売開始からじわじわと注目を集め、今では大阪土産の定番のひとつとなりつつあります。
この商品は、幅広い世代に親しんでもらえるよう、味はもちろん見た目や贈りやすさにも配慮された設計。大阪産の素材を活かしたスイーツとして、地域色も大切にしています。
店舗としても「おこし=古風」というイメージを払拭し、若い世代にも手に取ってもらえる商品づくりを目指していたそう。伝統を守りながらも変化を恐れない姿勢が、「大阪花ラング」にしっかりと表れています。
ゴールドを基調に、商品名と商品イラストがあしらわれた高級感あるパッケージ。フタを開けると、ひとつひとつ丁寧に個包装された商品が並んでいます。繊細なラングドシャは、厚手の包装と内装カップでしっかりホールド。上品なデザインと、持ち運びにも配慮された安心の包装で、贈り物にもぴったりです。
「このお菓子を贈られた人の人生に、色とりどりの花が、たくさん咲きますように」
そう添えられたメッセージカードとともに開封すると、花をモチーフにしたラングドシャのかわいらしいビジュアルが目を引きます。
お皿に取り出すと、まるでテーブルに小さな花が咲いたようで、思わず写真に残したくなる華やかさが印象的。贈られた人の記憶に残る、そんな逸品といえそうです。
また、見た目の印象だけでなく「手に取りたくなるお菓子」としての完成度の高さも感じます。ビジュアルの工夫によって“食べる前からワクワクする体験”を提供できているのもポイントでしょう。
実際に手に取ると、指先からもその繊細さが伝わってきます。クリームがくずれないよう整えられた仕上がりにも、製造工程の丁寧さがうかがえました。
薄く焼かれたラングドシャ生地は、軽やかな食感とほどよい甘さが特徴。バターの香りと、ほんのりと感じられるはちみつの風味が調和しています。
原料には、3種類以上の大阪産はちみつをブレンド。中のクリームはホイップタイプで口どけがよく、ドライフルーツの酸味がアクセントになっています。
食べ進めるうちに、香ばしさ、やさしい甘さ、そして酸味がバランスよく口の中に広がります。甘すぎず、後味も軽やかで、一度にいくつも食べられてしまいそうです。
お茶や紅茶、コーヒーとも相性が良く、来客用のお菓子にも使えそうな上品さ。ちょっとしたご褒美や、ギフトにも最適です。
6個入り・9個入り・12個入りのラインナップがあり、贈り物にも選ばれている「大阪花ラング」。日持ちの良さや見た目のかわいらしさから、結婚式の引き出物や手土産など、さまざまなシーンで活躍しそうです。
SNSでは「かわいすぎて食べるのがもったいない」「箱までかわいい」などの投稿も見られ、写真映えするスイーツとしての人気も高まっています。特に女性層からの支持が厚く、「大阪に行ったら必ず買うお土産」としても認知が広がりつつあるようです。
今回はネットでお取り寄せをしましたが、大阪市西区にある直営店「あみだ池大黒本店」や、大阪駅・新大阪駅の売店、空港・百貨店などでも販売されています。
駅ナカでも取り扱いがあるため、観光や出張の帰り道に立ち寄りやすく、急ぎの手土産探しにも便利です。
また、オンライン通販にも対応しているので、遠方に住んでいても自宅にいながら購入可能。地方在住の大阪ファンにも嬉しいラインナップです。
ラングドシャはもともとフランス語で「猫の舌」という意味を持つ焼き菓子。その形状を花に見立てた「大阪花ラング」は、伝統と現代的な感覚が融合した新しい大阪土産として、多くの人に喜ばれています。
老舗の歴史と、現代のニーズに合わせた新しさ。その両方を兼ね備えたスイーツとして、これからの大阪の新定番土産になっていく予感がします。
大阪に根ざした老舗の挑戦として、今後も注目したい「大阪花ラング」。お土産に、自分へのご褒美に、ぜひ一度おためしになってみてはいかがでしょうか?
<取材・撮影・文/櫻井れき>
店名:あみだ池大黒本店
住:〒550-0014 大阪市西区北堀江3-11-26
TEL:06-6538-2987
営:9:00~18:00
休:年末年始
公式サイト:https://www.daikoku.ne.jp/
ネット通販サイト:https://osaka-hanalangue.com/