漫画家・荒木飛呂彦による大人気コミックを実写映画化した『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(5月23日公開)。そのジャパンプレミアが5月12日に都内映画館で実施され、主演の高橋一生、共演の飯豊まりえ、戸次重幸、井浦新、そして渡辺一貴監督が登壇した。

人の心や記憶を本にして読み、指示を書き込むこともできる特殊能力を持つ、人気漫画家・岸辺露伴を演じた高橋は「高橋一生を演じた岸辺露伴です」とジョークを発して笑わせながら「本作の見どころはポップコーンバトル。とても白熱しているのでそんなところも観て頂ければと思います」と呼び掛けた。

「幸せの絶頂を迎えると絶望の淵に落とされる呪い」という本作のテーマにちなんで「最近、幸せに感じたこと」を聞かれた高橋は「ヴェネツィアロケから帰ってきた日の日本食がとにかく美味しかった。僕はやはり日本人だと。本当にご飯が美味しかった」と述べ、「どこの…とは言えませんがスタンダードな丼ぶりが美味しかった!これは本当に幸せでした」と笑いを誘っていた。

集明社に勤める、露伴の担当編集で露伴の取材にいつも付き添う泉京香役の飯豊は、日本映画としては初となる全編ヴェネツィアロケに感激しながら「本作のテーマは幸せ。泉君が自分の意見を言う場面では、彼女の持つ明るさと裏にある邪悪さに私自身も驚きました。幸せの感じ方と価値観、受け取り方は人によって違うと思いますが、それぞれのキャラクターの幸せの形にも注目して欲しいです」とPRした。

また高橋は自らの発案でイタリア語に変換したとあるセリフに触れて「前回のフランス語に比べて、イタリア語はカタカナ発音に近いのかなと思いました。フランス語よりはライトに出来たかな」と言うも「イタリア語にしたいと言った自業自得は僕にありますが、思った以上に長かった」と苦笑い。「でもリズムは大切にしたかったので、そのままでやらせていただきました」と舞台裏を明かした。

キャスト陣にはサプライズで荒木先生から書き下ろしイラストが届いた。代表して受け取った高橋は「ウワー!これは僕すぐに持って帰りたいですね!あ、ダメか。みんなと分かち合わないと。ヴェネツィア2025と書いてあって、今回の映画にしっかりと寄せて作画されているのが伝わります。こんな有難い事ってない」と大興奮。

全員でイラストを囲んで鑑賞する中、戸次が「僕も持っていいですか?」とおねだりして高橋からイラストを受け取り「ウワー!凄いですね~!何かオーラが出ている」と声を弾ませていた。

情報提供元: NEWSNEXT
記事名:「 高橋一生、ヴェネツィア帰国後すぐに感じた「僕はやはり日本人」の理由