2013年に刊行された作家・中條てい氏による原作を映画化した『アイミタガイ』(11月1日公開)がついに完成!9月30日には都内で完成披露試写会が実施され、主演の黒木華、共演の中村蒼、藤間爽子、近藤華、白鳥玉季、そして草野翔吾監督が出席した。

親友同士の梓と叶海、2人の関係を軸に一期一会の連鎖が大きな輪になって、立ち止まっていた人々の心を灯す群像劇。主人公・秋村梓を演じた黒木は「1年以上前に撮った作品を皆さんにお届けすることが出来て凄く嬉しく思います」と満員御礼の会場に挨拶した。役柄については「皆さんに共感してもらえるような、すぐ傍にいるようなキャラクター。私も梓の気持ちがわかったし、人と人との繋がりを感じられるような役でした」と紹介した。

黒木は透き通った声で主題歌を歌唱しているが、「いつ歌います!と言ったのか…。歌いますと言った記憶がなくて…気づいたら。外堀を埋められて」と苦笑いで、藤間から「とても素敵なので歌がお得意なのかと思っていたので意外な反応で…」と不思議がられると、黒木は「色々な機会を頼っているの」と照れ隠しでジョークを放っていた。

本作のタイトルは「同じ境遇にある者どうしが思いやり、助け合うこと」という意味を持つ、「相身互い=アイミタガイ」という言葉に由来している。そんな温かみあるタイトルで「あいうえお」作文に全員で挑戦。

「ア」担当は白鳥。「あなたに届けたい」
「イ」担当は藤間。「いつまでも」
「ミ」担当は黒木。「みんなで」
「タ」担当は中村。「助け合い」
「ガ」担当は近藤。「がんばった」
「イ」担当は草野監督。「いい映画」

発表までそれぞれがどんな言葉を書いているのか知らなかった面々は、息ピッタリのチームワークに大興奮。黒木は抜群のチームワークに「ここにすべてが表れていますね!」と喜色満面だった。

そして原作者の中條氏が黒木に花束贈呈。中條氏から「主役が黒木華さんだと聞いたときは、本物の梓が出てくださったととても感激しました」などと言葉を受け取った黒木は「中條先生が書いてくださらなかったら始まらなかったですし、そこから脚本になり、それが草野監督に行って、私たち役者が集まって1本の映画になっていくという。本当にありがたい空間にいると思った。『アイミタガイ』という言葉は梓を演じることで知れた言葉でもあるので、演じることが出来てありがたいと思いました」と深く感謝していた。

情報提供元: NEWSNEXT
記事名:「 黒木華、まさかの“あいうえお作文”完成にチームワーク実感「すべてが表れている」