10月11日先行公開からの10月18日の拡大公開が期待される映画『BISHU~世界でいちばん優しい服~』がついに完成!9月26日には都内映画館で完成披露上映会が実施され、主演の服部樹咲、共演の岡崎紗絵、吉田栄作、長澤樹、黒川想矢、知花くらら、清水美砂、そして西川達郎監督が出席した。

完成披露上映会が実施されたTOHOシネマズ日比谷は、服部の女優デビュー作『ミッドナイトスワン』が158週ものロングランを記録した縁のある映画館だ。そんな場所での長編映画初主演作の完成披露に「3か月前に『ミッドナイトスワン』の最終上映の舞台挨拶をさせていただいて、まさかこんなに早くここに立てるとは思っていなかったので嬉しい限りです。『ミッドナイトスワン』から4年が経って、また新しい私の姿をお見せできるのではないかと楽しみにしています」と喜色満面だった。

発達障害を持つ神谷史織を演じた服部は「服を作りたいという事に走っていく役どころ。ピュアで可愛らしい史織が気に入ったので、そこを上手く表現できればと思いました。史織の周りには優しい人しかいなかったので撮影中も幸せでした」と振り返りながら「機織り練習も撮影前に工場を見学させていただいて、作業の練習をしました」と熱のこもった役作りを明かしていた。

主題歌も初歌唱。服部は「昔から歌うことが好きだったので、いつかお仕事で歌えたらいいなと思っていました。それがまさか初主演映画で歌わせてもらって…。嬉しかったです。歌詞と映画の内容がリンクしていてダイレクトに映画の想いが伝わる曲になっています」とアピールしていた。

そんな史織の姉・布美を演じた岡崎。初共演の服部から「もうずっと可愛い!初めてお会いした時から可愛くて、撮影中も顔を見るたびに可愛くて声も魅力的で声を聞くだけでも幸せでした」とゾッコンの愛を伝えられると、岡崎も「すらっとされていてクールなイメージがあったけれど、いざお話しすると18歳のあどけなさもあって凄く可愛らしい。私も5つ下の妹がいる姉として役柄に共感する部分もありました」と本物の姉妹のようだった。

そんな二人の娘の父親を演じたのは吉田で「二人ともしっかりしていたけれど。年相応のあどけなさもあって。すき焼きを喜んだり、スイーツを一緒に食べてくれたりね。実際に本当の家族のように思えることが撮影中にありました」とすっかりパパの顔。映画初主演の服部については「小さい頃からバレエをやっているので見せ方を熟知している。しっかりしているし背も高い。これから俳優として人間として色々な経験をしていくと思うので、今後また5年10年経って別の現場で会うのがとても楽しみです」と将来を大いに期待していた。

映画タイトルにある『世界でいちばん優しい服』にちなんで、それぞれの「世界でいちばん優しい○○」を発表。

吉田は「世界でいちばん優しい“人”と書いて“ココロ”と読んでいただきましょう」といい「自分を生み育ててくれた親への思い。僕もこの歳になっても実家に帰れば親父が飯を作ってくれてもっと食えと言ってくれる。おふくろも今の僕の姿をずっと見守っていてくれるはず。親の心は世界でいちばん優しいと思いますね」としみじみ語った。

一方、「皆さんの後ではなかなか言いづらい」という岡崎は「最近買った蒲団です!…私だけ内容薄すぎ?」としながらも「タオル地の優しい布団に包まれて毎日幸せに寝ています。この映画に繋げるならば、布団も糸で作られているし、何千もの糸が絡み合い私を包み込んでくれる。もはや私はBISHUにくるまって毎日寝ています!」と上手く映画PRに繋げていた。

主演の服部は「世界でいちばん優しい…お客さんです!」といい「映画は作るだけではなくてお客さんの心に届いて映画だと思っているので、沢山の人に見てもらってなんぼ。感想を頂くのも私たち作り手の幸せ。私の初主演映画を誰よりも先に見に来てくださった皆さんがいちばん優しい!」と大感謝。本編上映時刻を迎えて「優しくて可愛らしい、見ている人を癒す力を持ちつつ、とても力強くて前向きな映画」と呼び掛けながら「締めの挨拶を務めるのは初めてなので緊張です。映画を楽しんでいただき、感想の口コミも…優しくお願いします!」と初々しく舞台挨拶を締め括っていた。

情報提供元: NEWSNEXT
記事名:「 吉田栄作は“人”と書いて“ココロ”と読む 変わらぬ両親への思いを語る