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東京都港区の「赤坂 鮨 しの」はオープン2周年を記念し、2024年10月から「銀座芭蕉堂 わらび餅」で締めくくるコースメニューの提供を開始した。北海道産毛蟹、戻りカツオ、ヒラメやボタン海老などのメニューも合わせ、贅沢な美食体験を提供する。
「赤坂 鮨 しの」は東京ワールドゲート赤坂の裏路地に店舗を構え、“隠れ家”で江戸前鮨を楽しめる高級すし店。昨今の食材価格高騰の中、コースはオープン当初から値段据え置きの「おまかせ」税込20,000円一択。
握りのクオリティーが高いと評される大将の篠原氏は、自身が毎朝豊洲に足を運び目利きした素材の旨味を最大限に引き出すため、手間暇を惜しまぬ仕込みと江戸前の技術を合わせ、極上鮨の世界に誘う。
「赤坂 鮨 しの」店内は、一歩足を踏み入れれば、凛とした檜のカウンターと伝統的な聚楽壁(じゅらくかべ)が静かに風情を彩り数寄屋造りの温かさを感じる空間が広がる。
着席すると、無垢の檜カウンターは上質な手触り。ほのかな檜の香りを感じ、カウンター越しの大将との心地よい距離感が、これから始まるコースへの期待感を高まらせる。
・つまみ
・旬の刺身(ヒラメ、カツオ)
・北海道産毛蟹 ジュレと蟹味噌ソース和え
・焼き物
・茶碗蒸し
・握り 11貫(白身、烏賊、小肌、雲丹、ボタン海老、鮪 赤身、鮪 大トロ、穴子、たまご等)
・お椀
・銀座芭蕉堂 わらび餅
「芭蕉堂」は明治元年(1868年)に大阪で創業。看板商品の「わらび餅」は、厳選された素材を使用し、代々受け継がれる「銅釜直火炊き」の伝統製法で作られることで、強いコシがありながらも口どけ滑らか、心地の良い舌触りに仕上げている。
「赤坂 鮨 しの」では提供直前に「わらび餅」を切り、国産の丹波種黒豆きな粉と抹茶をブレンドした「抹茶きな粉」をあしらう。
『カツオ』は皮目を炭火で炙る。スモーキーな香りとカツオの旨味、モチモチとした食感も楽しめる。
『ボタン海老』は、生ならではの旨味を強く感じ、適度な食感と程よい甘みを味わえる。
北海道産の『毛蟹』は、蟹酢のジュレと蟹味噌の2種類の味わいを感じられる。見た目も鮮やかで満足度の高い一品。
舎利(しゃり=酢飯)の米は、水分も粘り気も少ない北海道産「ななつぼし」の古米を使用。大将が理想とする口の中でほどける舎利に仕上げるべく、3種類の赤酢をブレンド。“本日のネタ”に合わせバランスの取れた舎利に仕上げる。
わさびは年間通して13℃前後の湧水で栽培される、静岡県有東木(うとうぎ)のわさびを使用。大将によると、「握りに合わせると、すっきりと鼻に抜けるシャープな辛味と爽やかな甘みを感じ、それぞれの鮨ネタの良さを引き立たせてくれる」。