- 週間ランキング
株式会社ゼブラグリーンズ(兵庫県加古川市)の「加古川市産トマトの規格外品を活用した加工品の開発によるフードロスの削減」プロジェクトが2024年6月5日(水)、兵庫県の「令和6年度アグリビジネス創出支援事業」に採択されました。
立命館大学とエム・シーシー食品株式会社(兵庫県神戸市)とで共同チームを形成。グルタミン酸が豊富に含まれる加古川市産の規格外・廃棄トマトを活用した加工品を作ることを目的としています。
株式会社ゼブラグリーンズは2021年11月、「本当に価値のある、おいしくて、おもしろくて、機能性の高い野菜を消費者に届けたい」をビジョンに創業。
2024年現在、アグリ事業、コンサルティング事業、オープンイノベーションを三本柱とし、自社で付加価値の高い野菜をつくり、そこで培ったノウハウを農業者、事業者、行政、研究者に還元しています。
目標はサステナブルに社会と共存する「ゼブラ企業」。すべてのステークホルダーや消費者の便益を考えながら、持続可能な成長を目指しています。
ブランドコンセプトには「Seed to Health」を掲げ、消費者にとって価値のある品種を探し、その価値を最大化する栽培方法で生産。流通から販売までをワンストップで行うことで、健康的な生活を実現していくとしています。
兵庫県は農林水産業の活性化や持続的な発展に向けて、提案公募型の補助事業「兵庫県アグリビジネス創出支援事業」(経費補助・伴走支援)を実施。目的は農林漁業者や食関連企業など多様な分野の事業者が連携して、県産農林水産物を活用した新商品や新サービス等の創出に取り組むアグリビジネスのスタートアップの支援です。
対象は県産農林水産物を活用した新たなアグリビジネスを生み出すプロジェクト。「新しい加工技術による新商品の開発」「地域の特性を活かした流通システムの構築」「農観商工連携による新たな旅行商品の開発」などを想定しています。
※全ての要件を満たす共同チームが対象となります。令和6年度の公募は終了しています。
ゼブラグリーンズの「加古川市産トマトの規格外品を活用した加工品の開発によるフードロスの削減」プロジェクトでは、立命館大学と食品メーカーのエム・シーシー食品と共同で、うまみ成分であるグルタミン酸がたっぷり含まれる加古川市産の規格外・廃棄トマトを活用した旨熟トマトの加工品の商品開発・販売を行うことで所得向上を図ります。
あわせて、食品の廃棄を減らすことで脱炭素やフードロスの削減など持続可能な農業の実現への貢献を目指しています。
ゼブラグリーンズは「エム・シーシー食品が持つ加工技術や知見、学生ならではの柔軟な視点や発想を組み合わせることで、よりよい商品作りを進めます。また、加古川市ゼロカーボンパートナー企業として、フードロス削減や脱炭素への取り組みといった環境に優しい持続可能な農業の実現を目指していきます」としています。