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地域の人々に愛されるスイーツショップや飲食店を紹介するシリーズ企画「店舗探訪」。今回訪れる店舗は奈良県奈良市にある「cafe maru(カフェ マル)」。風情ある街並みの「ならまち」に店を構える古民家カフェです。
オリジナルの製法で焼き上げた「パンケーキ」、動物性原料不使用の「ヘルシースパイスカレー(ヴィーガンカレー)」、見た目だけでなく味にもこだわった「かき氷」などの人気メニューをそろえています。
「cafe maru」は世界遺産「元興寺」の旧境内を中心とする観光地の「ならまち」にある築100年以上の町屋をリノベーションしたカフェです。
オープンは2014年4月。古民家ならではの落ち着いた雰囲気の店内で、スイーツ、フード、ドリンク、アルコール類などが楽しめます。
コロナ禍前は最後に揚げ焼きをするオリジナルの「パンケーキ」を中心としたメニュー構成でしたが、コロナ禍で来店客数が大きく減少。打開策としてメニューを刷新しました。肉類など動物性原料を使っていない「ヘルシースパイスカレー(ヴィーガンカレー)」、彩り豊かな「かき氷」の販売を開始しています。
cafe maruのおすすめメニュー「maruのパンケーキ」。丸内聡志オーナーは「パンケーキは一過性のブームではなく、スイーツとして定着しています。その中で、他のお店にはない新たなジャンルのパンケーキとして開発しました」と話してくれました。
例えるなら「パンケーキとフレンチトーストの良いところをあわせ持つパンケーキ」(丸内オーナー)。最後の仕上げに揚げ焼きの工程を入れることで、他ではない食感が味わえるそうです。あえてパンケーキをカットすることで、断面からバターやシロップが染み込んだ味わいが楽しめます。
cafe maruの「ヘルシースパイスカレー」は植物由来の食材だけを使ったヴィーガンカレー。完成までに何度も試作を繰り返した自慢の一品です。
肉類の代わりに大豆ミートを使用。発売当初は「ヴィーガンカレー」のメニュー名で販売していましたが、より商品の特徴を伝えるために「ヘルシースパイスカレー」に変更。外国人観光客や健康を意識する層からの注文が多い人気メニューとなっています。
味だけでなく、見た目にもこだわっており、竹炭を加えることで見た目のバリエーションを広げ、紫タマネギで彩りをプラスしています。ライスは黄色が特徴のターメリックライスとすることで色彩豊かな“映える”メニューに仕上げています。
奈良県は氷室の守り神を祀る「氷室神社」があることから「かき氷の聖地」とも呼ばれます。とくに「氷室神社」に近い、近鉄奈良駅やJR奈良駅近辺、ならまち周辺などは人気のかき氷店が集まる観光スポットにもなっています。
cafe maruでは3種類の創作系かき氷「ドラゴンフルーツミルク氷」「紅茶と白桃のかき氷」「カカオニブとチョコミントかき氷」をそろえています。個性的な見た目だけでなく、cafe maruだけでしか味わえないかき氷が勢ぞろいしています。
とくに「ドラゴンフルーツミルク氷」は華やかな見た目が特徴のかき氷です。「ドラゴンフルーツミルクソース(別添え)」「パッションフルーツソース」「ミルクシロップ」「ドラゴンフルーツソース」「クレミアソフト」を使って、見た目だけでなく豊かな味わいに仕上げています。
cafe maruの一押しメニュー「maruのパンケーキ」。
丸い形のパンケーキを提供する飲食店が多い中、cafe maruではカットしたパンケーキを提供しています。最後にバターで揚げ焼きしているので、食欲のそそる香ばしい香りが漂ってきます。
外側はサクサクの食感で、噛むと中からバターの旨みがじゅわーっと広がります。また、生地に米粉を加えているのでもちもちっとした食感も楽しめます。
今回はトッピングとして「生クリーム」のほか、「クレミアソフト」「ラズベリーソース」をチョイス。いろんな種類のトッピングがあることで、様々な味の変化が楽しめます。
とくに、生地にたっぷりの「クレミアソフト」をのせてから「ラズベリーソース」をつけると、濃厚なミルクの旨みの中にラズベリーの甘酸っぱさ、そして生地に含まれたたっぷりのバターが味わえ、幸せな気分に浸れます。