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日本茶を中心とした日本の伝統食品の包装資材・パッケージを製造販売し、日本茶の推進にも取り組む株式会社吉村(東京都品川区)の、茶葉入り紙コップ「リーフティーカップ(Leaf Tea Cup)」。
茶葉とフィルターが紙コップにセットされており、お湯を注ぐだけのワンアクションで淹れたてのお茶を楽しめる商品です。
2021年3月に実施されたクラウドファンディングサイト「MAKUAKE(マクアケ)」のプロジェクトでは、目標金額の50万円に対し、260万円以上の支援金を獲得し、達成率は521%。
発売後の約3年間で、日本茶専門店を中心に累計100万カップを超える受注を得て、OEM事業も好調に進捗。ベーシックな茶葉(緑茶やほうじ茶)に加え、要望の多いフレーバーティーにも一部対応を開始しています。自動包装機の運用も軌道に乗りつつあり、多様な注文を受注可能になっています。
2024年7月現在、公式オンラインストアのほか、MakuakeストアやJREモールにも出品され、全国からお取り寄せできます。
実際に、自宅で「リーフティーカップ」を使用してみました。
今回ためしてみたのは、定番品の「煎茶」「ほうじ茶」「和紅茶」と、2024年6月に新登場したフレーバーティー第1弾「シトラス緑茶」の計4品。1包装5カップ入りで、希望小売価格は税別815円。
「シトラス緑茶」以外の定番の茶葉3種は、公式オンラインストアほかで”合計”30カップのセットが税込3900円(送料別途)で通販購入できます。
「シトラス緑茶」の包装を開けてみると、中には紙コップが重ねられています。
紙コップの底には、三角ティーバッグに使用されているのと同じ透明フィルムのフィルターがセットされており、その下に茶葉が入っています。フィルターは熱圧着で、接着剤不使用のため安全性が高く、茶葉の風味を損ないません。
使い方はお湯を注ぐだけ。
茶葉は100%国産。スッキリした緑茶の中に、国産のみかん、ゆず、レモンのチップとハーブがブレンドされています。ほんのり甘く、爽やかな風味のシトラス緑茶。リラックスできる味わいです。
「煎茶」「ほうじ茶」「和紅茶」も使い方は同様。いろいろなフレーバーを用意しておくと、その日の気分で飲みたいものを選べます。
急須で淹れるお茶と同様、飲み終えた後にお湯を注いで2杯目、3杯目と“おかわり”を楽しむこともできます。
さらに、水出しも可能。フィルターの高さまで水を注いで2分ほど待ち、茶葉が開いたら冷水を足します。お湯で淹れたときよりもさらにさっぱりとした味わいになり、夏場にはぴったりです。
急須でお茶を淹れるときや、ティーバッグを使うときと比べて、「リーフティーカップ」の手軽さ・気軽さは段違い。急須を洗う手間が省けるのも煩わしさがないところです。
筆者の生活実感として、忙しい仕事の合間に、ちょっとお茶を飲んで一服したいと感じても、茶葉を急須に入れて注いだり、洗い物をする手間を考えると「面倒くさいからやめておく」ということは多々あります。
「紙コップにティーバッグを入れてお湯を注ぐ」ことすら面倒に感じてしまう筆者のような人間からすると、ノーストレスで淹れられる「リーフティーカップ」があれば、面倒がらずにお茶を楽しむ機会は確実に増えます。
吉村では「リーフティーカップ」について「新しいリーフ需要を創造するためのプロダクト」と説明し、「食事やお菓子といっしょに、ほっと一息つきたいとき、頭をすっきりさせたいとき……いつでも、どこでも、急須で入れたような本格的な日本茶を楽しんでみませんか」などと提案しています。