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レトルト専門店「NISHIKIYA KITCHEN」(ニシキヤキッチン)は2024年5月24日(金)、ニシキヤキッチンの象徴「インドカレーシリーズ」を全面リニューアルした。
「NISHIKIYA KITCHEN」は株式会社にしき食品(本社:宮城県岩沼市)が運営するレトルト専門店。「世界の料理を『カンタン』に。」をコンセプトに掲げる。
ニシキヤキッチンの商品開発部スタッフは、2010年から延べ10年以上、カレーの本場であるインドへ訪問。コロナ禍で一時は研修の中止を余儀なくされたが、現在までに約20回インドへ研修に行き、インド料理を研究。北インドから南インドまで、レストランや食堂の厨房、現地のお母さんのキッチンや料理教室など、あらゆるシーンのインド料理を学んできた。
今回のリニューアルでは14年間の集大成として、日本人でも食べやすく、本格的にグレードアップした味わいを届けることを追求。北インド発祥の定番バターチキンカレーを3種類、海に面した南インドの海鮮カレーを2種類、そして、それらのカレーに混ぜたり、組み合わせても楽しいベジ(野菜)カレーを4種類発売した。
インドカレーが好きな人から、馴染みのない人まで、ニシキヤキッチン「開発14年の集大成」を体験できるラインナップになっているという。
ニシキヤキッチンのインドカレーシリーズ企画のスタートは、「もっとおいしいカレーをつくりたい!」という想いから、「カレーのルーツ、インド料理を極める」ことに定めた。
インド料理の研究を通じて出会った本場の味を出すために、現地の調理法を再現。例えば、小麦粉を使わず素材そのものでとろみをつけたり、スパイスもオリジナルでブレンドしたりしている。また、インドカレーの特長を引き出すのに必要な素材が日本で調達できない場合は、その素材を作ることから始めた。
南インドのカレーに欠かせないスパイスの1つにカレーリーフがある。
乾燥したカレーリーフでは香りが飛んでしまうため、生のカレーリーフを使うことが重要。生のカレーリーフを日本で安定して手にいれるのは難しいものだったが、蔵王の農家様の協力もあり、4年もの試行錯誤を経て、ついにカレーリーフの生産に至った。
南国の植物であるカレーリーフを蔵王で栽培するにあたり、冬でも暖かな温室栽培にし、本場インドの環境に少しでも近づけるよう工夫をしている。丁寧な管理と蔵王の自然が育んだ生のカレーリーフのおかげで、フレッシュな香りや風味が最良の状態で味わえるようになった。
パニールは、インドで使われるフレッシュチーズのこと。
北インドのカレーによく使われ、インドでは身近な食材であるパニールだが、日本ではおいしいパニールの入手が困難だった。
そこで、蔵王のチーズ工場・蔵王酪農センターにダメもとでパニールの製造を依頼したところ、「作ったことはないけれど、やってみましょう」と快諾。試行錯誤の上、約1年後に、カレーにピッタリのパニールが完成した。
ニシキヤキッチンでは今回の「インドカレーシリーズ」リニューアルにあたり、インドカレーのおいしさがより伝わるように、3つのカテゴリーにわけてインドカレーの魅力を以下の通り紹介している。
日本では、クリーミーでマイルドな甘口カレーというイメージがあるバターチキンカレーだが、インドでは辛さがあったり、チーズでコクを付けたものがあったり、まだ知られていない味わいのバターチキンカレーを見つけた。
マイルドだけではない味わいを日本でも楽しんでもらいたいという想いから、それぞれ味わいが異なる3種類のバターチキンカレーを用意している。[価格:各480円(税込) 内容量:各180g]
インド研修で訪れた現地レストランの味わいをお手本に、乳製品やカシューナッツのコクとトマトの旨みを絶妙なバランスで組み合わせた。
定番のバターチキンカレーよりも生クリームをはじめとした乳製品を多く配合。たっぷりの生クリームとカシューナッツがコク深い、濃厚な味わい。
トマトの酸味を生かしたすっきりとしたソースで、スパイシーさを引き立てた。マイルドでクリーミーなイメージのバターチキンカレーとはひと味違う、あと引く辛さが特長の辛口バターチキンカレー。
海に面した南インドを代表するカレーである「南インドのクリーミーフィッシュカレー」や、ニシキヤキッチンのインドカレーでは初となる、エビを使った「南インドのシュリンプカレー」も新発売する。
「南インドのクリーミーフィッシュカレー」は「ケララフィッシュ」をお手本にした商品。
キハダマグロの旨みとココナッツミルクのクリーミーな味わいに、タマリンドの程よい酸味がきいたフィッシュカレーに仕上げた。[価格:550円(税込) 内容量:180g]
「南インドのシュリンプカレー」は「プラウンマサラ」をお手本にした商品。
現地の料理教室で学んだ味わいをお手本に、ご飯に合う食べやすい味わいにブラッシュアップ。エビの旨みとココナッツミルクの濃厚な味わいに、カレーリーフが爽やかに香る、シュリンプカレー。[価格:480円(税込) 内容量:180g]
インドでは数種類のカレーを一緒に食べて味の変化を楽しむ食スタイルがある。
特にベジカレーは単品で味わった後に、少しずつ他のカレーと混ぜながら味の変化を楽しむ。何種類かを混ぜて食べるとおいしさが倍増するベジカレーの魅力を体感してもらいたいと考え、内容量を100gに設定している。[価格:各350円(税込) 内容量:各100g]
「フレッシュチーズとほうれん草のカレー」は「パラックパニール」をお手本にした商品。
北インドで親しまれているベジカレーの代表格で、ほうれん草と生クリームの旨みがフレッシュチーズに絡んだ濃厚ベジカレー。
「ひよこ豆の濃厚トマトカレー」は「チャナマサラ」をお手本にした商品。
トマトの旨み、フライドオニオンの甘みとコクが溶け込んだ濃厚なカレーソースに、オリジナルの北インド風ガラムマサラを加えて、スパイスが香る奥深いカレーに仕上げた。
「北インドのマッシュルームカレー」は「マッシュルームマサラ」をお手本にした商品。
インド研修初日に訪れたレストランで食べたところ、そのおいしさにその場で商品化を決めた一品。たまねぎを使った香ばしいソースに、マッシュルームの旨みが溶け込んだカレー。
「南インドの豆と野菜のスープカレー」は「サンバル」をお手本にした商品。
サンバルは日本のみそ汁的存在とよく例えられるほど南インドのカレーを語る上では外せない存在。きまめペーストのコクと風味を生かし、タマリンドとレモンの酸味にピリッとした辛みをきかせて仕上げたスープカレー。
ニシキヤキッチンでは「インドカレーシリーズ」リニューアルを前に会員向け試食会を実施。試食会での人気上位は、1位「クリーミーバターチキンカレー」「北インドのマッシュルームカレー」、3位「南インドのクリーミーフィッシュカレー」「スパイシーバターチキンカレー」となった。
ニシキヤキッチンではインドカレーシリーズの発売を記念し、オリジナルエコバッグ付きの限定セットを販売している。
エコバッグはスタイリストの伊賀大介さんとgood design companyの共同デザインで、ニシキヤキッチンオリジナルの限定品。
限定セットは、自宅でのインドカレーパーティーや、本場インドのようにミールス風にして食べることもおすすめ。イートイン店舗限定で、インドカレー全種を食べ比べできるセットも用意している。
「イートイン限定!インドカレー9種食べ比べセット」は仙台パルコ店・岩沼店限定、1,580円(税込)。各店1日20食限定。
4月26日(金)からクラウドファンディングサービスMakuake(マクアケ)で実施した「インドカレーシリーズ」先行販売では、開始23分で目標金額を上回り、4月27日(土)には、Makuakeのグルメランキングで2位にランクイン。5月2日(木)には「今日のピックアップ」にも掲載された。プロジェクト終了の5月14日(火)には、応援購入総額181万2,940円(達成率1812%)を達成し、サポーター428人の応援を得た。