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「御福餅本家」は、江戸時代の元文3年(1738年)に、伊勢国で茶店を開き、旅人にあん餅をお福分けしたことが始まりだそうです。そこから考えると、「お福餅」の原形が280年以上前には出来上がっていたのかもしれません。
本社所在地は、観光名所「夫婦岩(めおといわ)」からすぐの場所にあります。
「お福餅」は、餅を包んだこし餡で、二見浦に打ち寄せる波の形を手作業で表現した餅菓子です。もち米は北海道産「はくちょうもち」のみを、小豆は北海道産「きたろまん」のみを使用しており、原材料へのこだわりが伺えます。
公式ホームページによると、「なめらかな口当たりと素材本来のおいしさを活かしたやさしい甘さが特徴」だそうです。また、昔ながらの手詰め製法にこだわり、熟練の職人によって手作業でひとつひとつ箱詰めされているそうです。
エージレス包装を使用しており、製造日から7日間は日持ちするそうです。
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まずは、外箱から比べていきます。どちらもピンク入りの色紙を使用しています。並べてみると、「赤福餅」の方が、淡いピンク色を使用しています。また、箱のサイズは、少し「お福餅」の方が大きいことが分かります。
「赤福餅」の色紙には、本店近くにある伊勢神宮がデザインされています。一方、「お福餅」の色紙には、本社近くの「夫婦岩」が描かれています。
次に、色紙を外すと、「赤福餅」は「赤福本店」のイラストが、「お福餅」はエージレス包装の蓋に、色紙に描かれていたタッチとは異なる「夫婦岩」が登場します。
一緒についている「さじ」は、「赤福餅」は紙製、「お福餅」は木製のものが入っていました。
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食べ比べの前に、見た目を比較していきます。「赤福餅」の方が、餡の色味が少し濃くなっています。こし餡で、「赤福餅」は五十鈴川のせせらぎを、「お福餅」は二見浦に打ち寄せる波の形を表現しているようですが、見た目はかなり似ています。
「赤福餅」は全て同じ形に整っています。「お福餅」は、手作業で製造しているからか、若干見た目にバラツキがあり、横に筋が入っています。これも、手作業ならではの、味わいではないでしょうか。
さらに近くで見てみると、「赤福餅」は餡のきめ細やかさが見て取れます。「お福餅」の餡は、少しザラッとしたような印象です。この見た目の違い、食べた時に、どのような違いとなって表れるのでしょうか。
見た目のサイズ感は、ほぼ同じ大きさに感じました。
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ランチバッグ編集部では、実際に1個当たりの重さを量ってみました。結果は、「赤福餅」が34.1g、「お福餅」が39.2gで、5gほど「お福餅」の方が重量がありました。
「赤福餅」の原材料は、「砂糖(国内製造)、小豆(北海道産)、もち米(国産)、糖類加工品(大豆を含む)」。栄養成分表示(1個あたり)は、熱量92kcal、たんぱく質1.7g、脂質0.2g、炭水化物21.2g、食塩相当量0.0gとなっています。
「お福餅」の原材料は、「砂糖(国内製造)、小豆(北海道産きたろまん100%)、餅米(北海道産はくちょうもち100%)、水飴/酵素(大豆由来)」。栄養成分表示(100gあたり)は、エネルギー247kcal、たんぱく質4.4g、脂質0.4g、炭水化物56.4g、食塩相当量0.0gとなっています。
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いよいよ、「赤福餅」と「お福餅」の食べ比べをします。まずは、「赤福餅」から実食。餡の水分量が多くて、きめ細やか。餡のなめらかさが際立っています。そして、お餅も伸びるほどに、やわらかい。
次に、「お福餅」を実食します。「赤福餅」と比べると、餡の小豆の味が濃く感じます。お餅は、若干かためで、ほとんど伸びません。お餅というよりかは、お団子に近いかたさです。
どちらも完成度が高く、とてもおいしかったです。「赤福餅」は、餡のなめらかさが目立っており、お餅と一体になった時の口どけの良さと味わいが非常においしかったです。「お福餅」は、小豆の濃い味わいが、お餅のうまくアシストして、上質な味わいに仕上がっていました。