- 週間ランキング
仕事や長期的なキャリアにおいて、どんな目標を立てていますか?
収入を増やして家族を幸せにしたいとか、尊敬される結果を出したいとか、人によっては不労所得でセミリタイアしたいとか、「成功して幸せになろう」と、日々努力されている方が多いのではないでしょうか。
しかしもし「何かしら成功した結果、幸せは得られる」のは誤りで、「成功して幸せになるのではなく、幸せだから成功する」としたらどうでしょうか?
さらに「幸せの前に成功を目指す」ほど、幸せが遠のくとしたら?
そんな驚くべき研究結果を伝えるのはハーバード大学一番の人気講師であり、起業家でもあるショーン・エイカー氏。今回は彼の著書「幸福優位7つの法則」からご紹介します。
脳は何かしら成功するたびに、成功の条件を再設定することが分かっています。良い成績を取れば、もっと良い成績を取れば成功と再設定します。同じように、良い学校に入ったら、さらに良い学校に入れば成功。良い仕事に就けたら、さらに良い仕事に就けたら成功と。
もし、成功の先に幸せがあると思っていたら、成功するたびに幸せも先送りにしてしまうということですね。達成した直後に感じる幸せもありますが、「もうちょっと成功すればもっと幸せ」だと考えてしまうと、幸せ感も減ってしまいます。これはもったいないですね。
脳がポジティブな状態になると、実際に知能が上がり 創造性が高まり、活力が増大します。具体的には、ポジティブな状態の脳は ネガティブな状態の脳より31%生産性が高くなります。例えばセールスで37%成績が上がります。医者はポジティブな脳の方が19%早く正確に診断するようになります。
つまり、脳はポジティブな状態の時に本来の能力を発揮するので、幸せを感じていれば結果が出やすくなる。結果として、より成功しやすくなるということです。
ショーン氏は「一日わずか2分半、21日間のポジティブエクササイズ」で脳をポジティブ状態にすることが出来ると言います。
具体的なトレーニング方法
・ポジティブ日記:過去24時間のポジティブな体験を日記に書く
・運動:行動が大切であることを脳に教える(編集部注:5分程度からでOK)
・瞑想:1つのタスクに集中できるようになる
・意識して人に親切にする
・何かを楽しみにする
・何か体験するためにお金を使う
・強みを発揮する
これらのポジティブエクササイズを日々の生活に取り入れることが、自分だけでなく、職場のチームにも有効と伝えています。
Photo:For The Gold By United States Marine Corps Official Page
心のスイッチ、見つけよう -HAPPYW(ハッピーウー)-