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軽さと強度を兼ね備え、持ち運びも容易なチェアが爆発的なヒットを飛ばしているHelinox(ヘリノックス)。その他にもコットやテーブル、さらにはバッグパックなどハイクオリティなアイテムが揃い、多くのユーザーに親しまれている。
数あるシリーズの中でもミリタリーの要素を取り入れた“タクティカルサプライ”は、ヘビーデューティな作りで男心をくすぐるラインナップだ。
この度、ヘリノックスの2019年シリーズとして、このタクティカルラインからテント5種とタープ1種が新登場!
2014年に発売されたアルパインドームとノナドーム、さらに様々なブランドとのコラボも登場しているヘリノックスのテントは大注目!今回は、11月16日~18日に東京・昭島のモリパークアウトドアヴィレッジにて行われた展示会で日本初披露となったアイテムをご紹介!
まずご紹介するのは、山岳用のシングルウォールテント二つ。「Tac.Attack Solo」はW245cm×D90cm×H90cmサイズの一人用で、設営には8.5㎜のポール2本(天井のクロス部分は折り畳み式)を使用する。サイドにD型ドアが設けられていて、メッシュパネルの2枚構造となっている。
もう一つの「Tac.Attack1.5P」は3本の9.6㎜ポールで設営する自立タイプ。短辺側にドアを設定し、Solo同様にこちらもメッシュパネルが付く。大人一人+荷物を余裕で飲み込むW280cm×D123cm×H98cmサイズで、湯沸しなどのちょっとした作業がしやすい前室(約65cm)が備えられているのも嬉しい。
いずれもフライ部分が20デニールの3レイヤー構造ナイロンリップストップ素材で耐水圧5000㎜、フロア部分は40㎜デニールのナイロンリップストップにフィルム加工が施されており、耐水圧10000mmと十分なスペックを確保している。
触った感じはかなり厚手で、全体的にガッシリとした印象だ。一般的なシングルウォールテントの中ではやや重めだが、強度を考えれば十分にお釣りがくる。とにかく風に強い設計がヘリノックスの山岳用テントの持ち味なのだそう。また別売りで専用のフットプリント(\7500~\8000税抜)も用意。
次は大型シェルターの「Tac.Field6.0」。床面積は最大600cm×450cm、高さが250cmと4人以上が快適に過ごせるサイズだが、それ以上に空間の広さが際立っていた。
これは、両サイドのメインポールに対して直角にポールを組み付け、十字型の骨組みとすることで天井付近のスペースを増大させたことに起因している。
ポール2本だけの末広がり形状ではなく、ワンクッション置くことでロッジ風のディテールに仕上げ、居住性を高めているのだ。これによって開閉式の入口が両側面にも備えられており、使い勝手や解放感が高められているのもポイント。
さらに、フライシートの裏側一部にブラックPUコーティングが施されて抜群の遮光性を持たせているのも自慢。このコーティングは後述する「Tac.Field4.0」や「Tac.Recta3.5」にも採用されている。
このシェルターは大人数でのリビングとしてはもちろん、小型テントを内蔵したカンガルースタイルで楽しむのにもうってつけなのだ!
Tac.Field6.0の機能はそのままに小型化した「Tac.Field4.0」は二人での使用を想定。
旬のパップテントを大きくしたようなフォルムだが、こちらは両サイドのメインポールをY字に分岐させ、Tac.Field6.0同様に上横方向の空間を立体的に広く取っているのが特徴だ。
横幅は最大で400㎜を有し、コットを置いてもまだまだ余裕!
ロールアップ式のフロントキャノピーは持ち上げてタープ代わりにもできるので、これ一つで寝泊まりからデイキャンプまでマルチに活用できる。とくにオートキャンプシーンでかなりの人気を集めそうな予感!
キャンプをするなら一つは持っておきたいタープ。この「Tac.Recta3.5」は、オーソドックスなレクタ型(長方形)とし、計10個のループを備えて様々な張り方が楽しめる。
ソロから複数人での使用を想定した、使い勝手の良いW350cm×D290cmサイズに設定。
タープに欠かせない要素の一つとして“遮光性”が上げられるが、Tac.Recta3.5は先の二つのシェルター同様に裏側にブラックPUコーティングが施されていて、日差しを大幅にシャットアウト!
取材当日は11月中旬ながら日差しがかなり強かったものの、地面が真っ黒になるほどの日陰に!!
ポール2本やペグ10本、ガイライン9本などがセットだから、買ってすぐに設営できるのも嬉しいところ。
最後に、それぞれの収納ケースとサイズについても触れておこう。右から順に「Tac.Attack Solo(W50×D16×H16cm)」、「Tac.Attack 1.5P(W50×D17×H17cm)」、「Tac.Field4.0(W70×D20×H17cm)」、「Tac.Field6.0(W72×D30×H27cm)」。タープの収納ケースは、山岳用テントと同じ筒型でほぼ同じ位のサイズとのこと。
ここまで紹介した5つは2019年4月の発売となっており、フラッグシップの「Tac.V-Tarp(¥138000税抜・予価)」については、2019年9月の発売を予定しているので乞うご期待!
どれも落ち着きのあるコヨーテタンをメインに据え、ブラックのポールやガイラインで“タクティカル”のイメージを高めたカラーリングも見どころだ。
トレンドを反映しつつ、独自の設計で頑丈さと居住性を併せ持ったヘリノックスの最新テント&タープは要注目ですよ!!
(問)エイアンドエフ tel:03-3209-7575 https://www.aandf.co.jp