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ミリタリー系やナチュラル系、グランピングスタイルにULスタイルなど、キャンプスタイルにも色々あるけれど、個性的なギアを求めておしゃれなテントサイトを巡っていると、どのサイトにもクラシカルなギアが必ず配置されていることを察知。おしゃれキャンプスタイルへの近道はクラシカルギアにあるのでしょうか?
先月行われたGO OUT CAMP vol.14で、レトロながら実用的なキャンプギアを拝見しました。
OWNER:Shutarooonさん
こちらは、YAMAHAの小型ギターアンプを改造することで、アイフォンも接続可能になったカスタムスピーカー。単一電池で駆動するため、ポータブルスピーカーとしてアウトドアでの使用にもうってつけ。
父親から譲り受けたものだということでかなりの年代ものだそうだが、まだまだ健在。傷の入ったウッドのボディとレザーのハンドルが、なんともクラシカルな味わいを放っていた。また、白樺を利用したスマホ置きもポイント。
インプットジャックをイヤホンジャックに変換したそうだが、実はこれ、特別機会に強くなくても案外簡単にできるカスタムなんだとか。コンパクトでハイスペックなBluetoothスピーカーが主流となるなか、使わなくなったアンプを再利用したこだわりのスピーカーでアウトドアミュージックを楽しむ姿勢には脱帽の一言。
OWNER:camp_and_starさん
いまやキャンプチェアの定番となった「カーミットチェア」。多くのブランドからオリジナルの座面カバーを取り付けたアレンジモデルが登場していますが、camp_and_starさんがチョイスしたのは、上質なレザーアイテムを展開するガレージブランド「ピノワークス」のクッション入りレザーモデル。
ウッドフレーム×レザーカバーが醸し出すクラシカルな雰囲気にクッションのボリューム感が相まって、ラグジュアリーなオーラを放っていた。また、テントサイトに多用されたウッド系ギアがそんな雰囲気をさらに高めていた。
OWNER:KEN-1さん
KEN-1さんのテントサイトで発見したのは、角ばったファルムが可愛らしいウッドコンテナ。シンプルかつレトロなデザインながら、いかにもからくりがありそうなこちらは、井浦新氏がディレクターを務めるファッションブランドELNEST(エルネスト)から新発売となるD.I.Y.コンテナキット。
コンテナとして使うことはもちろん、蓋をスライドして開き別売りのウッド天板をセットすればちょっとしたテーブルとしても使用可能という優れもの。コットン幕やヴィンテージギアなどと相性がよく、テントサイトのコーディネートにも一役買ってくれそうだ。
素材の質感や使用感など、クラシカルな味わいをみせるキャンプギアは、テントサイトを落ち着いた空間に演出してくれる大事な要素。おしゃれキャンパーさんたちはそんなギアを効果的に取り入れることで、自分の思い描く最良のキャンプスタイルを見事に表現していました。
自身のキャンプサイトに何か足りない、と思ったらクラシカルなギアを置くことでグレードアップできるかもしれません。
Photo/Sousuke Shimizu