- 週間ランキング
“たべものとたてものをつくる”をテーマに掲げ、農業と大工のダブルワークを実践する安生さん。「ずっと農業に従事してきたけど、まわりに空き家が増えるなかで、リノベ事業に携わりたくなり、39歳で大工の世界に飛び込みました。とはいえ農業も好きなので、二足のわらじでやらせてもらっています」。
2つのシゴトはワークスタイルも含め、意外と共通点が多いとか。「どちらも作っている過程がいちばん楽しくて、最終的にはジブンの手から離れていくモノ。達成感も近い気がします」。将来的には、仲間との自給自足のライフスタイルを目指している。「いつかみんなの村をつくるのが夢です」。
MAZDAのボンゴ ブローニイバン
農作業での収穫や道具の運搬で活躍している、先代ボンゴのロングホイールベース車。グリーンにオールペンし、ステッカーカスタムも施している。「わりと最近のモデルだけど、昔ながらのレトロなシルエットがお気に入り。頼れる相棒です」。
金象本舗のショベル
農作業でも大工シゴトでも活躍しているショベル。カイメンのステッカーでカスタムしている。「いろんなショベルを試した結果、ずっと折れずに残ったのがこのメーカー。かなり丈夫なので、硬い土でも安心して使えます」。
KEIMENのベジタブルロングTシャツ タイプ ポテト
野菜の名前が英文字レターでプリントされた、カイメンの人気シリーズの1枚。「いろんな野菜が揃っているけど、デザインの雰囲気とキャッチーさで“ポテト”を選びました。今度は“ブロッコリー”のスウェットを入手したいです」。
MOUNTAIN RESEARCHのスウェディッシュパンツ03
マウンテンリサーチのカーゴパンツは、現場を問わずに愛用しているお気に入りの1本。「いろんな作業に対応する絶妙なシルットだし、生地は厚手で丈夫だから重宝しています。しかも裏起毛だから保温性も高い。冬の定番ですね」。
高松屋井上刃物の鉋/浩樹の玄能
墨田区にある老舗刃物屋の鉋(かんな)と、その刃を取り出すときに使用している玄能(ハンマー)。「鉋は6種類ほどを使い分けています。玄能は腰袋に常備しているアイテムで、柄の部分は白樫の木を鉋で削って、ジブンで作りました」。
makitaの電動工具
大工用の工具のなかで、もっとも活躍しているのが、マキタの充電式インパクトドライバーと丸鋸。「足場の上で使うから電動工具は充電式が必須です。インパクトドライバーは最近買い替えたばかりで、LEDライトも備えています」。
LIFEのノーブルノート
大工作業のメモ帳として使っているB7サイズのノート。三菱鉛筆と鉛筆削り用の鑿(のみ)もセットで愛用。「このノートは紙がしっかりしていて、筆の滑りがいいんですよ。材料の寸法を書くために、鉛筆とセットでいつも持参しています」。
きねや足袋の地下足袋
宮大工などの職人御用達メーカー、きねや足袋の1足。「ホームセンターではあまり買えない、ハンドメイドの地下足袋です。フィット感バツグンで歩きやすく、通気性にも優れているから、夏場は農作業でも使うことがあります」。
ヴィンテージ家具屋を営みながら、オリジナルの什器も手がけている小林さん。スチールやステンレス素材を扱うことが多く、金属加工や溶接のシゴトも担う。「インダストリアルな家具をメンテナンスするうちに、独学でいろいろ覚えました」。
10年以上続けるうちに、独自のワークスタイルも確立。ユーロ古着のカバーオールとオーバーオールをつねに数セット用意し、セットアップで着回している。「溶接をすると、すぐに火花で穴が空いたり破れたりするから、リペアもジブンでやっています。おかげで、どんどん愛着も湧くから、ボロボロになっても処分できず、溜まっていく一方(笑)」。
ユーロ古着のカバーオール
12年前にデッドストックで入手した、ブラックモールスキン素材のカバーオール。「同じようなカバーオールがほかに3着あり、ローテーションで愛用しています。カバーオールに風合いを出したいヒト、無料で引き受けますよ(笑)」。
SUZUKIDの液晶式自動遮光溶接面
光った瞬間に遮光してくれる、自動遮光機能を備えたハイテクモデル。「溶接面はこの作業で絶対に必要なシゴト道具。これはヘルメットタイプだから両手がフリーで使えるし、レトロフューチャー的なルックスもお気に入りです」。
ユーロ古着のオーバーオール
ワークウエアとして入手して6年ほど愛用している、ユーロ古着のオーバーオール。「腹や胸を溶接の熱から保護してくれるからオーバーオールが重宝します。1年半に1回ほど買い足して、いまは5着くらいストックしています」。
モノタロウのマグネットホルダ台
磁力のオンオフがスイッチで切り替えられるアイテム。「溶接するタイミングで材料を固定したいときに活躍するギア。パイプとかも収まりがいいから、めちゃくちゃ便利。いろんなサイズがあるから、キャンプでも使えるかも?」。
PRO-ACTの牛床背縫手袋
コーナンのプライベートブランド、プロアクトの牛革グローブ。「かなりタフだけど、油で汚れ、溶接機で熱が入ると硬くなってくるから消耗品です。これは10双組だけどリーズナブルだからコスパも高い。気兼ねなく使えます」。
Nigel Cabournのメカニックキャップ
ユニフォームの延長として愛用しているメカニックキャップ。「溶接面のヘルメットが被りやすいシルエットなので、同じモデルの色違いを買い足しています。汚れても気軽に洗えるし、ポケットに入れたりしてラフに扱えるのもいい」。
PanasonicのTIG溶接機
電子制御により細かい設定ができる、プロユースの溶接機。「スチールやステンレスのアイテムなら、なんでも対応できるので、オリジナルのアイアン系キャンプギアのオーダーメイドや、メンテナンスなども受け付けています」。
RING STARのミスターツールバッグ
自立式のスクエアタイプのキャリーケース。「現場に道具を持って行くときに活躍しているタフなバッグ。シンプルなデザインだけど、外ポケットも多いし、間仕切りがマジックテープになっているから、いろんなギアを収納できます」。
The post プロフェッショナルたちの、こだわりワークウエアと仕事道具拝見。vol.1 first appeared on GO OUT WEB.