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「ずっと興味があって、いつかはやってみたいと思っていた」というD.I.Y.を、思う存分に楽しむ拠点として、里山にある古民家を入手した中矢さん。「電気と配管以外は、すべてセルフリノベしています。3年くらいかけて、やっとリビングの床張りと内装の一部が終わったところ。YouTubeを観ながら、独学でやっているから、時間が掛かっちゃって。でも、とりあえず全部ジブンでやってみたかったし、やってみないとわからないことばかり。トライ&エラーの繰り返しだけど、それが楽しいんです」。
家屋のリノベーションと並行して進めているのが、広い庭の手入れ。里山の一角に位置するため、ほぼ手つかずの自然が家の周辺にひろがっている。「裏山の木を切り倒して薪棚を作ったり、ロックガーデンでハーブを育てたり、ここでしかできないアソビをしています。いまのところ週2ペースで通っているけど、ジブン的にはこれくらいのバランスがちょうどいいかも。やることはいくらでもあるから、あと20年は遊べますね」。
街と山をシームレスにつなぐ機能ウエアをリリースするブランド、MMAの渋井さんは、昨年に軽井沢の中古別荘を入手。都内との二拠点生活を実践して、ブランドのコンセプトを自ら体現している。「当初は、平日は都内でシゴトをして、休日は軽井沢の家でノンビリ過ごす予定でしたが、気がつけば軽井沢で過ごす時間が増えてきて、今後はこちらが生活の拠点になりそうです。なんといっても静かだし、空気もきれい。日課になっているランニングで、四季の移り変わりを肌身で感じられるのもいいですね」。趣味のトレイルランを満喫するなかで、アイテム作りにも変化が出てきたとか。
「毎日のように山を走るうちに、よりアクティビティに特化したギミックを考えるようになりました。防寒性と通気性のバランスを細部までこだわるようになったりとか。とはいえ、いままで通り東京でもシゴトをしているから、街着としてのデザインもしっかり追求していきます」。渋井さんの二拠点生活を通して、MMAのアイテムはさらに進化しそうだ。
Photo/Fumikiko Ikemoto、Yuma Yoshitsugu Report & Text/Masatsugu Kuwabara
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