頼れる相棒 「サンシー号」との旅、 第二章の幕開け。

Yurie/アウトドアクリエイター

外遊びにまつわる商品企画や空間プロデュースなど、多岐に渡って活躍するアウトドアクリエイター。旅やハイク、キャンプなどのアクティブライフを満喫し、フォロワー数12万人を超えるインスタグラム(@yuriexx67)で、そんな日常を発信している。

アウトドアクリエイターとして活躍するYURIEさんが、インフルエンサー的に発信してきた外遊びのひとつが、日産・バネットをカスタムした愛車、通称〝サンシー号〞との旅。D.I.Y.で仕上げた、どこか温もりを感じさせる内外装や、絶景スポットでゆるっとチルする姿が多くの反響を呼び、さまざまなメディアにも登場。昨今のバンライフブームの一翼を担ってきたと言っても過言ではないだろう。

YURIE/アウトドアクリエイター(日産 バネット 2012年式)

旧サンシー号でおよそ7年間にわたって日本各地を旅したYURIEさん。こちらは2019年の年越しキャンプで訪れた大分県のボイボイキャンプ場でのひとコマ。「サンシー号のサイドラインは70年代を意識したお気に入りのデザインです」。

「北は知床、南は鹿児島まで、いろんな場所に行きましたよ。それまでもキャンプは楽しんでいたけど、クルマに乗ってからフットワークが格段に軽くなりました。ジブンで運転して好きな場所に行けるのもいいけど、予定を決めずに自由気ままに動けるのが楽しくて。だからサンシー号は大切な相棒でもあるけど、個人的には、ちょっと〝自由の象徴〞みたいなところもあります」。

浩庵キャンプ場で望む美しい赤富士。
真冬の箱根で車中泊して、起きたら雪景色になっていたのも、いい思い出。

そんなサンシー号が、今春にエンジンがオーバーヒートしてしまい、ついに動かなくなってしまった。2017年から続いてきた旅も終焉かと思われたところ、夏には新たな愛車を入手。現在、絶賛カスタム中だが、新しく相棒として迎え入れたのは、なんとまたもや日産・バネット。そこには彼女なりのこだわりと、サンシー号への絶対的な信頼があった。

クルマと連動したサイトに定評あり。千葉のオレンジ村オートキャンプ場にて。
山中湖の湖畔で、車内から絶景を満喫。

「買い替えるにあたり、最初に考えた条件が、壊れにくい四駆車ってこと。あとは積載力と、気軽にセルフカスタムできるコスパの高さ。それで絞り込んで検索していくと、結局バネットが出てくるんですよ(笑)。でも確かに手がかからない子じゃないけど、7年間で1回も調子が悪くなることもなく、ずっと元気に走ってくれたんです。街からアウトドアまで、構ハードに乗り回してきたのに。最初はなんとなく見た目とかで選んだクルマだったけど、いま思えばベストな選択だったのかなって」。

車中泊だけでなく、テント泊も定番。
ペンドルトンのブランケットも車内で愛用。「2019年にコラボさせていただいたアイテムです」。

新旧サンシー号は、車種どころか型番まで同じで、一見すると違いがわからないほど。そのためカスタムパーツも使える部分は引き継いでいるそう。

鹿児島ではハンモックキャンプにも挑戦。

「違うクルマに乗り換えるってより、新しいボディで蘇らせるイメージに近いかも。でもせっかくだから、ちょっと便利にしようかな。シンクを付けたり。そのあたりは、これからいろいろ考えて、楽しんでいきたいですね。だけど、ジブンでもビックリするほど、まだ愛着が沸かなくて。むしろ旧サンシー号への愛着を再確認させられました。こんなにクルマに感情移入できるんだって。だから新サンシー号も、これからゆっくり同じジカンを過ごして、少しずつ仲良くなっていきたいですね。いまはまだ他人っていうか、ちょっとした知り合い程度かな(笑)。でもきっとまた頼もしい相棒カーになってくれると思います」。

新サンシー号のカスタムは、ほぼYURIEさん自身のDIYでこちらは新しく張り替える床材をカットしているところ。

内外装を含めたセルフカスタムは、来春頃の完成を目指して鋭意進行中。サンシー号の旅、第二章の幕開けとなる。

NISSAN VANETTE 4th
80年代から2010年代にかけて、日産の商用車の主力として活躍。2017年に後継車となるミニバンのNV200バネットに統合され、キャブオーバースタイルの販売が終了した。YURIEさんの愛車“サンシー号”は、新旧ともに4代目モデルのS21型。

新サンシー号の外装は、まだカスタム前の無垢の状態。「前回の塗装で使ったラッカースプレーがまだ残っていると思うので、また同じ色のサイドラインを入れようかと思っています」。

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情報提供元: GO OUT
記事名:「 クルマで旅するワタシにとって、欠かせない相棒。-ワンボックスSTORY 01-