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使用していたテントは、スウェーデン発のテントメーカー、ヒルバーグの「アルタイXP」。モンゴルの遊牧民のテント、ゲルを彷彿とさせる形状が特徴的なシェルターテントです。メインポールにくわえて、8本のサブポールで周囲を立ち上げる作り。ドーム型の多いヒルバーグのラインナップのなかでは、特異な一幕です。
「私たちの秋冬キャンプに欠かせないテントです。設営に少々コツが要りますが、一度立ててしまえば、耐風性も高くて安心感があります。人とかぶりにくいところもいいですね。」
テント内にフロアには、ふわふわのラグ。ローコットのサイドに置かれたカフェ感が魅力的な、h×oの「ラウンドテーブル」も相まって、どことなく家のリビングのような安心感を覚えます。
「フロアシートのうえに、長毛のラグを敷いてお座敷スタイルにしました。『アルタイXP』は壁が垂直に立ち上がっているので、外から見るより広く感じ、結露がシュラフに落ちにくくて、使い勝手がいいです。」
テントの中には、トヨトミの大型灯油ストーブ「KS-GE67」。同メーカーのアウトドアライン「ギアミッション」仕様のモデルです。信頼の性能とアウトドアコーデに馴染むオリーブカラーが人気の理由。
「色やデザインもお気に入りですが、何より暖かい!灯油ストーブは、上だけ暖かいものも多いですが、『KS-GE67』は、横からも熱が出るので、重宝しています。それなりに大きいので、積載の場所を取りますが、我が家の冬キャンに手放せない一台ですね。」
テント内の小物をまとめるのに使用されていたのは、コアなキャンパーさんたちに支持されているブランド、グッドフォーナッシングの「MUJI KARGO」。さまざまなキャンプギアにシンデレラフィットすることで人気が高い、無印良品のステンレスバスケットがスッポリ入るよう設計された、ユニークなバッグです。
「布製のギアバッグは、型崩れが気になりがちですが、このバッグは中に入れたバスケットのおかげでたくさんものを入れても形が崩れず、中身を整理しやすいんです。バッグとバスケットを別々に使えるのも便利。」
続いては、テントの外に展開されたミニマルなリビング。スツールや薪割り台に天板を追加してサイドテーブルとして使ったり、ラックや収納としても使えるテーブルなど、複数の用途を備えた道具を中心にチョイスしているのが印象的です。
「今日は風が強いので、タープを張らず、チェアとテーブルだけ置いて青空リビングにしています。テーブルは大きなものをドンと置くより、小さいものを複数使いする方が私たちには合っていました。サイトコーデの幅が広がって、マンネリになりにくいです。」
キャンプギアカスタムのベースとして不動の人気を誇る、スノーピークの「シェルフコンテナ」。こちらは、キャンプギークスのキットでテーブル化されていました。左のミニラックとシェルフコンテナに橋を渡すように天板を取り付ける仕組み。
「元々がギアコンテナなので、使わないものを収納できテーブル上が雑多になりにくい点が気に入っています。それぞれをボックスとラックとして使い回せるのも便利です。」
ハンマーを使って安全かつ簡単に薪が割れることで、薪割りアイテムの定番となった、ファイヤーサイドの「キンドリークラッカー」。そんな名品を、サイドテーブル化できるのがこの、ピノワークスの「KINDLING CRACKER WOOD BOARD」です。
「この日は、風が強すぎて焚き火ができませんでしたが、この天板のおかげでサイドテーブルとして活躍してくれました。薪を割れば割るほど、佇まいに味が出るので今後も使い倒していきたいですね。」
サイトに置かれていた道具に感じたのは、キャンプ熟練者ならではの、無駄の無さとさまざまなシーンで使える汎用性の高さ。複数の用途がある道具を使用している点も印象的でした。
道具の無駄な買い替えを抑えたい方、飽きのこない道具を探している方は、ぜひ2参考にしてみてください!
Photo/Taizo Shukuri
The post 「必要なモノを、必要なだけ」通好みのミニマルサイトに突撃訪問!【みんなの冬キャンプスタイル #1 】 first appeared on GO OUT.