去る2023年11月10日〜12日、愛知県国際展示場(AICHI SKY EXPO)で開催された、アウトドアとライフスタイルにフォーカスした日本最大級の展示販売会「FIELDSTYLE JAMBOREE(フィールドスタイル ジャンボリー)」。今年も膨大な数のブランドが出展し、大きな盛り上がりを見せていた。

©︎FIELDSTYLE

毎年多くの人が訪れるため、例年多くの出展者達がこのイベントに向けて様々な仕掛けを行うわけだが、やはり注目トピックスとして挙げられるのは“フィールドスタイル初お披露目”のアイテムたち。今回もブランドの気合いが詰まった初お披露目アイテムが多数あったので、特に気になった逸品たちピックアップしてご紹介!

日本初上陸! 韓国発のテントブランド「HELLOS」。

こちらは韓国発のキャンプギアブランド「HELLOS(ヘロス)」。インスタグラムで限定的に情報が公開されており、すでにマニアなキャンパーの間では話題になっていたが、フィールドスタイルで初のお披露目となった。

一際目を惹いたのは、大型のドームシェルター。これまでのドームシェルターでは見られなかった独自のポール構造で、設営の簡単さと広い空間を両立している。非常に大きい天窓も特徴の一つ。他にもテントやタープ、ポールなど幅広いアイテムをラインナップ予定で今後の展開が大いに気になるブランドだ。

幕の生地内にインサレーションが封入されたテント。高い断熱性を誇るため、冬用テントとして最適。
ポールを自社で開発。表面に凸凹が施されており、ねじれや折れに対する耐性が強いとのこと。

もはや上質なインテリア。おしゃれすぎるウッド製アウトドアゴミ箱。

IKIKI Dust Box オーク¥29000 ウォルナット¥34000(予定)

一見キャンプギアとは到底思えないほど上品な佇まいのこちらはなんとゴミ箱。家でも外でも使いたくなるようなデザイン性に優れたギアを展開する「IKIKI(イキキ)」の新作だ。2024年春発売予定とのこと。

ビニール袋もセットできるので、ちゃんとゴミ箱としても便利。蓋付きなのでサイドテーブルとしても使用可能だ。分解することでコンパクトになり、収納袋もついているので、外にも持ち出しやすい仕様となっている。

コレクト欲そそられる、テント型のランタンシェード。

ボンボネロ テント型シェード ¥13200

ランタンシェードが人気のボンボネロのブースで見つけたのは、手のひらサイズほどのテント! ではなくテント型のランタンシェード。何かのテントのオマージュというわけでななく、シェードにするためにゼロから設計したそう。

仮にゴールゼロのライトハウスマイクロで使う場合は、逆さまにしてランタン下部のUSB端子部分と別で用意したマグネットで天井部の生地を挟んで使うとのこと。シェードとして使うのも良いが、そのまま置いておくだけでもかわいいアイテムだ。こちらはイベント会期中に受注会が行われていた。ぜひ2度目の受注会に期待!

ダイニーマを贅沢に使い、ブランド初期の名作をフルリノベ。

COBMASTER DCF GEMPACK ¥38500

こちらは「COBMASTER(コブマスター)」の新作バッグで、2024年春に発売予定のモデルとのこと。コブマスター初期の名作バッグをベースにしているそう。いまやUL系のアウトドアファブリックとして確固たる地位を築いたダイニーマをふんだんに使っている。本格的なUL系バックパックでもなかなかお目にかかることのない全面ダイニーマのデザインはインパクト抜群だ。

圧巻のダウン1500gオーバー! 極寒仕様な別注ナンガシュラフ。

NANGA × DVERG ARASHIMA 1523 ¥110000

収納状態でも明らかにデカい「NANGA(ナンガ)」のシュラフ。こちらは、福井のアウトドアブランド「DVERG(ドベルグ)」による別注で、なんとダウン量が1523gとかなりボリューミーな仕上がりとなっている。

1523gという数字は、福井県にある唯一の百名山「荒島岳」の標高に由来しているとのこと。シュラフのスペック的には快適温度-30度くらいになるとのことで、これさえあれば、寒空の下テントなしでも夜を越すことがきそうだ。

取っ手がない? ありそうでなかったシンプルカップ。

ASOMATOUS VANCUP ¥1300

一見よくあるシェラカップかと思いきや、取っ手がない! カップのサイズは容量310mlほどのよくあるシェラカップと同じで、スタッキングも可能だ。これまでにありそうでなかったシンプルなカップだ。

じつはこちら、ただシェラカップから取っ手を排しただけではないとのこと。器の縁を部分で怪我をしないよう、通常のシェラカップよりも縁の巻き込みを多くして、安全性を高めた。またそれを実現するために、製法もヘラ絞りを使った、こだわりの一品だ。

キャンプギアブランドと味付け肉ブランドのコラボ鍋キット。

田口塩鳥鍋専用 ¥1100

中にはこんな変わり種も。こちらは田口塩鳥という愛知県設楽町名物で、奥三河どりの若鶏もも肉を特製の塩だれに漬け込まれている。それが「リグロ」、「ズールーギア」、「ロブスノー」などのガレージブランドとのコラボによって出汁付きの鍋キットになっている。まさにこれからの季節にうってつけの新商品。ぜひ冬キャンプで味わってみたいものだ。

アメリカでBBQグリルに進化した「かまど」を逆輸入!

KAMADO Q 13Mini ¥90000

こちらは「KAMADO Q」という日本ブランドのソロサイズグリル。昭和初期に日本で使われていた「蒸しかまど」が、今アメリカでBBQグリルとして復活し、大きな人気を博している。KAMADO QはそんなBBQグリルへ進化したかまどを日本へ逆輸入。日本で改めてかまど型のBBQグリルを作っている。

KAMADO Qのボディは全てセラミック。木炭と組み合わせることで、七輪のようにボディ全体から遠赤外線が放射され短時間かつしっとりと食材に均一に火を通すことが可能。七輪と違い蓋付きなので、圧力をかけた料理や、スモークなどもお手のものだそう。どれだけ美味しくできてしまうのか、気になって仕方がない。

来年のフィールドスタイルにも期待大!

©︎FIELDSTYLE

今回は、フィールドスタイルで見つけた初お披露目のアイテムを8つご紹介した。紹介しきれなかったものもあれば、そもそも膨大な出店数のためおそらく発見しきれなかったアイテムもあるかも……。外遊び好きならきっと気になるアイテムがあると思うので、来年開催時は、ぜひ足を運んで、様々なブランドの気合いが詰まった新作を手に取ってみて欲しい。

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情報提供元: GO OUT
記事名:「 気になるもの多すぎ! フィールドスタイルで初お披露目だったアイテムをピックアップ!