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そんな村田さんが推してくれたのは、王道から変化球までそろった次の6品!
村田さんがまず挙げてくれたのは、リーズナブルな駄菓子。駄菓子の金字塔・うまい棒のメーカーである「やおきん」製のあられだ。似たようなパッケージの商品に「餅太郎」があるが、そちらは塩味で、この「どんどん焼」はソース味。思わずビールが進む香ばしさだ。
村田「しっかりとしたソース味で、ビールやレモンサワーにぴったりです。自宅では父もビールを呑みながら食べてますよ。それに駄菓子価格なのも嬉しいです」
立元「安いですもんね。値段を気にせず買い物かごに入れられる」
菊地「僕が子供の頃は10円だったような……」
1979年発売のロングセラーだけあって、世代を超えて愛されるどんどん焼。コミュニケーションのきっかけとしても優秀なお菓子だ。
続いてはスティック型ポテト系スナックの名作「じゃがりこ」。サクサクというよりはカリカリとした食感、ジャンク感のないほどよい味付けが人気を集めている。
サラダ味とチーズ味が定番だが、他に「じゃがバター」や「九州しょう油味」も。もちろん子供に人気の商品だが、自宅呑みの際にコンビニで手が伸びる酒呑みも多いことだろう。
村田「キャンプに持って行くお菓子として、マストですね。まっさきに買い物かごに入れています。私は気分によって味を選んでいて、サラダにはレモンサワー、チーズにはワインを合わせています」
菊地「ディップとの相性もいいですよね」
立元「ポテサラにするアレンジも有名です」
他にも「グルキャンでいちばん最初になくなる」「余らせたことがない」といったコメントが続出し、揺るぎない人気の高さを示す、じゃがりこだった。
3品目はグリコが誇るロングセラー「プリッツ」。誰に聞いても「子供の頃からある」と返ってくるが、それも当然、発売されたのはなんと1963年だ(サラダ味が登場したのは1969年)。トマト味も人気だが、村田さんは「旨サラダ」をチョイス。香味野菜のブイヨンと岩塩を使用したこだわりの味付けで、かつ食物繊維が1.1g採れる(1袋あたり)。
村田「じゃがりこと同じく、万人受けします。キャンプではシェアしやすいのもいいですよね。2袋なのでデュオなら1袋ずつ分けてもいいし、カップに立ててみんなで手を伸ばすこともできます」
ちなみに今のプリッツは外容器をスタンドとしても利用できる。村田さんが言う通り、シェア性能はバツグンだ。
立元「トマトの方もそうだけど、野菜的なイメージが強いので罪悪感がありませんね」
村田「確かに(笑)」
……一心にプリッツを食べ続ける3人。男性も女性も、大人も子供もカリカリとリスのようにかじり進めるキュートな光景、これもまたプリッツの魅力だ。
村田さんの推しお菓子にグリコが続く。こちらは濃厚さを極めたチーズの風味で知られる「チーザ」。袋を開けた瞬間に漂う香りはもはやチーズ以上で、口内で噛み砕けば頭の中にチーズの小宇宙が広がる。レギュラーの味は「チェダーチーズ」と「カマンベール仕立て」の2種で、いずれもチーズ。ワイン党のキャンパーなら必携のお菓子だ。
村田「これはもうザ・チーズです。特にチェダーの方はチーズ感が濃いですね。私は冷蔵庫がワインで埋まっているワイン好きなので、チーザに出会えたときは本当に嬉しかったです」
菊地「成分表示のいちばん上が『ナチュラルチーズ』ですからね。これはもうチーズと言っていいでしょう」
村田さんは白ワインを合わせることが多いそうだが、ビールやサワー、純米酒もおすすめだ。
ここでお菓子界の一大勢力、プライベートブランドの商品が登場。セブンイレブン等で購入できる「セブンプレミアム」から、村田さんは「カリカリコーン」のコンソメ味をピックアップ。
同シリーズにはチーズ味もラインナップされているが、いずれも風味の濃厚さが特長。こちらのコンソメ味はポテトチップスで言えばトリプルパンチ並で、コンソメにどっぷりと浸ることができる。噛みごたえは見た目から想像するよりも柔らかく、カリカリ&サクサクで心地いい。
村田「セブンイレブンで買えるので、キャンプ場に向かう道中でも購入しやすいです。風味の濃さが話題になりましたが、たぶん生地自体にコンソメが練り込まれていて、さらにコンソメパウダーがまぶしてあるんですよね」
濃厚な味ゆえにアルコール類との相性はバツグン。コンソメ味にはビールやサワー、チーズ味にはワインにぴったりだ。
立元「クルマのドリンクホルダーに入るのも嬉しいですよ」
菊地「匂いがすごいことになりますけどね(笑)」
と、他の2人もとっくに認知していた人気商品。セブンイレブンに寄ったらぜひ手にしてみてほしい。
最後に推してくれたのは、まさかのチョコレート。40代以上には比較的新しいお菓子に感じられるが、誕生は1994年。もうすぐ30周年を迎えるロングセラーだ。チョコとビスケット、それぞれの味が優れているのはもちろんのこと、その分量バランスが秀逸で飽きがこない。
ちなみに「アルフォート」とはブルボンによる造語で、冒険や夢をイメージして生まれたワード。チョコに船が刻まれているのはそのためだ。
村田「女子のキャンプに甘いものは欠かせません。アルフォートは値段も手頃だし、ビスケットがあるのでボリューム的にも満足度が高いんですよね。『もう1品なにか買おうか』というときに、買い物かごに加えて間違いありません」
アルフォートはウイスキーのお供にするユーザーもいて、当連載のテーマである「お酒のお供」としても成立。袋スナックに比べてかなりコンパクトなので、キャンプに持参しやすいのも高ポイントだ。
ということで今回はアウトドア女子・村田くれあさんの推しお菓子をご紹介したが、懐かしさ感じる駄菓子から、ワインに合わせるチーズ系菓子など、バリエーション豊かなラインナップ。特に、今考えるとキャンプではしょっぱいものばかり食べている気もするので、甘味をラインナップに混ぜるのは、次のキャンプでは是非採用したい。
さて次回は、アウトドアブランド「grn outdoor」の立元真さんが推しお菓子を熱烈レコメンド。お楽しみに!
Photo/Taizo Shukuri
The post 酒好きキャンパーがイチ推しする「お菓子」セレクション。#2(NorMo Ayase GARAGE 村田くれあ) first appeared on GO OUT.