日本中のカングー オーナー、ルノー ファン、そしてクルマ好きが集まるイベント「カングー ジャンボリー 2022」が、10月16日(日)に富士山を望む山梨県の山名湖交流プラザ きららで開催された。今回のカングージャンボリーでは、新型カングーの日本仕様が初めてお披露目されるというサプライズも! 天気にも恵まれ、たくさんのカングーファンの笑顔に彩られたイベントの様子をレポート。

カングーファンが集まる一大イベント「カングー ジャンボリー」とは?

カングー ジャンボリーは、2009年に第1回が開催され、オンライン開催を含めると今回で14回目。リアルイベントとしての開催は3年ぶりで、開催を待ちわびたカングーオーナーらが日本全国から山中湖に集まった。

今年の参加台数は1903台、参加人数は5025人にのぼる大盛況となり、単一車種をテーマとしたファンミーティングとしては国内最大級だ。

今回は「フランスでは“働くクルマ”として活躍しているカングーで、日本人が面白く遊んでいるらしい」と本国フランスからもメディアの取材クルーが訪れるなど、海外からも注目を集めるイベントになっている。

イベントのテーマは「フレンチスタイルの休日」。

カングー ジャンボリーのテーマは「フレンチスタイルの休日」。パリの休日といえば、マルシェや蚤の市巡りが楽しみのひとつだが、カングージャンボリーでもバラエティ豊かなブースやカングーオーナーによるフリーマーケットが毎年恒例となっていて、まるで本場のマルシェのような雰囲気に。

フリーマーケットには、カングーをモチーフにしたキーホルダーやキャンドルなど、カングー愛にあふれたここでしか手に入らないアイテムがずらり。ほかにも、趣味を思いっきり楽しんでいる人が多いカングーオーナーだけに、レザーやウッドで作るDIYアイテムや手作りスワッグ、ヴィンテージ食器、クラシックカメラ、ミニカーといったこだわりのアイテムが並び、賑わいを見せていた。

また、広大な会場を歩いているといろいろな催し物に出会え、参加者それぞれが自由に自分らしい休日を楽しめることも魅力だ。オリジナルキャンドルや真鍮アクセサリー作りなどのワークショップ、ボルダリングやスラックラインといったアクティビティ、ドッグラン、大道芸などのパフォーマンスまで、広い会場を散策するだけで楽しいイベントになっている。

愛車自慢やオーナー同士の交流も楽しみのひとつ。

盛りだくさんのプログラムのほかに、カングー ジャンボリーで多くの参加者が楽しみにしているのが、カングーオーナー同士の交流や愛車自慢だ。

遊び心満載なカスタムや個性豊かな使い方で、一台として同じクルマがないのがカングーの魅力のひとつ。愛車のリヤゲートを開けてテーブルやイスを広げてノンビリ過ごしながら、クルマを見に来たオーナーと談笑する人も多く、オシャレなカスタムや稀少な車種には人だかりができることも。

また、スペシャルゲストとして、カングーオーナーでもある安田大サーカス 団長安田さんも参加。相棒の愛車「ダングー」も展示された。

この日のために愛車のダングーを趣味である自転車と同じデザインにカスタムしていた。

今回は3年ぶりのリアル開催ということもあって、特にのんびりと過ごしながら、交流を楽しんでいる人が多かった印象で、参加者それぞれが主役となって自由にのんびりと楽しめるカングー ジャンボリーの長所に磨きがかかったものとなった。

カングーをベースに広がるカルチャーも提案。

また、ルノー・ジャポンがカングーオーナーと一緒になって取り組むプロジェクトや、カングーを使ったライフスタイルの提案も随所に展開されていた。

“農業”や“野菜”をキーワードにカングーオーナーたちが繋がる「カングーファーム」からは、普段の農作業で活躍しているカングーが野菜を積んで登場。

糸井重里さんの「ほぼ日」とカングーとのコレボレーションで生まれた「ほぼ日カングーKIOSK」は、ダブルバックドアを開いた先にワクワクが詰まった移動販売車。ほぼ日の定番アイテムに加えて、カングーをモチーフにしたTシャツやサングラスを販売した。

また、参加者から着なくなった古着を回収。来年以降のカングージャンボリーで販売するオフィシャルグッズとして生まれ変わらせる取り組みも行われ、多くの参加者が古着を持って集まった。

新型カングーがサプライズお披露目!

今回のカングージャンボリーでは新型カングーがいち早くお披露目されるのでは!? とカングーファンの間でも話題となっていたが、その期待に応えてサプライズでステージ上に登場すると、会場は拍手に包まれた。

新型カングーの日本仕様を発表する ルノージャポンの小川隼平社長。

こちらが初お披露目となった新型カングーの日本専用仕様。精悍な顔つきに変わったヨーロッパ仕様の新型カングーとはイメージが違い、アイコニックな黄色いボディカラーにブラックバンパーなど従来のカングーの可愛さを残したルックスに。そして、ヨーロッパ仕様の乗用車モデルはバックドアがハッチバックになっているのに対して、日本仕様ではダブルバックドア(観音開き)を採用している。

ルノー・ジャポンの小川隼平社長が「カングージャンボリーに参加している日本のカングーファンの声が本国フランスにも届きました」と語ったとおり、日本のユーザーの声を反映した日本専用の仕様に仕上がっている。発売は2023年春頃を予定しているということなので、詳細の発表が楽しみだ。

「会場が近づくにつれて、道を走るカングーが増えていくワクワク感や、入場口にカングーがずらりと並ぶ様子など、リアル開催ならではのお祭り感が楽しかった」という声も多かった今回のイベント。新型カングーが発売となる来年はいったいどんなイベントになるのか、その盛り上がりに期待したい。


(問)ルノー・ジャポン www.renault.jp

Photo/Dai Yamamoto

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情報提供元: GO OUT
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