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コーヒーショップというと喫茶店やカフェのイメージが先行しがちですが、銀座にお店を構えて8年目を迎える「トリバコーヒー」は、飲食店の併設はせずとことん「コーヒー」にこだわるコーヒー豆専門店。銀座の本店は、世界中から届くコーヒー豆を最適な焙煎で提供するために設置された3台のロースターや、最新のエスプレッソマシーン、いろいろな方法でコーヒーを淹れることを研究するためのラボまで備える、まさにコーヒーに特化したようなお店。
そんなトリバコーヒーの代表 鳥羽伸博氏が、かねてより交流のある小林節正氏の手掛けるイベントということで「GO OUT CAMP DOSHI」に出店。アウトドアでのおいしいコーヒーの淹れ方を披露するワークショップや、普段は見られない限定の「ヤマコーヒー」をはじめアウトドアライクなグッズが展開されました。
キャンパーの集まる会場で行われたコーヒーワークショップでは、アウトドアでの一杯を前提とし「できるだけゴミを出さずに淹れる」ことをテーマに、ペーパーフィルターなどは使わず、パーコレーターやエスプレッソメーカーを使いながら鳥羽氏流の淹れ方を披露。
「コーヒーはどこで、誰と飲むか。シチュエーションが大事です。粉の量はどのくらいだとか、水の適量とか、温度がどうとか、そんなに構えずにもっとカジュアルでいいと思います。平均点以上の味が出せればあとはシチュエーション次第でおいしいコーヒーが楽しめるはず。特にアウトドアで飲むコーヒーは周囲の景色や音を楽しむほうが大切かと」。
ワークショップというと技術的なことを教わるイメージですが、ここでは淹れ方については案外あっさりしたもので、むしろコーヒーに対する固定観念を取り払い、美味しくいただくためのスタンスが知れるワークショップとなりました。
イベント会場では、マウンテンリサーチとのコラボパッケージである「ヤマコーヒー」を展開。以前にマウンテンリサーチと行ったイベントで考案し特別にブレンドしたというアウトドア向けのスペシャルパッケージです。
上記のワークショップでもこのヤマコーヒーをベースに、エスプレッソメーカー「マキネッタ」やパーコレーター用に粗めに挽いた豆を使用。写真からも分かるようにオイルが多く含まれていて、筆者が大雑把に淹れても甘みがあって美味しくいただけました。残念ながら通常販売はない限定商品となっていますが、今後もアウトドアイベントへの出店時には購入できるかも!?
最後に、トリバコーヒーの店頭やオンラインでも購入可能な、アウトドアと相性抜群なアイテムをピックアップしてご紹介。
コーヒー匙 ¥13220
京金網の技術を使い、とうふすくいや茶こしなどを手仕事にて製作している「京都金網つじ」のコーヒー匙(さじ)。湯豆腐などをすくう匙が有名ですが、こちらはコーヒー豆向けの匙。銅製のため、飴色へ経年変化するのも魅力。
【佐藤卓デザイン】オリジナルキャニスター ¥1280
グラフィックデザイナー佐藤卓氏によるオリジナルデザインのキャニスター。湿気や日射しに弱いコーヒーは、
密閉できる保存缶に入れてあげるのが理想的。デザイン性も機能性も兼ね備えた一品。
Mountain Research O.C. Shirt majotae/マウンテンリサーチ オープンカラーシャツ(麻世妙) ¥28500
マウンテンリサーチ のパジャマシャツをベースに、生地には大麻布を現代に甦らせたファブリックブランド「majotae」の大麻布を使用した別注アイテム。インラインにはないカフス付きのパターンで製作されているのがポイント。
オトナの街、銀座から極上のコーヒーを届けるトリバコーヒー。今回のイベントでは普段は見られないアウトドアへのアプローチを見せてくれ、イベント参加者たちの関心も高くワークショップもブースも盛況。アウトドアとコーヒーは切っても切り離せないほどに密接な間柄だけに、今後のアウトドアに向けた展開も見逃せません。
Photo/Fumihiko Ikemoto
■トリバコーヒー https://www.toribacoffee-online.com
The post 銀座の名店「トリバコーヒー」が仕掛ける、アウトドア×コーヒーの新展開。 first appeared on GO OUT.