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キャンプに欠かせないものと言えば、テントやテーブル、イスといったギア類。でもそれ以上に重要なのがクルマ! 外遊びだけでなく日常生活でも活躍してくれ、サイトに彩も添えてくれるクルマの役割はとても重要。
でも、キャンプギアのように気軽に購入したり増やしたりできない分、クルマ選びはかなりの悩みどころですよね。乗り心地、性能、そして見た目やカスタムなど、実際のユーザーから聞けたら参考になりそう。
それなら実際にスナップで出会ったテントサイトから、おしゃれで快適なキャンプのためのクルマを見てみましょう!
OWNER:k23さん
キャンパーから便利、との意見が多い観音開きのバックドア。キャンプ中は車内に置いた荷物を出し入れするシーンが多々あり、気軽に開け閉めできるドアの方が圧倒的に便利だろう。そんな観音開きのクルマは海外での流通は多いものの、国産車となると選択肢が少ない。
人気のランクルも70以前のモデルでのみ見られる仕様だったが、実は80にも観音開きのドアが存在する。それがこの80GX。登録車数自体が少ないため、かなり稀なクルマだ。
K23さんは、このリアドアのつくりとディーゼルエンジンが決め手となり購入。さらに角目のライトに変え便利さはそのままに、クラシックな装いを手に入れた。
ウッドを中心としたリビングは、テーブル周りですべてが完結する配置。
OWNER:aolllllloiさん
未だ納車待ちオーナーは絶えず、中古車市場では新車以上の高値がついているというスズキの新型ジムニー。そんな話題のクルマをいち早くゲットしたaolllllloiさん。家族でのキャンプはもちろん、ソロや母子キャンプへ出掛けることもあるため、家族4人が乗ることができるサイズ、四駆であることを条件に2台目のクルマとして購入。
9ヶ月待ちの末、半年程前に納車されるとさっそくバンパーを変え、オーバーフェンダーを取り付けタイヤのサイズをアップしたりと足回りを強化。また山道や川の浅瀬、砂地と足場の悪い場所をジムニー仲間と走りに行くなど、本格オフロード車を満喫している様子。
この日は3家族でのグループキャンプ。それぞれ持ち寄ったギアを並べ、大判サイズのスノーピークのタープ下に並べた。
OWNER:ひーさん
ランドクルーザーの歴代モデルはさまざまな偉業を成し遂げてきたが、この通称ヨンマルは世界にランクルの名を広めた名車だ。もとは警察予備隊への納入を目的に誕生し、世界的に有名なクロスカントリー車と肩を並べるまで開発が進んでいった。
そんな中、乗用メインで設計されたのがこのモデル。米国展開のため開発されたが、逆輸入車が大ヒットし国内販売をスタート、その後24年に渡り世界中で販売されたロングセラー。
そのため愛好家が多く、ひーさんもそのうちのひとり。年季が入った今、冷暖房機能はほぼないに等しいが、それでもこのクルマに乗り続ける意味があるのだと話してくれた。
名作と言われるモスのタープをはじめ、老舗ギアメーカーが集まるサイトは、古きよき時代のアメリカを彷彿とさせるスタイル。
OWNER:Hanahana80さん
1980年代後半頃から生産されたトランスポーターの名で有名なメルセデスベンツのフルサイズバン。Hanahana80さんは、古いクルマの不便さを楽しみたいと、あえてこの208Dをチョイス。世界中で何万台と売れた人気車種であり、当時は三菱ふそうが代理店として販売。
しかし、現在の中古車市場での流通量は少なく、偶然出会えたのはまさに幸運だ。商用メインで作られたこのクルマは大人が立って歩けるほどの高さがあり、家族5人が乗っても余りある広さ。
そのため車内をキャンピングカー仕様に改造する人も多い。Hanahana80さんも絶賛カスタム中で、今後は内装を板張りにする予定だ。
ウエアで有名なラブの珍しいタープをクルマと連結させリビングの庇にした。クルマの色と相性が◎。
Photo/Taizo Shukuri
先日10月22日に発売された別冊GO OUT CAMP STYLE BOOK Vol.15では、キャンプサイトで見つけたクルマをピックアップ。先輩のおしゃれキャンパーがどんなクルマを選んだのか、タメになるポイントがギッシリ。紹介した4台のほかにも、合計117台のクルマが一堂に終結し、読み応えたっぷりの特集です!
キャンプサイトの作り込みはもちろん、クルマも自分にぴったりの1台を選ぶことができれば、外遊びがより一層楽しくなること間違いなし!新旧問わず、さまざまな趣向のクルマが見られる今回の別冊GO OUT。永久保存版になりそう!
■別冊GO OUT THE CAMP STYLE vol.15 定価¥1100