- 週間ランキング
置いておくだけで絵になるスタイリッシュで実用的な家電を送り出す「BALMUDA(バルミューダ)」から、アウトドア風味なワイヤレススピーカーが発表された。
昨年発売され外遊び好きからの指示も得ているLEDランタン「BALMUDA The Lantern」も記憶に新しいところだが、新作のスピーカーも先日こちらの記事で紹介したところ大きな反響を呼んだ。
外出自粛でもっぱら自宅にいる時間が長くなっているいま、インドアライフのお供としては最適な注目作を早速試してみた。
BALMUDA The Speaker ¥35200(直径105×高さ188mm)
まずはスピーカーについてザッとおさらいしたい。
このスピーカーの一番の特徴は、なんと言ってもLiveLight機能を備えた中央にある3基のLEDユニットだ。「ビート」「アンビエント」「キャンドル」と3パターンの輝きから楽曲や気分に合うものを選ぶことができる。
また、スピーカーなだけにもちろん音像へのこだわりにも抜かりない。密閉型の有機ガラスが、曲本来のバランスはそのままに立体感と臨場感のあるサウンドを作り出す構造に。さらにアウトドアラバーにとっては嬉しい、充電式で外に持ち出して使うことができる、見てよし聞いてよしの全方位型スピーカーなのだ。
まず最初に惹かれるのが、バルミューダらしい斬新かつミニマムなデザインだ。
このThe SpeakerはまるでLEDランタンのような趣になっている。屋内ではもちろん、庭や旅先で空間のコーディネートに一役買ってくれるだろう。
注目のLiveLight機能は、独自のアルゴリズムにより0.004秒の速さで音を光の輝きへと変換。楽曲に合わせて踊る輝きはまるで焚き火を見ているかの如くずっと見ていても飽きのこない楽しさがある。暗闇をほのかに照らす光と音楽に包まれて、贅沢なおうち時間を過ごすことができそうだ。
付属しているのはスピーカー本体、充電器、説明書の3点のみ。デバイス類のセットアップやらが苦手な筆者にとって、付属品が少ないのは安心材料のひとつである。
本体背面の下部にあるボタンも実にシンプル。まるで旧車のコンソールのようなスイッチの少なさだ。一番左の電源ボタンを押すとバルミューダ製品ではお決まりの心地いい効果音が流れる。
あとはスマホやパソコンとBluetoothで接続するだけで音楽を楽しむことができる。
Bluetooth接続は障害物があったり距離が一定以上離れると弱まってしまうが、試しに自宅の1階にスピーカーを置き、スマホを2階へと持って行ったが問題なく音楽が流れていた。
Bluetooth以外に3.5mmミニジャックの外部入力端子を備えているので、AUX入力にも対応している。
このワイヤレススピーカーがすごいのは、デザインだけでなく音にもとことんこだわっているところだろう。音の輪郭をクリアにする密閉型のエンクローシャーに、立体的な音像を作る独自ドライブユニットを搭載。
低音は下方から、高音は頭上から、ボーカルは目の前から聞こえてくるような奥行きのある音が、上むきに設計された77mmフルレンジスピーカーによって、どこにいても・どこに置いても同じように高音質で聞こえるのだ。
スピーカーのポジショニングを気にしなくていいのは、家や旅先での使用においても大きなアドバンテージといえる。
使用していて充電がなくなってくると、充電器差込口の上部にあるランプが点滅して知らせてくれる。付属の充電器でを使用して約2.5時間でフル充電が可能。バッテリーの連続使用時間は約7時間なので、1泊の旅行でも十分活躍してくれそうだ。
大きさもこのスペックにしては比較的コンパクトな上に、重量も約1kgと軽量だ。ただし、購入時に本体が入れられている箱以外にいわゆる収納ケースがないので、外へ持ち出す際はサイズの合う緩衝材入りの収納ケースを探す必要がある。
また庭や外で使用する際は防水ではないので雨には注意が必要だ。動作温度も0℃〜40℃と使用範囲が設けられているので、極端な低温・高温の環境での使用も念の為控えるか、寒さ暑さ対策をして気をつけて使おう。
ランタンのような佇まいと3パターンの選べるLiveLight機能、全方位に行き渡るクリアで奥行きのある音像など、デザインとスペックが見事に融合した唯一無二のスピーカー。
The Speakerは、現在バルミューダ公式サイトを始め、家電量販店や主要ECサイトにて予約を受け付け中。6月中旬頃より順次出荷とのことだが、大人気のバルミューダだけに気になった人は早めの予約がオススメ!
Photo/Mai Tanaka
(問)バルミューダ https://www.balmuda.com/jp/