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最近ジムニーをカスタムしたことでも話題になった「MAULBEERE(マウルビーレ)」は、カーパーツブランド「D.A.D」を運営するギャルソンが立ち上げた新アウトドアブランドだ。そんな新鋭ブランドからこの春登場した、きゃりーワゴン用の折り畳みテーブルトップがキャンパーの間で話題となっている。
GO OUT WEBでも先日こちらの記事で紹介して大きな反響を呼んだ注目のアイテムなだけに、その実力が気になるところ。ということで、アウトドアフィールドにて実際に使ってみた。
MAULBEERE「キャリー用 折畳テーブル」¥7480
(2枚セット/ 1枚あたりW35×D1×H53cm)
これは、キャンプフェス会場や駐車場の離れたキャンプ場で、ギアの運搬時にめちゃくちゃ頼りになるキャリーワゴンをそのままテーブル化できてしまうという、一石二鳥な折り畳み式のテーブルトップ。
ワゴンをテーブル化する発想はこれまでもあるにはあったが、ほとんど公式アイテムがなく、木製のスノコなどを使ってD.I.Y.するのが主流となっていた。
しかし、D.I.Y.初心者にはハードルが高いうえ、取り付けても安定感がなかったり、折りたためないので収納時にかさばるなどの欠点があった。
この「キャリー用 折畳テーブル」なら、コールマンの「アウトドアワゴン」をはじめ様々なブランドのキャリーワゴンにセットすることが可能だ。具体的には、ワゴンの四隅が三角コーナー状になってるタイプで、幅53cm、長さ97cmまでのサイズのキャリーワゴンに対応。
ニュートラルアウトドアの「オフロードキャリアワゴン」やグローバルワークの「Carry Cart」などの前後のタイヤを収束して平たく折り畳めるタイプや大型タイプにはサイズが合わず取り付け不可となっているので注意が必要だ。
キャリーワゴンへの取り付けの手順は実に簡単。
アルミフレームを固定するホルダーをワゴンの四隅に取り付ける。四隅に差し込むだけの簡単設計なので、説明書を見なくてもできてしまう。
次は四隅に取り付けたホルダーに天板を固定するためのフレームをセット。これもフレームを差し込んだら抜けないようにひねるだけの簡単な作業。特別力もいらない。
フレームがセットできたら天板をセットするだけだが、この時、裏にあるスライドパーツをフレームに合うように調整する必要がある。スライドパーツはストレスなくスムーズに動くのでここも特に手間取ることはない。
天板をセットする際は少し押し込む力が必要だが、体重をかけるように押し込めば女性でも装着できる範囲だ。天板を外す際も同じように少し力がいるが、コツをつかめばラクに取外しが可能。フレームに親指を添えて天板を両手で抑え、巻き上げるように持ち上げれば簡単に外すことができる。
このように、思っていた以上に設営は簡単! 取り付け工程さえわかってしまえば、初めてでも2分〜3分でできてしまう楽々設計となっている。
天板のサイズは、1枚でW35×D1×H53cm。2つ合わせれば幅70cmになるため、デュオキャンプならメインテーブルとして申し分ない。ミニマルなスタイルであれば3人でも必要十分だ。
高さとしてはローチェア用のテーブルとして最適。どのワゴンでも高さはさほど変わらないので、ロースタイルテーブルといって間違いないだろう。
使用感としては、一度固定してしまえば安定は想像以上によく、モノを置いても天板がグラついたり凸凹になる様子はない。
フレームと天板はアルミニウム合金でできているため、軽いだけではなく耐久性に優れているのもポイント。耐荷重の表記こそ公式な発表はないが、体重45kgの成人男性が天板に座っても問題ないほどだ。
そのため、ダッチオーブンなどの重量級ギアも乗せておけるのは嬉しいところ!
多人数キャンプでも、サイト内の物置として、高所への設置が必要なウォータージャグを置いたり、コンテナテーブルのような使い方もできるので、汎用性はかなり高い。
そしてなんと言っても、このテーブルの最大の特徴といってもいいのが、天板のセパレート設計だ。
先述の通り、幅35cmの天板が2枚セットとなっているため、使い方にアレンジが効く。2枚を繋げてもよし、離してもよし、もしくは片方のみをセットしてもよし。
中に入れてあるモノを取り出すのに、いちいち天板を外すのは億劫。なので、例えば最初から1枚だけ天板を外しておいて、サイドテーブル兼収納コンテナとして使えるというのは、他にはない魅力といえる。
また、運搬時は折りたたんだ状態で専用の収納袋に入れておけばコンパクトに。重量も1.6kgとテーブルとしてはかなり軽量なので、いつものギアセットに追加しても対して気にならないだろう。特に、できるだけ荷物を減らしたいキャンプフェスには最適だ。
軽量・コンパクトで耐久性も◎、しかも設営もラクラクなうえ、セパレート設計で実用性まで兼ね備えたワゴン用折り畳みテーブル。天板の色はモノトーンからアースカラーまで全6色展開。ワゴンやサイトに合わせてカラーを選べるのも嬉しいところ。
これだけの機能性を備えたアウトドアテーブルが、税込み7480円で手に入ると考えれば、実際かなりコスパが高いといえるんじゃないだろうか。キャンプギアの新定番となる日も近そうだ。
Photo/Mai Tanaka
(問)ギャルソン https://item.rakuten.co.jp/dadgarson/10006291/