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普段はシェルやフリースをスタイリッシュに着こなしているGO OUTパパたちにも、ちょっとしたパーティーや子どもに同伴するセレモニーなど、ジャケットやタイが必要なタイミングがある。だからと言って、ガチガチのスーツスタイルもちょっとジブンらしくない……。
そんなGO OUTパパたちも納得できるカッコが知りたい!! ということで、さまざまなタイドアップスタイルに定評があるショップ「ビームス プラス 原宿」で、GO OUT的、“オトナで、ちゃんと”なコーディネートを提案してもらいました。
スタイリングを担当してくれるのは、ベテランスタッフの楠瀬三邦さん。自身も休日はアウトドアパパとして奮闘中なので、まさにタイムリー。説得力も抜群です。
「ボクも4歳と2歳の子どもがいて、保護者会などに出席しているので、堅苦しくなりすぎないフォーマルな着こなしをする機会が増えました。そんな経験も踏まえ、今日はGO OUTパパにオススメのスタイリングを紹介してみます」。
ということで、オススメのコーデを選んでくれた楠瀬さん。こちらはトラベルジャケットとトラベルパンツのセットアップをメインにしたコーディネート。清潔感のあるタイドアップスタイルで、凛とした印象も漂う。
「全体的に、素材感でちょっとアクティブな印象を出すことを意識しました。まず、セットアップはコットンライクな機能素材で作られています。そのためジャケットを脱いでバッグに入れてもシワにならないし、ストレッチも凄く効いているから子どもを抱っこしてもストレスフリーです。
そのセットアップを中心に、シャンブレーシャツとニットタイで、ほどよくカジュアルにドレスアップしてみました。それでもフォーマルな場所の足元は、革靴が鉄則ですね」。
一見するとベーシックだけど、実はアウトドアパパらしいこだわりが満載。そんな着こなしのポイントを、早速チェックしていきましょう!!
本来、正装ならオックスフォードシャツかブロードシャツが王道だけど、GO OUTパパにはほどよくカジュアルな印象があるボタンダウンシャツがオススメだとか。
「ボタンダウンシャツはアメトラを代表するアイテムですが、ニットタイと合わせることでアクティブな印象を出すことができます。ポイントはニットタイの色をソリッドカラーにすること。そしてシューズの色と合わせることで全体の統一感を出すことができますよ」。
他にもオススメのシャツとタイのコンビがこちら。どちらもラフな素材感がカジュアルな雰囲気を醸し出している。
「シャツのカラーリングは、入学式の季節感を意識するならブルー系がいいですね。春っぽい色合いだし汚れも目立ちにくいから、1枚あると重宝すると思います」。
フォーマルなスタイルでも、さりげなくワンポイントで遊び心をプラスできるのが腕時計。でも日常で愛用している多機能なアウトドウォッチはスポーティ過ぎる。 そこで楠瀬さんは、ほどよくカジュアルなミリタリーウォッチをセレクト。
「僕は80年代のミリタリーウォッチを愛用しています。ベーシックなハミルトンカーキのモデルで、ちょっとチープな感じがお気に入り。フェイスもコンパクトだからジャケットの下から覗かせても違和感がないし、コーデの邪魔になりません」。
ビームス プラスには、フォーマルなスタイルにもマッチするカジュアルな腕時計も揃う。もちろん日常でも愛用できるものばかり。
「正装にも使えるスポーツやミリタリーをベースにしたモデルを選んでみました。価格もロレックスに比べると手頃ですよ(笑)」。
シャツやタイをカジュアルに寄せているため、シューズはオーソドックスな革靴をチョイスしたい。ドレス過ぎない着こなしにも合わせやすい一足として、楠瀬さんがオススメするのがアメトラの王道ブランド、Alden(オールデン)のプレーントゥシューズ。
「このセットアップはスタンスミスとかにも合うけど、今回は正装なのでベーシックな革靴を履きたいですね。BDシャツを合わせていてアメトラ感もあるから、そういう意味でもオールデンは相性がいいと思います。ちなみに、これは別注のクレープソール仕様だから歩きやすいですよ」。
アメトラの定番ブランド、オールデンには幅広いスタイルに対応する普遍的な革靴が多く存在する。ビームス プラスの別注モデルも要注目。
「プレーントゥはバーガンディのコードバンのモデルもいいですね。もちろん定番のローファーもオススメ。このあたりは正装だけでなく、デニムやチノパンなどのカジュアルコーデにも合うから汎用性も高いですよ」。
タイドアップするほどでもない、プチフォーマルなスタイルが求められる場所もある。そこで、もう少しカジュアルにしたい場合はこんなスタイもオススメだとか。
「このジャケットは風合いのある素材感でメタルボタンなので、かなりカジュアル。そのぶんシャツはホワイトカラーでベーシックに。パンツはカーキを選んだけど、オリーブもオトナっぽいですよ。お子さんの発表会や保護者会は、これくらいラフでもいいかと思います」。
ビームス プラス 原宿が提案する着こなしは、機能素材やカジュアルなアイテムを取り入れながらも、清潔感のある佇まいが最大の魅力。遊び心もプラスしたいけど、ほどほどにするのが秘訣のようです。
「TPOに合わせた着こなしは基本ですが、卒園式や入学式で重要なのは清潔感です。パパとして参加するなら、自分は主役じゃないってことを念頭に置いて、あまり目立ち過ぎないように。遊び心はなるべく最低限に抑えた方がいいと思います」。
Photo/Shouta Kikuchi
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