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電車の中で座るための戦略とアクションプラン…。コンサルティングを展開するみずほリサーチ&テクノロジーズが、こんなタイトルの提案書を公開しました。その枚数はなんと94枚。電車で座るための戦略を真剣に練り、どうすれば座れるのかを延々と綴っています。このユニークな提案書はSNSで反響を呼び、注目を集める存在となっています。
みずほリサーチ&テクノロジーズは2024年3月15日、JR山手線でトレインジャック広告を展開すると発表しました。肝心の広告内容は、「電車の中で座るための戦略とアクションプラン」という提案書を抜粋したもの。電車で座るための方法を真剣に考え、電車内広告としてそのアクションプランを掲載しています。
提案書のテーマは「電車で座るための戦略」とユニークですが、その内容は大真面目。検討テーマの絞り込みや調査・分析、具体的なアクション内容の検討やアクションプラン立案など、コンサルティングファームが真面目に作成する提案書の体を成しています。さらに、電車内では座って過ごしたいと考える人の割合や、座れなかったときのストレス傾向、座るために必要な戦略などを盛り込んでいます。
例えば、座るための戦略として、次の施策を提案しています。
・利用区間の駅の階段位置などを確認し、利用区間内で降車客の多そうな車両を選ぶ
・座れる可能性の高い座席を推測するには、例えばエリア別の降車者の特徴を踏まえ、座っている乗客の服装などをもとに降りる可能性を推定する
・座席が空いた際に素早くかつ安全に移動できるよう、手荷物をコンパクトにまとめておく
しかも提案書は全94ページにおよぶ超大作。「電車内で座る」をいかに真剣に考え、方策を練り出しているかを窺うことができます。
ふざけつつも大真面目に戦略を練り上げた提案書は、SNSで大きな注目を集めています。SNS上では、「本当に面白い」や「真面目に分析している」「電車内広告も出しているのがすごい」「バズりそう」「5枚くらいにまとめてほしい」などの声が上がっています。
関連リンク
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
https://www.mizuho-rt.co.jp/
「電車の中で座るための戦略とアクションプラン」資料
https://www.mizuho-rt.co.jp/company/brand/pdf/kaiketsu.pdf