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免疫力を低下させる原因が口呼吸です。そもそも人間は普通は鼻呼吸をする生き物。口呼吸すること自体が間違いです。その間違った呼吸を続けることが免疫力の低下を招きます。そして結果的に、長生きすることができなくなってしまうのです。
もともと鼻は呼吸をする器官なので、外の空気が入ってきてもゴミやばい菌を鼻毛や繊毛によって除去。きれいな空気を体に送り込む作りになっています。
しかし、口は呼吸するための気管ではないため、ゴミやばい菌が肺の中にそのまま入ってしまうわけです。また、口呼吸は口の中の乾燥を招きます。これも免疫力を低下させる一因になるのです。
多くの人が朝起きたら水を飲んだりするように、起きたらのどが渇くものと思われがち。しかし、普通はのどは乾かないのです。たとえば、枕元に水を用意しているというのは、ある意味で異常事態といえるでしょう。寝ているときに口を閉じていると口は乾くことはありません。
実際、ある大学病院で65歳以上の人にふだん口が渇くかのアンケートをとったところ、7割以上が渇くと答えたといいます。一方で、同じ質問を80歳以上の人にしたところ、乾くと答えた人はわずか3割でした。
残念ながら口呼吸している人は免疫力が低下して、65~80歳の間に脱落してしまっているというわけ。だからこそ、長生きしようと思ったら、しっかり口を閉じて鼻で息をすることを心がけることが大切です。