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50度というのはダニの体を構成するタンパク質が変性する温度。この温度になると、いわば火傷を負った状態になるため、死んでしまうのでした。
家庭用衣類乾燥機は、温度が高いものは70度以上、低いものでも55度以上になります。コインランドリーであれば、毛布やタオルケットはもちろん、かけ布団まで入れられます。30分~1時間ほどでダニ対策が可能です。
布団乾燥機も50度以上にすることが可能。ただし、布団乾燥機でダニ対策をするにはコツがあります。熱風が当たらない場所があると、そこがダニの逃げ場になってしまうからです。
通常、布団乾燥機は人間が寝るようにタテにセットする人が多いでしょう。それを、敷布団の上に横にセットするのです。はみ出た敷布団を布団乾燥機をくるむように折り曲げます。
その上から掛け布団をかけると、敷布団をムラなく50度以上にできるというわけ。これで1時間以上、乾燥させます。布団でダニの温床となるのは敷布団。敷布団を集中的に50度以上にするのが効果的なダニ対策なのです。
その意味で、ダニ対策には炎天下の車の中も有効。炎天下の車の中は、真夏なら50度以上になります。布団をひっくり返すなどして2時間程度入れておけば、すみずみまで50度以上になるのです。