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ハードな運動を続けると免疫力が低下することがあります。フルマラソンのあと、多くの人が風邪などの感染症にかかるのはその好例です。感染症にかかってしまうと筋肉疲労の回復どころではありません。
外部から侵入してくる細菌やウイルスを防いでくれる抗体が多く存在するのが腸管。発酵食品に含まれる植物性乳酸菌は、この腸管免疫システムを強化する働きがあるのです。
また、筋肉疲労の回復のためにと動物性タンパク質を日常的に食べていると、腸内の悪玉菌が増えて腸内環境が悪化してしまいます。発酵食品の植物性乳酸菌は、善玉菌を増やしてそのリスクを減らす役割も果たすのです。
渡り鳥が長距離を飛び続けることができるのは、羽の付け根にイミダゾールペプチドという疲労回復物質が多く含まれているため。回遊魚のマグロやカツオにも疲労回復物質は豊富に含まれています。
これまでのカフェインなどの疲労回復成分は、覚醒作用で疲労感を一時的に先送りするものがほとんどでした。それに対して、イミダゾールペプチドには強力な抗酸化作用があり、体内に発生した活性酸素が細胞の機能を低下させるのを防ぎます。
すなわち、筋肉疲労の根本原因を取り除いて回復する作用があるのです。そして、この疲労回復物質が豊富に含まれているのが、鳥の羽の付け根にあたる鶏むね肉。だからこそ、筋肉疲労の回復に効果があるのです。